大量出血、切迫流産?からの絨毛膜化血腫 体外受精からの妊娠 6W4D
6W4D突然の大量出血
※グロテスクな描写がありますのでご注意ください。
その日は朝から雨でした。バスで通勤する私は、雨のせいで遅延することが予想できたため、最寄りのバス停よりも本数が多いバス停まで歩いて行きました。そのバス停も、最寄りではないけど、徒歩7分程度。そこからなかなか来ないバスを20分くらい立ちっぱなしで待っていました。
やっときたバスは激混み。座る場所などなく、そこでも15分近くは立っていました。
少々不安にはなったものの、まあでも激しく動いているわけじゃないし。
駅から会社までは徒歩20分。
バスの遅延で遅刻寸前ということもありタクシーで行くことにしました。
デスクワークの私はそこからはいつものように過ごします。
少し違ったことと言えば、今月退職される方の慰労会が週末にあり、参加をお断りしに、自分がいる棟からちょっと離れているところまで行ったことくらい。
幹事の方に、妊娠をしたこと、飲み会に参加できないこと、まだ安定期に入っていないので周りには秘密にして欲しいことを伝えました。
幹事の方は妊娠をとても喜んでくれ、その笑顔にすごくほっこりしました。
そんな感じでいつものように過ごしていたところ、午前9時半ごろ、突然ドバッと、下から出血しました。
トイレに駆け込みます。
ヤバい、二日目レベルだ‥。
血の塊も出てきていました。
トイレを出て上司に事情と早退を伝え、急いで不妊治療院に電話をしました。
ただタイミング悪くその日は休診日で、急遽、近くの産婦人科に行くことにしました。
ちょうど旦那も休みだったため、産婦人科にくるよう連絡しました。
普段ならなんてことない待ち時間がとてつもなく長く感じます。
この間も出血は続いています。
あーもうきっとダメだ、流産したんだ‥と気持ちが沈んでいきます。
やっと医者に呼ばれ、内診台にあがった途端、股から血がダラダラ出るだけでなく、レバー状の大きな塊までドロンドロンと出てきました。
出血は生理二日目どころじゃありませんでした。
超音波で赤ちゃん確認
超音波で内診すると、まだ赤ちゃんはいました。
胎嚢もあり、心拍も確認できました。
とりあえず肩にホルモンの注射を打ち、今日明日は安静にし、明日改めていつも行く病院に行くように告げられました。
医者に聞きそびれたので、注射を打ってくれた看護師さんに、あの出血はなんだったのか、診断名はあるのか聞きました。
診断するなら、切迫流産。
流産とはついているけど、まだ流産はしていない。
けど流産しそうな状況。
詳しい診断は明日いつもの病院に行って確認をさしてもらった方がいい、とのことでした。
旦那との不和
家で寝ていたところに呼び出されたからか、イライラ気味の旦那。
私がどういう状況かピンときていないからかもしれません。
私が電話で状況を話しているときから、病院で落ち合い、タクシーで帰宅するまで、終始イライラしたような感じ。
最初の電話から、旦那の態度に傷付いていた私も段々とイライラしてきました。
タクシーから降りたった瞬間、またドカドカとレバー状の塊が落ちてきました。もうトイレは無理だと、旦那に下着と腹巻き、厚手のパジャマを用意するようお願いしました。
「は?!腹巻き?!んなのどこにあんだよ!!」と強い語気で返されたときに、私の我慢が限界に達しました。
子供みたいに泣きながら「そんなイライラした物言いはやめて!!!!」と叫んでしまいました。
さすがに子供みたいにうおんうおん泣きながら叫ばれ旦那もたじたじ。
泣きながら風呂場に行きズボン、下着を下ろすと一時間前につけた大きいナプキンは血に染まり、未だかつて見たことない量の血の塊がナプキンの上に乗っかっていました。
更に、股からボトボトと血の塊が落ちてきます。
トイレットペーパーでなんとか拭き取りつつ、新しい下着と服に着替え、後片付けは旦那に任せ、なんとかベッドに横になりました。
その間も旦那の態度を思い出しつつ、不安もあり、ワンワン声に出して泣いていました。
片付けが終わった旦那がそばにきて「ごめん」と。
「ごめんじゃねーよ!!あんだけ血を流して切迫流産って言われて不安で&#_/@!!わーん!!!」泣きながら怒りをぶつけました。
旦那もさすがに大反省。
抱きしめてなだめながら謝ってきました。
私もだんだん泣き止み、落ち合いてきました。
こういう不測の事態に弱い旦那は、オロオロするというよりイライラしやすいタイプ。
それはわかっていたので、段々と冷静になりました。
続く出血
横になってはいるものの、ジワジワ出血が続きます。
トイレに行くと、ポトポト塊が落ちてきます。
泣き疲れて一眠りして、起きたらベッドシーツに血が染みていました。
ナプキン、下着、腹巻き風厚手パンツ、厚手パジャマを通過して血がついてしまいました。
シーツマットにまでついてしまい、急遽取り替え。
また着替え、更に2枚折りしたバスタオルを2枚重ねてその上で寝ました。
朝9時半から始まった出血は、15時くらいにやっと落ち着きをみせてくれました。
翌日再度いつもの病院へ
大量出血は落ち着いたものの、まだうっすらと出血していました。
ルテウム膣坐薬を入れると赤黒い血が指につきます。
昨日の病院では確かに赤ちゃんの心臓は動いていたけど、あれから更に出血していて今日また動いている確証はない。
いつもかかっている不妊治療の病院に朝一番に電話し、なるべく早い時間に予約を取りました。
病院でいつも通り受付をし、先生に呼ばれるまで待ちます。
昨日よりも気持ちは落ち着いているものの、赤ちゃん心拍止まってるかな、と悲観的な気持ちでした。
順番になり、内診台に上がりました。
超音波検査で胎嚢も赤ちゃんも、そして心拍も確認できました。
私はほっとしたものの、先生から難しいような雰囲気を感じました。
超音波で映し出された画面に映る胎嚢のそばに、今まではなかった黒い影が見えました。
絨毛膜化血腫だと言われました。
それから更に2週間の安静を伝えられました。
また、GWに入ることもあり、大きめの総合病院に受診しておくよう言われました。
総合病院の診断
総合病院の婦人科に予約をとり、出血から4日後に受診しました。
やはり超音波映像に黒い影が映っています。
ただ、ここの医師からは、以下のように言われました。
「血腫としてはそんなに大きくないです。
この時期の流産は赤ちゃんの遺伝子の問題だから、安静に横になってても流産は食い止められません。だから、デスクワークなら普通に仕事にも行っていいと思います。さすがにずっと立ちっぱなしや重労働は避けてください。でも家事や通勤で歩くくらいは問題ないです。」
なんだか拍子抜け?
いや、でも違う。
もう流産したらしたでしょうがない、ということなんだろう。
医師としてはダメな時はダメだからその時はさらりと諦めてって感覚なのかな。
私はせっかくお腹のなかで芽生えた命に必死に縋ろうとするし、自分にできることならなんだってやりたいって思っちゃうけど‥。
とりあえず、不妊治療の医師から言われた通り2週間は安静にして血腫が悪化しないように安静にしようと思いました。
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