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1年後の現在地

自問自答ファッションに応募し、幸運にも受講の機会を得てから約1年。クローゼットにはサイズ感のあったパンツ、好きと似合うがつまったブラウス、パリッとしたTシャツ、少し冒険したバルーンスリーブのシャツが並んでいる。相変わらずヨレヨレの服はあるけれど、子どもとの泥んこ遊び用と決めている。さよならした服は20点はくだらないはず。クローゼットの中が新陳代謝してすがすがしい。

服だけでなく心境の変化ももちろんある。最も良い変化の一つは、他人のファッションをなにかうらやましいと思う気持ちがなくなったこと。雑誌で眺めていたブランド品を試着し、たとえ憧れていても似合ったり似合わなかったりする経験を通して、「自分が好きか似合うかなりたいかが肝心」の価値観が形成されつつある。

「みんなが持ってるから」「ブランド品だから」「希少価値があるから」「雑誌に載ってるから」という理由で服を選ぶことはできなくなった今、「じゃあ、あなたは何を着るの?」とまさに自問自答するシビアな世界に足を突っ込んでしまったとも思う。当初に探していた仕事着はまだ素材感や色味でしばりがあったけど、私服はほんとうに自分で選べる。ここを課題と感じるのは、自分の色を出していくのがまだこわかったり恥ずかしかったりするのかもしれないけど。

ただ、私服の方向性をある程度はっきりさせれば、同時にコンセプトとずっと探しているバッグとかも探し当てられる予感がある。2023年後半は、勇気をもって自問自答いたします。

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