2024/02/28 日記
90歳後半の祖母がコロナに罹患した。
1歳を迎えたばかりの姪は水ぼうそうになっていた。
親も姉もてんやわんやで何かあったらいつでも助っ人に行くぞの心構えでいたら、とてつもない頭痛に襲われた。
ここ最近の頭痛と言えば決まって低気圧が来ているときの重たいような頭痛ばかりで、少し様子の違う頭痛の訪れに困惑した。
試験の悪夢が蘇るような痛み方だった。
嫌な予感がして、熱を測ると37℃後半。
こりゃ早く寝ないとダメだと布団に入るも、熱に浮かされてうまく寝れない。ふわふわとした頭で発熱外来を調べていた。以前コロナにかかったとき世話になった実家近くの内科に行くか、最近出来た耳鼻科に行くか……
その日野良猫に引っ掻かれたのもあり、雑菌が入り込んだのか？ と素人考えが浮かび、だとしたら外科？ いや内科でいい？ などと雑念がどんどんと沸き上がる。
内科に行くのならやはり実家近くの……滅多に乗らないタイムズカーシェアを利用するか、普段ペーパーの癖に熱に冒されているときに乗ってて大丈夫なのか、など次々とシミュレーションを重ね、どうにかこうにか就寝した。
何事も無かったかのような目覚め。
熱を測れど測れど平熱のまま。
仕事は夕方からなので念の為昼ぐらいまではしっかり寝ておいて、様子を見る。
昼になっても熱は上がらず、家を出る直前に熱を測っても平熱のままだった。
仕事中、後半からどんどん火照る感覚がよみがえってきていた。
少し前から舌に口内炎を作っていたのもあり、生徒への説明にもたついてしまう。喉の痛みなのか口内炎の痛みなのか。
帰宅して真っ先に熱を測ったら38℃を超えていた。
受験生たちごめん。しっかり休んでおかないで見切り発車してしまったか。
また熱下がったとしても、一旦検査しよう。
起きたら病院に行くことを決意した。
起きたら笑っちゃうほど元気だった。
熱もない。
一体なんだったんだと思いつつ、ただ確実に体内に異変は起きている。
歯茎が腫れていた。
舌の左側に出来ていた口内炎から派生したかのように左側の歯茎が上下ともヒリつく。歯を磨けば出血もする。
疼きは夜間のうちから始まっていたので、夜のうちにいつも行く歯医者さんに連絡をしていた。
朝、歯医者から連絡を受け、とりあえず内科に行ってみてとお見舞いのお言葉をもらい、出掛ける用意を整えていた。
近くの内科に電話をしたところ、その日は午前診療だったのもあり、当日新規の風邪診療は見込めなさそうとお断りされてしまった。
少しあてが外れてしまったが、職場近くに新しく出来た耳鼻科に発熱外来（別入口）があるので電話をしてみたところ、あっさり了承された。
夜間に熱は出たけれど昼間はずっと平熱、と病状を説明する。
非接触タイプは表面温度を見るから38℃ある人でも36℃とか表示されるんですけど、平熱だからか35℃ですね。
およそ発熱外来で見かけない体温だったのだろう。対応担当のお姉さんは体温を見て笑っていた。
一昨日猫に引っかかれまして、あ、身近に感染者はいないんですけどそこの塾で働いてまして今小学生にインフルエンザが流行っているとは聞いてまして、などと思いつくままに原因らしきものを口走っていたと思う。熱もないのに舞い上がっていた。
歯茎の腫れも報告した。
先生が来たときに気にしたのは真っ先にそこだった。下に出来た口内炎と歯茎をチェックしてから喉を見て、ヘルペスの有無と扁桃腺の腫れを見ていった。
猫の引っ掻かき傷は関係ないらしい。
例の鼻に突っ込む棒でコロナとインフルのW検査をする。
陰性だった。
熱もないし重大感染病陰性が発覚して、別室から普通の診察室に移動した。
改めて口腔内を確認され、これと言った指摘なく風邪対応にしておくね、と言われ鼻水と喉の痛みと痰切りの薬と発熱時の解熱剤だけ出されて終わった。
歯茎は結局どうすればいい？
免疫力落ちてて歯茎にも悪影響が出来ているのなら、休息と栄養でなんとかすれば自然と落ち着くのか。
腫れは晴れとして起きたものは治療するしかなく別途歯医者に行くべきか。
朝歯医者さんと電話もしてたのに、耳鼻科の先生に口腔内も見てもらったのに、その質問を思いついたのは全てを終えたあとだった。
電話を人一倍嫌っているので、今一度歯医者さんに電話をかけ相談をする勇気もなく（歯医者さんはいい人だけれど受付の人の対応が素っ気なさすぎて怖いのもある）、帰ってきてしまった。
昼ごはんに買ったモスバーガーを食べるも、歯茎の痛みが強すぎて食べた気がしない。
痛みを逃がそうと口を開けていたくもなり、クチャラーまっしぐらな危機感もあった。
喉の痛み用の薬が炎症全般に効くものであるからか、経過で少し落ち着いたからかは分からないが多少痛みはマシにはなったがまだいたい。
歯茎に麻酔をかけられたときのような膨張感があるのに、麻酔時には感じないはずの痛みがある。
とりあえず様子を見ていきたいが、朝起きたら腫れも治まっているといいなあ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？