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やっぱり山派かも

久しぶりに地元に帰省した

今年は雪が多くて
あたり一面真っ白だった

あ〜帰ってきたなあと感じる

わたしは生粋の山育ち
四方八方が山に囲まれた
海抜400m以上の土地で生まれ育ち
小中高、校歌は必ず山を讃えていた

山に囲まれていると
どこからどこまで山なのかわからない
山の麓で育ったのか
山の中で育ったのか

山が遊び場だった
虫をとり、花を摘んで
栗とか柿とかりんごとか勝手にとって食べたりしていた

子供の頃、
海に行くのは一大イベントだった
最寄りの海まで3時間
1日がかりの年に一度の大イベント

だからか、
未だに海に強い憧れがある

海はわざわざ行くところだ
山とは違って

海に行くたび
潮の匂いと音を感じるたびに
なんとも言えない高揚感を味わうことができた

子供の頃の憧れって
大人になっても尾を引くって
こういうことなのかと思う

そんなんだから、
わたしは山派か海派かと言えば
海派だと自覚してきた

けど、
でも、
わたし山派でした

今年は特に雪が多くて、
実家の周りは真っ白だった

雪山に連れて行ってもらった
あまりにも美しかった

雪が深く積もっていると
世界がシーンとする
空気も極限まで冷たくなって
肌に刺さるような感覚になる
視界は真っ白

五感すべてが浄化される気がして
あまりに気持ちよかった

そういえば子供の頃から
カレンダーの暦よりも
山の雪や、
春の桜、夏の新緑、秋の紅葉で
季節を感じていた

そんなことを思い出して
急に山が愛おしく感じられた

結局山育ち、
山に育てられて
守られている

わたし山派だった

ご飯派かパン派かと聞かれて
どうしてもご飯を捨てきれない感覚と近いかも🏔

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