署名参加のお願い

こんにちは。ringodonです。今日は10月5日に投稿したオンライン署名を解説します。


署名全文

我々は、ロシアの独裁政治の終焉と民主化を求めます。ロシアは国民の自由と人権を脅かす行為を行ってきました。ロシア憲法では表現の自由が認められているにも関わらず、政権批判をするとでっち上げの罪で拘束されます。これはロシアの自由と民主主義が絶望的に欠如していることを示しています。

2005年のロシアの民主主義度は5.02(混合政治)だったのに対して、2023年には2.22(独裁政治 中)になっています。ここから、言論弾圧が明らかにひどくなっているのがわかります。

反体制派のリーダー、ナワリヌイ氏は、モスクワ市長選の前にでっち上げの罪で拘束されました。また、フランスの化粧品会社を騙したと言う嘘の罪で拘束されたこともあります。2020年毒殺未遂にあい、奇跡的に回復し、帰国した時は詐欺罪横領罪などでっち上げの罪で拘束されています。自己紹介を間違えただけで懲罰されました。また、過激派に資金提供してナチズムを復活させた罪等を課され、禁固19年追加されました。そして2024年命を落としました。これらの罪は全てでっち上げであり、虐待を受けているロシア国民はたくさんいます。反戦や反政権的な発言を行って拘束された人たちは、拘束されるべき人ではありません。彼らは平和的に抗議しただけです。

ウクライナ侵攻後ロシアでは言論弾圧がさらにひどくなり、反戦を訴えたら軍の信頼を意図的に落としたとか、国家反逆罪を課されるようになりました。

このまま放っておくと言論弾圧がさらにひどくなりロシアは自由にならなくなります。そのため黙っていることができなくなりました。憲法では自由が保証されているのに政権批判したらでっち上げの罪で拘束されるのはおかしいです。このような状況に対処するために、我々は国際社会の皆さんに連携して行動するよう訴えます。ロシアに再び自由が戻ってほしい、ロシアが国民が安全に暮らせる国になってほしいと言う思いがあります。ロシアは政府に批判的な言論をして拘束された人を今すぐに釈放するべきです。署名してロシアにおける自由を保証するよう訴えましょう。

できれば、tokyo@mid.ruまたはaccrebit@gov.ruに次の要請文を送ってください。

tokyo@mid.ru
 

accrebit@gov.ru


要請例文

Dear Russian President, I request the following. Unconditional release of those detained for anti-war or criticism of the regime. Stop the suppression of anti-war and anti-regime groups. Immediate withdrawal from Ukraine.

Many Russian citizens have been detained on trumped-up charges. The Russian Constitution guarantees freedom and allows for peaceful demonstrations and rallies. In reality, the Russian Constitution is not being observed.

Please conduct your politics in accordance with Articles 29 and 31 of the Russian Constitution.And withdraw immediately from Ukraine and do not act to threaten the Russian people.

The invasion of Ukraine is a violation of international law. After the invasion of Ukraine, anti-war protesters have been detained on trumped-up charges. Please observe international law and the Russian Constitution.

署名リンク

なぜ署名を始めたのか~ringodonの思いとともに解説!


ウクライナ侵攻以降、ロシアでは反戦デモが相次ぎました。しかし、これらは当局によって弾圧されていきました。

モスクワ(CNN) ロシア軍のウクライナ侵攻が始まって以来、ロシア国内で反戦デモに参加していた6400人以上が逮捕された。しかし参加者が拘束される様子は国営テレビでは一切報道されていない。

ロシア語の署名嘆願サイトには1日午前までに、ウクライナでの戦争に反対する署名が100万以上も集まった。

https://www.cnn.co.jp/world/35184287.html

反戦デモや政権批判を行っただけで拘束されると言うのは明らかにおかしいです。日本じゃあり得ないことですが、ロシアではこれが日常的に起こっています。また、子供でも政権に歯向かうと当局に拘束されます。

2022年10月、モスクワに住むヴァルヴァラ・ガルキナさん(10歳)はウクライナへの支持を示す絵を描いて、警察から尋問された。母親は家宅捜索を受け、強制的に「予防プログラム」を受けさせられた。その後、迫害を恐れたガルキナさん一家は国外に出た。

2023年11月、サンクトペテルブルクのイェゴール・バラゼイキンさん(16歳)は、ウクライナへの侵攻に抗議して2カ所の軍関連施設に燃料入りボトルを投げつけた。軍事裁判所ではこれらの行為をテロ攻撃とみなされ、禁錮6年の判決を言い渡された。

ロシア中部イェフレモフのマリア・モスカルリョワさん(12歳)は、学校で反戦の絵を描いたために、1年後の2023年3月、ひとり親の父から引き離され、孤児院に入れられた。マリアさんの父親は罰金刑を受け、その後ソーシャルメディアでの発言が「軍の信用を失墜させた」として懲役2年を言い渡された。マリアさんは孤児院でストレスと孤独感に悩まされたが、世間の非難の声で親戚と暮らせるようになった。

2022年9月、西シベリアにあるブリヤート共和国の反体制活動家ナターリヤ・フィロノワさんはウクライナ戦争への予備役兵動員に反対して逮捕され、里子の息子(16歳)は孤児院に入れられた。フィロノワさんは、「当局の代表者に対する暴力」という身に覚えのない容疑で起訴され、昨年8月、2年10カ月の実刑判決を宣告された。

https://www.amnesty.or.jp/news/2024/0610_10360.html

ロシア憲法では「ロシアは民主国家」と表しています。また、29条で「個人の思想・言論自由を保障する」としていて、第31条では「平和的に、武器を携帯せずに集合し、会合、集会およびデモを行う権利を保証する」としているのにも関わらずです。

ロシア国内で起こった反戦デモは全て平和的なものです。緊急事態でもないのに言論弾圧を行うと言うのは、明らかに憲法違反です。

今のロシアでは、ロシア憲法第29条と第31条が守られていません。憲法違反を行ってまで政権を維持しようとする今のロシア政府に対して黙っていることはできませんでした。

ウクライナに平和が戻り、ロシアに自由が戻ってきて欲しいと思っています。10月5日に公開したオンライン署名はこのためのものです。ウクライナに平和が戻り、ロシアに自由が戻ってきて欲しいと思う人は署名に参加してみてください。

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