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5月30日 双子座新月〜生命の力を呼び起こす遊びのマスター




5月30日20時30分頃、双子座で新月を迎えました。

双子座は、情報の受発信、コミュニケーションや学ぶこと、好奇心旺盛にあちこち飛び回ることで自分自身の認識を更新し、新たな可能性を持ち込むサインです。
深刻さを一度ワキに置いて、心と頭を柔軟にし、新鮮な空気を取り入れてみて下さい。
好奇心、遊び心やフットワークの軽さがポイントです。


新月は双子座10度で迎えました。
『 落下する飛行機 』
● 理論やアイデアに過ぎなかったものを実用化したりする、応用的な知性。
● 目的を達成することに関するノウハウを編み出す。具現化のノウハウ。
● ”達成したり成功出来る自分”という自信を身につけ、自分の優れている部分の能力を他者にショーアップする。(競技などで、磨き上げた自分の能力を見せつけるような感じ)
● 無理なことを実際に挑戦し自分の現実的な能力を試したいと思う。またその体験が自分の自信を強めることになる。

という意味の度数。

新月は6ハウスに。
6ハウスは現実的、具体的なことをこなしたり、継続するためにシステム化したり効率化したりと、日々の具体的な行動を整えるハウスでもあります。


これまで描いていたビジョンを具現化するためのアイデアや知恵が訪れる。
具現化するための道筋が見えてきて、具体的な行動を起こす意欲が湧いてくるような時。
ビジョンはあるけど、具体的にどうすれば良いかが見えてこなかったり、どう行動すれば良いかは見えているけど上手くいかない、という人は、自分に合った方法が見つかるのではないかと思います。意識して過ごしてみて下さい。
その分野の先人や成功者の方法を参考にしてみたり、話を聞いたりするのも良さそう。
仲間同士でアイデアや知恵をシェアし合うのも良さそうです。
そして、それを自分が実行できるようアレンジして実践してみるということが大切なのではないかと思います。
誰かのノウハウをそのまま使うのではなく重要な要素を取り出して、自分の性質やライフスタイルに合わせてアレンジし取り組んでみること。

2022年は、創造の力を実際に使っていくターンに入ってます。
これまでビジョンでしかなかったことを現実的に体験していくための具体的な行動を促されています。
ここしばらくのメッセージでも、具体的な一歩や新しい領域への挑戦が促されていました。
これをやろう!と進み出した人もいると思います。
この新月は、やり始めたことを、ちゃんと日々の生活に定着させるエネルギーも強いと思います。
始めてみたけど成果が出ない。とか、なんとなく日常のいろいろで進まない。といった状況に陥ってる人も、継続できる自分に合う方法を探りつつ、挑戦していくことを続けてみたら良いかと思います。そういった環境が整いやすい時でもあると思います。
 
始めにも書きましたが、双子座は遊び心が大切です。これまで試しことのない斬新なアイデアを盛り込むのも良いかもしれません。
また双子座は、退屈なことや成果の出ないものを継続するのが苦手なサインでもあります。
こなせなかったことや出来ないことを見るよりは、出来たことを見てモチベーションを上げていくことも良いかと思います。ゲーム的に楽しんでいきましょう。





今回の新月の天空図は、Tスクエアという成長を促す葛藤の配置とそれをサポートする調停という配置が、2つ形成されています。
こちらの2つのエネルギーは、新月で示されることと並行して、もう少し長いスパンで捉えていく感じ。


1つ目は、水星+ドラゴンヘッドと土星、ドラゴンテイルで形成されるTスクエアと、それをサポートする海王星で形成されるグループ。
水星は5月10日から6月3日まで逆行しています。
今は逆行も終盤に差し掛かかり、見直されてきたものを意識に落とし込んでいるような感じ。
今回の水星逆行のテーマは、
外側に向かってセンセーショナルなものやインスタントに楽しめるものや過剰な刺激を追い求め満足するのではなく、一過性のものではない自分が感じる本当に価値のあるもの、意味のあるものとは何か?ということを見つめ直す。
ということだと思います。

水星はただ今牡牛座27度、逆行の最終度数に滞在しています。
『 ビーズを売るインディアンの女 』
● 自分の大切にしている価値観や文化的な生産物を、人にも感じてもらおうとする。
● 自分の属するもの、民族性やローカルなもの、ルーツなどを大切にし、その価値を他者にも感じてもらおうとする。
● 大切なもの、価値を伝えたりプレゼンする能力。

という意味の度数。

外側に溢れかえる刺激的な価値観に翻弄されることなく、自分の資質、価値観、大切にしたいことを再認識すること。
自分のルーツや本質から湧き出るものを捉えること。
何かになろうとするのではなく、自分を極めていくこと。
自分の土壌に何があるのかが大切です。
それが今後、強力なアンテナとなっていくのだと思います。
もう少し視野を広げると、日本独自のものや文化、日本人の民族性などを見つめ直すことで、何か忘れていた大切な価値あるもの(日本にかろうじて残されている匠の技のようなものや、農の文化とか。そういったことなど)を思い出す。といった作用もある逆行だったのではないかと思います。
外に求めていた宝物は自分の足元にあった。という感じ。
インスタントなものや刺激的なもの目新しいものに引き寄せられがちだけど、自分に脈々と受け継がれているルーツや血を再発見することで、根無し草のように流されていたものから芯のある確かなものを見つけ出すイメージ。忘れてはいけないものを思い出す。そこに自分の創造の原点がある。
風前の灯火のようになってしまっている日本の文化や技術や知恵、農や豊かな自然にも今一度目を向ける時なのではないか思います。

そんな水星に土星が葛藤の配置に。
土星は水瓶座26度。
『 水圧計 』
● 思考・感情・身体などが全体的にバランス良く成長した自分自身の感受性を持って、微細な印象を注意深く察知し、機械では読み取れないようなものまで感知する。
● 自分の全感覚を総動員して、注意深く行動する。

という意味の度数。

これまで染み付いてきたインスタントに流されがちな思考・嗜好を払拭し、自分の価値基準を見直した上で、もう一度自分のセンサーを起動させること。意識レベルの変化を求められています。
今は、旧社会が崩壊し新しい世界が生み出される時なので、これからの行動の選択ひとつひとつが自分だけでなく社会全体にとっても重要なものになってくると思います。


この葛藤をサポートしている海王星は魚座26度に。
『 影響を分割する新月 』
● 自分の魂の根底にある目的をはっきりさせ、その目的に従って、無意識に関わってきた目的に沿わない環境との繋がりを切り離し、純粋に魂の求める世界を育んでいく。
● 自分という”個”を純化するために、自分の魂が真に重要だと思うことに徹底して集中する。

という意味の度数。

意識レベルの変化が訪れ、これまでの生き方の中で魂の歓びではないものを手放していくことを促されます。
自分にとって何が大切なのか。それをはっきりと認識できるようになり、手放しは自然の流れでスムーズに行われていくと思います。
これまで問いかけられてきた、”自分にとっての本当の幸福や豊かさとは何か?”が活かされてくる感じ。頭で考えすぎず感覚的にしっくりくるものを選んでいくと良いと思います。
ちなみに6月14日の射手座満月では、海王星が満月に対し葛藤の配置になります。
ちょっとフライングですが、この射手座満月は、意図していたことではない予定不調和の出来事すら楽しんでいこうとするエネルギーが強まります。
この新月では自分の進む道を明確にして軸を強くしていくエネルギーが強いですが、満月ではその軸を外すような感じになりそう。
前回の蠍座月食の記事にも少し触れていますが、自分の魂の求めるものへと突き進み成し遂げる歓びと、想定外のことを味わうことで広がる豊かさや可能性を手にすること。その両輪がうまく回せるようになること。この2つの感覚を併せ持つことで、リアルタイムを豊かに生きることができるようになるのだと思います。
その辺りの流れが訪れていると思います。
今回の新月では、軸をクリアにしていくことをメインにしつつ、同時にその両輪も意識してみると良いかもしれません。

この水星・土星・海王星のグループはドラゴンヘッド・ドラゴンテイルを軸にしているので魂のルートに沿った運命的な導きを感じる出来事をきっかけに変化していくのかもしれません。
5月の日食・月食でなされたルート変更の地ならしのような感じもします。



2つ目のTスクエア&調停は、火星・木星のコンジャンクションとアセンダント、リリスで形成されるTスクエアと、それをサポートする金星のグループ。

火星と木星は新月の前日、29日に正確にコンジャンクションしました。
牡羊座4度で正確にコンジャンクション。
『 隔離された歩道を歩く二人の恋人 』
● 親密な関係の中で自分の感情や欲求をさらけ出し、味わい深めていく体験をしていくことで、「個」としての自我を知る。
● 自分を「個」として存在させるために、自分の持つ自我というものを認識する。
●「個」としての人間的な感情を育む。
● 誰にも邪魔されない環境で好きなことに没頭する。

という意味の度数。

牡羊座はこの世界に自分を存在させることがテーマでもあり、この世界で生きる原動力のようなものを養います。
今、新しい世界へ移行するために、生命が歓び生命の力が湧き起こるような強い原動力が必要とされていると思います。 
そのクリエーションの原点となるような、自分内の原動力を起動させることを促されてます。魂の望む世界と一致した世界を創造するための強いエネルギー。
3月に冥王星・金星・火星がコンジャンクションし、女性性・男性性の働きを本来のものに軌道修正する強烈なエネルギーがもたらされました。
今回の火星・木星のコンジャンクションは、自分の男性性、具現化の力を何に使っていくのか。自分の生命の力が湧き上がり活き活きとするものは何か。を、改めて発見・実感するような時間となりそう。
誰かに遠慮することなく、また、将来のため、などの計画されたもののためではない、どうしてもやってみたい!これをするのが楽しくて仕方ない!と思えることを思う存分やってみて下さい。
双子座の季節にもぴったりですね。
遊びのエネルギーがクリエーションには必要なのだと思います。
この生命の歓ぶ衝動の力のようなものが、魂の望む世界創造にとても重要になってくると思います。

この火星・木星のコンジャンクションには、アセンダントと7ハウスにあるリリスが葛藤の配置にありますが、こちらは、完成された自己を軸に他者や自分以外のものとの違いを取り入れてみる。というテーマを投げかけています。
はじめの方にも書きましたが、自分で計画したことも大切ですが、想定外の遊びの要素をどれだけ楽しんでいけるのかで、自分だけでは手に入らなかった可能性や豊かさの広がりが全然変わってくると思います。
自分の魂が歓ぶ生命の力の原動力を取り戻しつつ、それを誰かと共有できるようになることで更に可能性が広がっていくイメージ。
自分をしっかり持ちながら、他者や想定外のことからもたらされる可能性に心を開いていて下さい。

金星は牡牛座3度に。
『 クローバーが咲いてる芝地に足を踏み入れる 』
● 自分に自然に与えられた環境を素直に受け入れ満足する。
● 過大な期待をしないことで、自分にふさわしい望む環境が引き寄せられる。
● 等身大の自分の内面と生き方が合致する。
● 等身大の自分の環境に満足できる状態。

火星・木星の示すように、純粋にやりたいことや楽しみにエネルギーを燃やすことで、今まで肩ひじ張って力んできた部分やこだわりが和らぎ、抜けが良くなるのではないかと思います。
金星や木星が関わっているので、楽しく豊かな雰囲気。また、ここでの遊びから色々発展していくこともありそうなイメージです。

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