2024/05/28 日記

昨日誕生日を迎えた。
ただいたずらに歳を重ねていくことにどうしようもない無力感を覚える。

お寿司が食べたかった。
スーパーで投売りされて買い置きしてたとんこつカップラーメンを食べて終わった。

誕生日だから、お寿司を食べたい。
誕生日だから、ケーキを買おう。
誕生日だから、


特別なことをしたいんじゃなくて、家族とか、友達に祝われて特別な時間を過ごすっていう、経験を欲しているだけなんじゃないだろうか、と思い、一人で食べる寿司とカップ麺に大きな違いがあるのかと問う。




いやあるな。 
寿司を舐めるな。

単に無給期間にクレカ使ってその支払いで生活費が苦しくなりまたクレカを使って……の自転車操業をやってるから金がなくて寿司から逃げているのを、適当な理由をつけて誤魔化すな。


きっとボーナスが支給されたらこの自転車操業から抜け出せるはずだから、胸を張って寿司を食べに行こう。

あとたくさんの人が祝ってくれてるのに、一緒に過ごして目の前でおめでとうって言ってくれるないと望んだ祝いではないと思うのは、祝ってくれた人に失礼であることも忘れるな。

けれど、心の片隅で、私を祝うために、そのために、駆けつけてくれた、なんて人がいたら、瞬間があったら、なんてお姫様願望がないわけではない。
それでもやはり、そんな関係性の人を待っているのか、そういう経験があったという祝われている自分という状況を待ち望んでいるのか、審議が必要だ。


今日はサカナクションのライブに行った。
踊り狂った。

バンドのワンマンの知識が椎名林檎(東京事変)とサカナクションしかないため、他のアーティストがどうしてるのか全く分からないが、初めから終わりまで曲を流しっぱなしが主流なのか。この2組(3組)を見ていると感覚がバグる。

椎名林檎に関しては、ライブ会場という場でみせる映像作品といった方が早い。
一つの作品として、完結している。

サカナクションはとにかく踊る。
サカナクションのワンマンは初めて(フェスで経験があるくらい)だったが、初めから終わりまでずっと踊っていた。
大阪城ダンスホールだった。

アンコールが入って初めてわずかばかりのMCがある。

数時間まとまった休憩もなく演奏し続けて歌い続けるの(しかも山口一郎は動き回る)、人間の所業とは思えない。

あと、ライブ終盤にサカナクションの人らがホールの客から声が掛かるのを聞いて、「僕らと声帯の作り違うんですかね、大阪の人ら元気すぎる」みたいなことを言っていた。
確かに声を掛けている人らの声はよく通っていた。けれども、よくライブ映像なんかでは客席から挙がる声というのを拾っているし珍しくないのでは、と思ったものの、最後のマイク無しの一郎さんの挨拶を聞いたら、確かに声の通りが違う。
もっとも、一郎さんは歌い尽くしたあとの声帯だからその差はあるのだろうけれど。
甲子園のヤジで鍛えているのだろうか。


一郎さんが事前に告知していたように、音響が凄かった。
広いホールの、1番の外周にいたが、小さなライブハウスで聞いてるかのような響き方をしていた。
アンコール中に一度音響担当の人が任意の瞬間に音響設備を切り替えて、音の違いを確かめる時間があったが、響き方が違ったと思う。ただ、どの瞬間に切り替えたかの答え合わせがないので全く違いを理解していない可能性もある。

設備だけでなく、システムも凄い。
託児施設を設けたり、親子席を設置したりとファンのライフステージの変化にも対応しているし、グッズ購入やフォトスポットは整理券式で、ラインと連携し位置機能を利用して、会場に近付いたらLINE上でQRの整理券の発行が出来て、並ぶ時間を短縮できる。
私は当日整理券を使ったが、事前に整理券を発行することも出来る。
SS席の優先レーンもあるし、今日は生憎の土砂降りだったが、それに合わせて会場の配置を変えたり傘置き場を作ったりと対応も早く、そしてSNS等での告知も随時にしてくれる。

そりゃあ赤字赤字いいますわい。
Tシャツとタオル買ったよ〜〜〜


野球観戦なんかだと、特に行儀悪い球団のファンであることもあって、試合終わってから帰るまで電車の中でもレプリカユニフォーム着てタオル首からかけてそのまま帰ることが当たり前だと思っていた。
その流れでツアーTから着替えることもなく、タオルもしたまま電車に乗ったら、他にそんな人はいなかった。みんな同じ会場から出てきて一緒に乗った仲間のはずなのに。1番人が乗り込んでいった車両を見送り後発車両に乗ったせいか?
少し恥ずかしくなり、タオルをそっと畳んでカバンにしまった。Tシャツは脱ぐ訳にもいかないため、着たまま帰った。


サカナクションのライブ自体の良さや曲の良さは言うまでもないのだが、今日は少しサカナクションについて考えるところがあった。
しかし眠気が限界なので今日はここまで。


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