見出し画像

2022.9.4 FC町田ゼルビア vs ファジアーノ岡山 J2第34節アウェイ遠征レポ―ト「感じた岡山のポテンシャルと熱気」

アウェイ遠征レポートという初めての試み。
よろしければ、最後までお付き合いください。

学生だし、コロナ禍だけどもう学生最後の夏休みだし、どうせ1人だからまあいいかと思い、岡山へ。


以下では、題名にある通り、行って感じた岡山というか、ファジアーノ岡山への羨ましさを偉そうに書いてます。いろいろと不快にさせてしまったらすみません。

1.アクセスの良さ

まずはスタジアムの場所。
新幹線停車駅である岡山駅から大通りを真っすぐ20分くらい歩いたら着く好立地にスタジアムがあった。駅前には町田の比じゃないくらい大量のレンタルサイクルが置いてあって、スタジアムのある運動公園?にも大量のポートが。これで徒歩やバス以外にも自転車でスタジアムに行ける。ポートが満杯でも返却できる仕組みがあって、60分100円でお財布にも優しい。町田みたく坂も無いからそこまで疲れない。

これなら初めてスタジアムに行く人にも優しいし、誘いやすい。

2.会場の広さ

アクセスが良いことは上で述べたが、エンタメ会場としての魅力もあった。
シティライトスタジアムは、運動公園の一部で、敷地が広い。一方、町田GIONスタジアムのある野津田公園は、運動公園という性格はあるものの、山の上に建てられており、周りには木が生い茂っていてイベントのために自由に使える土地は少ない。

甲府とか西京極、さらには日産スタジアムもそうだけど、陸上トラックがあって、外周が長いのはネガティブだけど、スタグルの待機列やイベントブースを広く取れて、動線が確保しやすいため、1万人入ってもスムーズに動けた。

一方のGスタは、5000人入っただけであちこちがパンクして、スタグルの待機列も整備できず、動線が詰まってしまうことが多い。テニスの壁打ちのところや丘の上グランドなどにキッチンカーを配備できるか?と言われると厳しいし、会場としての魅力に欠けてしまうのが現状。

3.スタグル

スタジアムグルメ(スタグル)はサッカー観戦の楽しみの1つでもある。

町田もスタグルに関してはアウェイサポーターや初めて来た人などからポジティブな反応を貰えてると感じるが、1つのキッチンカーが捌ける人の数には限りがあり、待機列用のスペースの確保すらも厳しいのが現状。

しかし、今回行った岡山はキッチンカーではなく、テントの中にすべてがまとまっていて、注文から会計までがスムーズだった。事前予約もやっていて、並ばずにスタグルを楽しめるのも良い。クレカやQRコードなどの各種決済手段にも対応しており、財布に千円札が入っているかも微妙な私には優しかった。

食べ物のジャンル別にテントが分かれており、お目当てのものがどこにあるか探すのに手間取ったが、どこも同じくらい列が伸びていて、列が均等になるような工夫だと捉えた。

あとは、ビールや飲み物のテントが独立していて、フードはフード、ドリンクはドリンクで分かれているのも良かった。おそらく、どのテントも毎試合あるもので、ある程度メニューも固定なのだと思うが、町田戦限定メニューも用意されていて、常連のサポーターにも飽きさせない工夫がなされていた。

最後にスタグル関係だと、エンブレムがプリントされたス〇バ風の紙袋だろうか。大体どこのスタジアムも無難な半透明の白のビニールだけど、日常使いもできるような感じで、持って帰って使えたりするのが嬉しい。

無印良品が9月から紙袋を有料化したけれど、あの紙袋にまで有料化の波は来てしまうのだろうか。

4.岡山の街にファジアーノ岡山があることの魅力

実際に足を運んで思ったのが、土日に若者が遊ぶ場所が少ない気がした。倉敷とかイオンモール、三井のアウトレットくらいか。あとは広島や大阪など県外に行くのだろうか。

一方の町田は、駅前のルミネなどの駅ビルや南町田のグランベリーパーク、電車では簡単に渋谷や新宿の繁華街にも行ける。さらには多くのスポーツチームにも囲まれていて、サッカーだけでもマリノス、川崎、FC東京、東京V、湘南、相模原などキリがない。町田市内に住む人でも下手したら日産スタジアムや味スタのほうが近い人だっているかもしれない。

40万人以上が住んでいて、ポテンシャルはある街なのは確かだけど、周りに土日の娯楽が多すぎる。

試合当日は、ユニホームのプレゼントもあってか、ホームチームのサポーターだけで1万人近くを集めていたのが羨ましかった。なぜなら、今のFC町田ゼルビアで人が集まる試合は、アウェイサポーターが半分くらいだったり、アウェイチームのスター選手や再昇格1年目での開幕戦のセレッソ大阪や天皇杯の鹿島など相手チーム見たさ、大分との入れ替え戦や2018の東京Vとの優勝のかかった最終節などのその試合自体の価値の高さが目的であって、ゼルビア目的な人は少ないと思うからである。

でも週末の試合はみんなファジアーノ岡山が目的で来てるように見えたのが羨ましかった。
サッカーの内容以前にJ1のレベルに今のチームは無いんだなと感じさせられた試合でもあった。

次の日に行った倉敷でもお店の人が前日の試合について話していて、文化というか毎週同じ時間にバラエティー番組やドラマを見るようにサッカーの試合を見る習慣があるように思えて、土日にファジアーノ岡山の試合があることの重みというか大きさを感じた。

5.ファジサポの言う「うねり」の正体

たまにTwitter上で、ファジサポがうねりが~とつぶやいているのを見かけていたものの、正直それがよくわからなかった。

でも実際に現地に行ってその正体がわかった、気がする。それはアウェイサポーターとしては非常に嫌なものだった(褒めてます)。

そのうねりの正体は、チャンスシーンで応援が盛り上がったり、決定機で客席がざわつくことだと私は感じた。

本当に何気ないトラップ1つでうわーって観客が沸くのが本当にビジター席に居て嫌だったし、ピッチの選手には圧になっている気がした。逆にこれがホーム&アウェイの魅力だし、ホームの力だと思う。

野津田でこういうのって滅多にないし、むしろアウェイサポーターにジャックされてしまうこともコロナ禍前は少なくなかった。だから余計に羨ましく感じた。


さいごに

こうやって長々と岡山良いなー羨ましいなーって言ってきたけど、町田を離れることで、町田や東京の魅力、野津田やゼルサポであることの良さにもたくさん気づけた。

町田周辺には遊び場や娯楽がたくさんあって、不便さを感じないこと。
スタジアムは不便な立地だけどそれすらもコンテンツに変えることができること。
ネガティブな話題の多いゴール裏にもゼルビアのことが心から好きで、一緒に戦い最後まで諦めないことの大切さを教えていただいたこと。
FC町田ゼルビアというクラブがメガベンチャーの組織の中にあって、クラブの変化のスピードが速くて付いていくのが大変な時もあるけれど、それが幸せであることなど。

チームによってカラーが違ったり、勝ち負けに一喜一憂できるサポーターやJリーグの魅力にも気づけた。


心から行ってよかったと思えるアウェイ遠征だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?