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ワンコ徒然ソロキャン

7月の下旬、犬連れで行ったソロキャンプ。
連日酷暑日の続く都心を避けて、霧ヶ峰に行こうと思った。
霧ヶ峰と言うと、10人が10人エアコンのCMの話になる。
目的の霧ヶ峰キャンプ場は、ペットNGなので、少し手前の富士見高原のフリードックサイトのあるキャンプ場にした。

車に乗るのが好きで、一緒に出かけたがるうちのワンコも、キャンプとわかっているのか朝からテンションが高く、ソワソワしている。
3時間近くのロングドライブになるので、途中のSAで休憩をとりながら走った。
今時のSAはドッグランが整備されていて、いい気分転換になるので助かる。

キャンプ場のチェックイン前に、山梨県北杜市 八ヶ岳南麓にある「ひまわり市場」に寄り、清里の「清泉寮」でお昼ご飯を食べるスケジュールを組んでいた。

ひまわり市場は、テレビでも何度か取り上げられていて、赤字から独自の経営戦略で立て直し、わざわざ遠方から買い物にくるお客さんもいる連日大賑わいのこだわりのスーパーだ。
店長がマイクを持って、パフォーマンスをして各売り場の責任者をアベンジャーズと呼んでアピールしている。
私が言った時は、「メゾンカイザーでチーフをしていた〇〇さんのつくるパンがすごい」的な話だったと思う。
実際、私はサンドイッチを2個もかってしまった。

キャンプで食べる食材は地元のスーパーで買うことが多い。
地元にしかない食材や、美味しいお惣菜に出会えるから。
ひまわり市場は値段が安いわけではないが、品揃えや品質で他のスーパーと一線を画している。
その時食べた、バンからはみ出るほどの具材がはさまったサンドイッチの味は贅沢で、近くのスーパーで見ない大きさのステーキ肉は炭火で焼き、塩コショウするだけで間違いのない旨さだった。
近隣の別荘の住人を意識した高級な肉やハムか揃っているので、値段よりも味重視な人には好まれると思う。

ぼる塾の田辺さんが絶賛していた自家焙煎コーヒーロールも買った。
デザート好きなのに、甘すぎるのは苦手なわたしには、甘さ控えめな中に苦味があり好みの味だった。
ただローソンのプレミアムロールケーキ162円に比べて、一切れ378円はなかなかの値段だ。
大量生産でなく、材料にもこだわりがあるのだろう。
まあ、納得。

ひまわり市場で買い出しを済ませて、清里の清泉寮へ向かう。
清里の広々と広がる高原の景色は、何度来ても素晴らしい。
この辺りに来ると、日差しがジリジリとした夏でも、空気はきれいでさわやか。
ワンコも気持ちよさそうに歩く。

清泉寮のファームショップに車を停め、散策コースをしばらく歩き、野外のベンチで、ひまわり市場で買ったサンドイッチと家で淹れたドリップコーヒーとで食べた。
毎朝豆から引いたコーヒーを淹れて、スタバで買ったタンブラーに入れて出勤するのが習慣なのだが、キャンプ場にも持参した。
キャンプ場で淹れるコーヒーの豆も家で挽いたのをビンに入れて持っていく。

ランチを済ませるとちょうどいい時間になったので、目的のキャンプ場に向かった。

気温35度を超える都心から23度のキャンプサイトのある高原は、天国だった。
夜は16度まで気温が下がり寒いくらいだったが、蚊や虫もほとんどいなくて快適だった。

サイトは車ごと入れるオートキャンプ場なので、設営している間、車のドアを開けたままにしていると、サイトのクンクンチェックを済ませたワンコが安心して車の中で寝てくれていた。

ソロキャンプをするようになって、寝床はコットにしている。
コットというのは折り畳みの簡易ベットみたいなものだ。
コットをテントに入れるには広めのスペースが必要なので、5人用のワンポールテントを持って行った。
ワンコには家で使っているLL beenのドックマットを設置して寝床は完璧。
でも、いざ寝る時には、いつもベットで一緒に寝ているせいかワンコが狭いコットで寝ようとする。
仕方ないので我慢して体を寄せて狭い隙間に寝かせていると、そのうち寝返りが出来なくて、自分からドッグマットに戻って行った。

2日目の朝もさわやかな晴天で、テントやターブをきれいに乾かせた。
撤営を済ませて、ビーナスラインを通って白樺湖、車山高原、霧ケ峰高原をドライブした。
絵葉書のような高原の広々とした景色と、遠くに見える八ヶ岳を眺め、自然と日頃のストレスが溶ける感覚を味わう。
仕事に疲れると緑の中にに身を置きたくなる。日頃のつまらない雑念がどうでも良くなるスイッチがそこにある。

コロボックルヒュッテ

ランチは霧ヶ峰の「コロボックルヒュッテ」の予定だった。
「ゆるキャン△」の聖地巡りの影響か、連休を避けて平日を選んだにも関わらず、すでに店内は満席で入り口にも入店待ちの列ができていた。
目的は名物のボルシチとトーストだったが、すでにトーストは売り切れの案内がでていた。
絶景テラス席はワンコもOKなので楽しみにしていたが、犬連れでの行列待ちはあきらめた。
犬連れで入れるお店を探すのも面倒だったので、そのまま帰路についた。
車の中で、家で焼いて持って行った全粒粉のパンをかじりながらお腹をなだめた。

帰りは疲れていたのかワンコもいびきをかきながらぐっすり寝ていたので、結局SAに寄らずに帰った。





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