「テニスの王子様」を分析する(131):ざわめきと静けさ

対照的なコマが、連続して並べられる。

許斐剛『テニスの王子様 15巻』集英社、2002年、P.165。

見た目、あるいはデザイン上の違いとして、
黒色が主体のコマと白色が主体のコマであることは分かりやすい。
それだけでなく、使用されるフキダシも大きく異なる。
トゲのように鋭利なフキダシと、丸いフキダシから受ける印象は大きく異なる。

焦りと、落ち着き。
物語を知らずとも、フキダシの中の文字を読まずとも、それぞれのダブルスが置かれた状況がひと目でわかるコマだと言える。


散文と批評『5.17.32.93.203.204』に、テニプリ論考を寄稿しました。
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