ヤナーチェクピアノ新譜

画像1 何やら不思議の小庭に迷い込んだところから、このアルバムは始まる。まばらな草木をかきわけ、少しずつ進むと、小鳥のさえずりにしか聞こえなかった音楽が、ところどころ理解可能なメロディに変わってくる。小庭を抜けるとダンスを踊る古木に出会う。古木は大きな幹を揺らしながらこちらに近づいてくる。3分ほどかけて二メートルすすむくらいのスピードで待つのもあきてきた。でも澄んだ空気は旨い。この小品は、そんな感じの作品です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?