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6月14日射手座満月〜心を開き未知の可能性を呼び込んでいく

6月14日20時51分頃、射手座で満月を迎えました。

今回の満月は射手座24度で迎えました。
『家のドアにとまっている青い鳥』
● 自分の立場や考え方が確立し、精神的な充実感を得る。
● 立場や考えが確立した後も、異なる見解や新たな出来事に対して閉じずにいつでも開かれた状態でいる。
● 完成した後も新鮮な感受性を失わないようにする。

という意味の度数。

月を照らす太陽は、双子座24度。
『氷の上でスケートをする子供』
● 今ある条件・状況をうまく活用する知恵。
● 否定的条件であっても、視点を変えることで上手く利用することができる。
● 自分が一番したいことを取り組み、それ以外は成り行きに任せる、など活力を効率的に使う。
● やりたいことの優先順位を整理する。
● 自分の限界を見極め、自分のやること・誰かに任せること、手を抜いても良いこと、など上手に分類し、自分のやることに集中できるよう効率化する。

という意味の度数。

この満月は、今の自分の枠組みの中で完結してしまわず、常に新しい可能性に心を開き、進化し続ける瑞々しい心でいること。また、自分の人生をどれだけ楽しんでいけるか。楽しめることに作り変えていけるか。などがテーマとなっていると思います。
やりたいことを全力でやりながらも、まだ見ぬもっと大きな可能性を呼び込んでいく。といったイメージ。
やりたいことを全力でやるために、無駄な作業の効率化を図るなどの工夫をしてみるのも良いと思います。
人生を最大限楽しみ、更により良くしていくための工夫。
起こる事象がプラスの方向に転換されていくよう柔軟な姿勢で捉えていくこと。
楽しみながら自分の可能性をとことん追求してみて下さい。

この満月に、海王星が葛藤の配置に。
海王星は、魚座26度。
『影響を分割する新月』
● 自分の魂の根底にある目的をはっきりさせ、その目的に従って、無意識に関わってきた目的に沿わない環境を切り離し、純粋に魂の求める世界を育んでいく。
● 自分という「個」を純化するために、自分の魂が真に重要だと思うことに徹底して取り組む。

という意味の度数。

5月は、牡牛座・蠍座のラインでの日食・月食を経て、魂レベルでのルート変更が行われました。
今は、水面下にあった新しいルートが少しずつ浮上し始めている時だと思います。

これまで、これが自分の進むべき道だと思ってきたものに変化が訪れるかもしれません。
目指すことは変わらないけど、違うアプローチの方法が見つかったり、見落としていた要素や新たに取り入れたいものを発見したりと、何か新しい状況が訪れることもあるかもしれません。
自分の意図していた事や固定観念を手放すことで、自分が認識してなかった自分の魂の本当の意図に導かれるような時間。
想定外の出来事に心を開いてみてください。
もたらされる出来事の中に、また、ふと降りてきたインスピレーションの中に、自分の心の奥底にあった願いを見出すかもしれません。それは、これまで意図して願ってきたことよりももっと、魂が体験したかった歓びの本質に近いものかもしれません。
魂レベルでの脱皮という感じで、根本的なところから自分に対する認識が変わっていくイメージが湧きます。
魂レベルで染み付いていた”自分らしさ”という思い込みを一度脱ぎ去り、未知のものを取り込んでみたり、これまで試したことのなかった脇道に入ってみることで新鮮な刺激を受け、自分の軸となってたもの自体がバージョンアップされるイメージです。

これからは、自分の世界を自分が創造するという意識がどんどん高まっていきます。
自分の魂の本質に沿って自分の世界を創造していくことが重要ですが、その前に、これまでの三次元的意識の囚われを払い、もっと多次元的な視点をもった自由度の高い意識での新しい世界創造を求められています。
そのために、これまでの狭い意識の領域から意図した事を超えていく必要があるのだと思います。
一見矛盾しているようだけど、自分の殻を破りながら、今まで感じてきた自分の更に奥の領域へ、どんどん近づいていくようなイメージ。
私たちの認識している世界はまだまだ狭く、これから未知数の可能性がどんどん開いていくのだと思います。

この満月に、土星は調停という協力的な配置に。
この満月でもたらされたイメージを着実に具現化できるようサポートしてくれるエネルギーです。
土星は6月5日から逆行を開始しています。土星の逆行は10月23日まで。
この期間は、サクサクと物事を進めようとするよりは、土台の見直し・立て直しに重点をおいてじっくりと腰を据えるイメージ。
新しい観点を盛り込みながら、土台を立て直していく感じになりそう。
自分のやりたいことのために必要な能力を磨き直すこと。足りないものを準備したり補強したりと、土台となるものを整備し底力を上げていくことを重点的にやると良いと思います。
土星は2023年3月までは水瓶座にあり、これまで単なる理想の世界だったものをしっかりと現実に結びつけ具現化していく力を身につけるよう促しています。
今回の土星の逆行は、
● 起こる事象に対し、これまでの自分の経験や固定観念からオートマティックに対応するのではなく、その都度、事象を直視してそれに見合う対応ができるようになること。
● 自分の持つ全感覚・全知性を総動員させて起こる事象を即興で乗りこなす能力を磨くこと。
がテーマとなっています。
自分の小さな意識だけにとどまらず、もっと現実に起こっている出来事自体をしっかりと感じ取り、リアルと自分の意識を同調させていくこと。現実の世界に腰を下ろしもっとよく見てみること。
自分の意識と現象に含まれている多面的な可能性のズレを修正していくイメージ。
自分の固定観念を外しもっと柔軟に現象を捉えることで、見える風景は変わり、次にとる行動の可能性が広がっていく。
現実の世界にしっかりとコミットし、現実に起こる事象をしっかりと乗りこなす力をつけていくことを促されています。

今は、理想の世界を具現化していくターンに入っていますが、この逆行の期間は特に、これまでの旧社会的な固定観念を外し、新しい世界を具現化するための実力をつけていく大切な時間となりそうです。



この満月で月・太陽に直接角度をとってない、他の星も見てみます。

金星と天王星は、6月12日に正確にコンジャンクションしました。
牡牛座17度でのコンジャンクション。
『剣とたいまつの間の戦い』
● 自身の中にある本当の意志を発掘するために試行錯誤する。
● 迎合やごまかしを嫌い、周囲の情報に振り回されず、確信のある考えを持つ。
● これまで疑いなく受け入れていた慣習に対し自己の本心を問い、自己の本心に従い自分の生き方を創造する。

という意味の度数。

天王星は変化を促すエネルギー。
これまで自分にとって居心地の良かったもの、熱中してたこと、価値観、収入源なども含めた豊かさに関すること、などに変化が訪れるかもしれません。
5月の牡牛座での日食は、自分にとっての本当の豊かさとは何か?を問われるような時間でした。
その回答が、変化として現れてくるようなタイミングかもしれません。
自分にとっての本当の豊かさへと進むために、変わらなかったものを変化させるチャンスでもあると思います。
金星・天王星のコンジャンクションは、12日では10ハウス、この満月では4ハウスで示されています。
10ハウスと4ハウスは、社会の中で発揮する自分とプライベートの自分を示します。
公・私、トータルで豊かに充実した人生を生きるために、働き方を変えたり、価値基準や優先順位、基盤となるものに変化がもたらされるイメージ。
感情や感覚の微細な変化や違和感にも意識を向けてみて下さい。
金星は女性性を示します。豊かさや愛のインスピレーションの源。純粋な欲求。創造の根源となるものです。
本当の豊かさのビジョンを描いて下さい。

火星とキロンは、満月翌日に牡羊座16度で正確にコンジャンクション。
『日の入りに踊っている妖精ブラウニー』
● 積極的に突き進み戦うことだけが人生ではないと考え、休息やリラックスに意義を見出す。

という意味の度数。

火星は男性性を示します。金星とペアで働き、望む世界を具現化していく力。
前回の双子座新月では木星とコンジャンクションし、生きる原動力を取り戻し、純粋な創造の力をチャージするような時間でした。*詳しくは双子座新月の記事を読んでみて下さい。
火星は今、これまで築いてきた旧社会での過剰な活動を一旦停止し、本来の調和的に創造する力を復活させることを促されていると思います。
この満月では、双子座新月辺りでチャージされた、本来持つ純粋な創造意志をゆっくり温めるような時間がもたらされています。
これまで肩の力が入り過ぎていた事から解放され、ゆっくりとした時間の中で、自分の気持ちの赴くままに純粋に遊び楽しむ時間をとってみて下さい。

金星・火星ともに、始まりのエネルギーを示すアセンダントと影響し合ってます。
アセンダントは山羊座にあり、社会の中で自分が貢献していくために出来ること、自分の在り方を問いかけています。
宇宙、地球、自然界、全体で調和して生きるためには、まず自分の全体が調和していることが必要です。
自分の魂の声を聞き、自分の本来の豊かさや幸福を知ること、そこに向かって創造の力を発揮していくことは、これから生み出される新しい世界にとって、とても重要な要素となっていきます。
私たちは、これまでの豊かさや幸福の価値観ではない、本当の歓びというものを、まだまだ知っていく段階なのだと思います。
今、宇宙は、頭で思い描いてきた思考や信念による理想を手放し、日々の何気ないことや意図しない出来事を楽しんでみることで、その中に未知の可能性が広がっていくことを伝えています。
人類はもっと活動ペースを落とし、いまここにある豊かさを感じる必要があるように思います。
何かを達成したり、何者かであることや、現状に満足出来ず満足感を得ることに対するこだわりが病的になっているようにも感じるし、常にそういったものへの焦燥感のようなものを感じて生きているような気もします。
今は活動のペースを少し落とし、これまでスルーしてきたようなこと、もたらされる1つ1つの出来事を楽しみ、発見し、じっくりと味わって、密度の濃い豊かな時間を意識してみると良さそうです。
これから生み出される世界の芽を今育てている、という大きな視点で日々を捉えてみることで、日々の感じ方や大切にすること、時間の過ごし方なんかも変わってきそうです。


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