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えねるぎっしゅ

前期の必修英語Presentationではボロカス英語力を晒し続けてたんだけど、最後の授業で、色々あって教室に1人だけ最後まで残っちゃったから帰り際に「お世話になりました」的なことを言ったら「君のプレゼンはエネルギッシュで良かったよ」みたいに褒められて、言う人によっては皮肉の可能性もあるけど、これは素直に嬉しかった。単位ももらえたし。
他人からもらった褒めフレーズの中では、MAXIMでの「度胸ある」と並ぶくらいに印象に残ってる。

「エネルギッシュ」「度胸ある」
就活ってなってくると自己分析とか必要になってくるんだろうなぁって、そう考えてると、こういうある程度距離ある大人から向けられた言葉って重要なのかなとも思ったり。自分のセールスポイントってこういうとこなのかなと。行動力、フッ軽、



エネルギーと言えば、最近、森美術館でやってたアナザーエナジー展に行きました。

「アナザーエナジー展」では、今なお世界各地で挑戦を続ける70代以上の女性アーティスト16名に注目し、その活動に光を当てます。16名の年齢は71歳から105歳まで、全員が50年以上のキャリアを誇ります。また、出身地は世界14カ国におよび、現在の活動拠点も多岐にわたります。彼女たちは、それぞれが置かれた環境や時代が激しく変化し、美術館やアート・マーケットの評価や流行が移り変わるなか、それらにとらわれることなく独自の創作活動を続けてきました。
本展では、絵画、映像、彫刻、大規模インスタレーションにパフォーマンスなどの多彩で力強い作品約130点を通して、彼女たちを突き動かす特別な力、「アナザーエナジー」とは何かを考えます。

全然行く予定なかったんだけど、なんも予定決めずに会った友達と散歩がてら訪れました。
それにしても六本木の、なんかタワーみたいなとこにあって、お洒落でした。落ち着いた感じのお洒落。3Fからエレベーター乗っていきなり52Fまで上げられたときは何事かとビビったし、なんか街並み全部が小綺麗で高級チックだった。

てかエネルギーとエナジーが同じ言葉だって知った時はまあまあ衝撃的だったよねどっちもカタカナ語として認知してるから未だに別単語として捉えてる節がある。


展示の方はというと、企画のコンセプトがアーティスト自身にスポットを当ててるものだからもっと事前に調べてから行けば良かったかなとは思いました。「アナザーエナジー」についてのインタビュー動画も一応その人の説明と一緒に流れてたけど軽く流しちゃったし。つまり、キャリアの長い女性アーティストを特集してたわけだけど、その長い年月がアーティストごとにどう作品に活かされてるのかとかの説明がもっとあればよかったという所存。
でも全体的に激動の時代を生きてきた人たちだから、政治的なメッセージはストレートに伝わってきてそういう意味では非常に「エナジー」をビシビシ感じました。

企画展のコンセプトはそんな感じで、各作品の方はというと、まず入口を通るとすぐにバーロウの大型彫刻があって、立体作品メインの展示会なのかなとか思ってたら次は絵画で、って感じにジャンルはバラバラだった。そういう意味ではボリューミー。中には、詳しくない人が「現代アート」って聞いて思い浮かべるような、ミニマリズムというかあまりにも概念的な作品もあってちょっとよくわかんなかったけど、ひとりひとり見所というか見応えのあるものばっかだった。

ガイゲルの「内臓位相」シリーズはおもしくて好きでした。幾何学的とは言わないまでも無機質で抽象的な絵画で、機械の設計図や地図に見えなくもないような作品で、こういうのがシリーズであるとコレクションしたくなるなあって感じ。
絵画で言ったら、カーンの作品はカンヴァス全体の色合いと描いてる内容から力強さを感じた、エナジーって感じ。シンの作品も描いてる内容から考えさせられるものではあったんだけど、特にこっちはインドっぽい色使いとごちゃごちゃ感が好みでした。
あとレイシーは、フェミニズムに関するパフォーマンスの映像が壁一面に映されてて、エンゲージド・アートってやつ?その映像を我々は問いが書かれたベンチみたいな横長の椅子に座って見るんだけど、その映像は同時に3つ流れててでも音声は順番にどれか1つから流れてるから視点はごちゃごちゃしなくていいっていう、地味に自分にとっては新鮮なスタイルだった。


とか他にもたくさんの展示があって、ボリューミーでやっぱりエナジー的なものを感じました。森美術館、綺麗なだけじゃなくてワークショップとかもやってるみたいだしあとお土産グッズも充実してた。奈良美智と草間彌生と村上隆のグッズをとにかく推してることはよく伝わってきました。


とりあえず記録用に雑な感想だけまとめてこれで終わります。


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