「テニスの王子様」を分析する(118):意識の向かう先

ついに、「推し」の登場するコマについて書くときがきてしまった!!

輪から抜け出すように、センターラインを越えていく。

許斐剛『テニスの王子様 14巻』集英社、2002年、P.75。

その場に留まったままの向日と、リョーマの動きに気が付いた桃城から
離れるようにリョーマは歩き出す。

リョーマは言葉を発するが、その言葉(フキダシ)は本来はこのコマを囲むための枠と同化している。

リョーマの言葉は、外に向けて発せられている。
もうこの輪の中の話は終わったと、言わんばかりに。


散文と批評『5.17.32.93.203.204』に、テニプリ論考を寄稿しました。
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