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「You scared me.」

前回のつづき

30分ほどして、震えは小さくなった。

わたしは医療従事者でもないし、すごく大袈裟かもしれないけれど、「走馬灯のように…」というのを体験した気がした。

少し状態が落ち着いて、二人の看護師さんはまたあとで見にくるねって去っていった。

小さくカタカタ震えながらも、「あ…生きてる…」って思った。


しばらくして看護師さんがやってきて、

「You scared me.」

と、看護師さんが笑顔で言った。

直訳すると、

「あなたは私を怖がらせた(驚かせた)」

いや、怖かったのはこっちじゃいっ!!

と思ったけど、これを看護師さんが患者に素直に言っちゃうところ。まずは自分の感情に正直なところ。なんともアメリカらしいと思った。「怖かったね」ってわたしにも寄り添って欲しかったけれど。


「あー怖かったわぁー」

って患者にいう日本の看護師さんいるかな。いたらいいな。看護師さんだって怖いときは怖いもんね。

さすがにこの日はあまり眠れず、何度も目が覚めたけど、無事震えは止まった。


翌日。

朝8時、割腹のいいおじさんが、

「ヘーイ!!なんだ!元気そうじゃないか!さ、君をCTスキャンの部屋へ連れてくぜー♪」

とやってきた。

痛い!って言ってるのに移動ベットに乗せ替えるのめちゃくちゃ荒いし、めっちゃしゃべるし、なに言ってるかわからんし、ベット押すスピード速くてガッタガタなってお腹に響いて痛いし、通りすぎる人全員の名前と共にグッモーニングってでかい声で挨拶して、めっちゃ歌ってるし、もうわたしは昨晩とのギャップについていけず、ミュージカルに突然まきまこれたような感覚になり、ゲンナリしつつもでもやっぱり思わず笑ってしまい、なぜか憎めない。絶対心やさしい人だってのがわかったから。

そして、CT撮って、まだおじさんに行きと全く同じような状態で部屋に連れて帰ってもらった。ドッと疲れた。笑

ドクターも旦那も15時半ごろまで来ない。
昨日眠れてないし、CT往復で疲れたしウトウト寝ていた。


お昼ごはんがやってきた。

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お味噌汁が意外にイケる!

でもプレーンの魚って書いてたの選んで醤油をつけてもらったのに、チーズのソースが乗っている。。

まだまだ食欲はなく、お味噌汁とズッキーニをひたすらよく噛んでいただいた。


15時半ごろ家族が来て、

もちろん、

ドクターは来ない。。


旦那がすぐにナースコールして、「昨日15時半だと言っていたんだ。ドクター来てくれと伝えてくれ。」と言ったものの、OK!と軽い返事で、


17時半…

いよいよ、旦那もイライラピークでまたナースコール。

すると、10秒くらいで来た。

すぐそこおったんやんかっ!!笑

怒っている旦那に一言も謝らずに淡々と説明し始めるドクター。ほんと謝らないよねー。まぁ謝って欲しいわけじゃないけど。。

すると、その日の朝撮ったCTにはなんと、

何も映らなかった。
黒い塊は消えていた。


え?怪奇現象?
やはり種?消化されて消えた?
でも、やはりそんなでかい種なんて飲んだ記憶ないし。。

「昨晩の震えはなんだったの?」
「I don’t know. 」

わかんないんだ。。

「ということで、帰っていいよ。痛くなったらまた来たらいいし。」
「え!今から?!昨日みたいになったら怖いんだけど。。」
「じゃあ、いてもいいよ。君に任せるよ!」

なんやそれ。笑

なんとか一人でお手洗いは行けるようになったけど、まだまだ右腹の同じところは歩くだけで痛いし、これわたしが帰ったら旦那が介護になってもっと大変になるかも。。

でもまた明日二人連れて病院来てもらって、ドクターに待たされて、結局帰るならもうこのまま帰ろうか、ってなった。

ということで、10日間の抗生剤と痛み止めを握らされ、色々と謎のまま帰って来ました。


そのあと、ファミリードクターに今回のドクターと連絡を取ってもらい、詳しく説明して欲しいって依頼をしたらすぐにやりとりをしてくれた。

CTの写真とかももらって見たけど、確かに一回目のCTには黒いのが映っている、でも二回目には何も写ってないと。

「不思議だ… だって、種なんて飲んでないでしょ?だいたいそんな大きいの飲んだら覚えてるでしょ?これは本当なんでだ?よくわからない… ドクターもわからないって言ってたよ。なんだこれは?不思議だーーー。」

何回「不思議」って言うねんってくらい言ってた。笑

と、いうことで迷宮入り。。

わたしにはスピリチュアルとか見えない力とかよくわからないけど、わたしの周りにはそんな力を持っている人たちがたくさんいる。

「お祈り送るね」
「癒しを送るね」
「ヒーリングエネルギーを送るね」
「石が小さくなるように気を送るね」
「お腹に温かい手当てをしているイメージでお祈りしているよ」
「レイキ送るね」

みんな、、、他人のためになんてあたたかいの。。。本当にありがたく受け取った。あのとき、このメッセージたちがどれだけわたしの力になったか。。

入院中、

「昨日全身ビリビリしていたけど、今日もレイキしてるけど昨日より落ち着いてそうだよ?」

と連絡がきておっしゃる通りだった。


よくわからないけど、昔ならこわいーって思っていたけど、最近はそういう力を持つ人たちを否定的な目で見ることは全くなくなり、むしろ素敵だなぁって心から思う。

ということで、医者も不思議だ…と言っていた今回のことは、わたしはみなさんからの「祈り」で消えたんじゃないかって思っている。

(確か、「祈り」っていろんな研究結果があったはず。)


みなさん、たくさんの心配や祈り、本当に本当にありがとう。

無事退院してからも旦那や友人たちにフォローしてもらい、日に日に痛みは薄れていき、現在1週間経ちました。日常が送れるくらいまで復活しています。


芝生を裸足でお散歩して体力回復&エネルギーチャージ中。

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すべてに感謝。

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡