2024/03/04 日記

少しだけ引越し作業に手をつけた。
玄関に雑に積まれた靴を寄り分けた。

今の家には長く住むつもりはなかった。
正直2年目で司法試験に受かるつもりだったので、不動産会社に「いや〜1年以内で退去なっちゃうかもしれないスね」なんて嘯いて、違約金1ヶ月分の家賃を納める気満々だった(一年以上の契約が原則だったので)。まさか出願忘れをしてずるずる2年半も住むとは思わんかった。

加えて玄関部はわりかし広いが、その分メインの居住区はあまり広くは無い。
荷解きを真面目にしていない。
靴箱のない家で、すぐ引っ越すだろうという気持ちで、前回の引越し時にダンボールに詰め込んだ靴が、ほとんど出されることなくずっと玄関に放置されていた。

大学生、大学院生のときに買った鮮やかな色の靴。ヒールの高い靴。
履かなくなって久しい。
元々タッパはある方なので、身長の調整という意味では無理にヒールを履かなくてもいい身分ではある。タッパのある分、いやその分を超えて人一倍体重もあるせいか、ヒールを履くとどうしても重心がずれて足先に体重がかかり痛めることもままあった。
それでも、足元のお洒落のために、スタイルアップのために、履きたいものは履きたかった。

地元に来てからはそんな気持ちもなくなっていた。
私にとってこの地元に戻ってきていた期間というのは、試験浪人期間でありどうも浮かれる気持ちにはならなかった。
たまに友人と会うと言っても飲みに行くくらいで、酒を飲むなら足元は安定してた方がいいだろうとスニーカーを好むようにもなった。好むと言っても別にブランド物のスニーカーを履くでもなく、モールに入ってるマイナーな靴屋のコスパいい靴履いているくらいだ。
夏には靴下を履きたくないからやや高さのあるサンダルを履いていたが、履き潰して重心のかかる部分が禿げていた。履いてたら足で隠れてバレないだろうと禿げたまま履いていた。
それもクロックスに役割が移った。

思い入れのある三足だけ売りに出した。
二足売れた。
1番お気に入りだった靴は、エナメル加工であるが故か劣化や禿げが分かりやすく、門前払いを食らってしまった。
行き場を失い、持ち帰ってきた。どうしよう。
そのまま捨てるのはなんだか忍びない。使ってもいいけれど、門前払いくらうようなものをいい歳して履いていていいのかという葛藤もある。あと単純に引越し先は収納が少ないので荷物は出来る限り減らしたい。

DSソフトも売ってきた。
本体であるDSlightのピンクは、見事に黄色くなっていた。日焼けなのか黄ばみなのか、上下でも色が違う。電源が入るのかも怪しく、以前つけたときは接続が悪いと画面が何も映らなくなっていたので、小型家電回収に出してきた。


姉にLINEした画像だから雑な撮影に


青春を捧げたソフトである。
私が法曹を志したのは成歩堂龍一のおかげだ。

というか私らの世代は逆転裁判かキムタクのHERO見てたかで大体志望動機の6割はいくのではないだろうか。言いすぎたかもしれない。

ハミちゃんに降霊したときの千尋さん、スケベすぎると思ったまま、大人になった。

FEは中学生のときにスマブラにどハマりし、そのときイケメンでカウンター攻撃を持っているからという理由でマルスに惚れた。そこから原作に触れ、原作をプレイするためにスーパーファミコンの紋章の謎も買った。
プレイしたらアベルが好きになった。
昔のアベルはイケメンじゃなかったと調べているうちに行き当たったが、出っ歯時代も味があっていい。

DS版もやりこんだと思う。確かルナティックモードという難易度がめちゃくちゃ上がるモードがあり、それを欠員なしで進むという自己ルールも課して、投げ出していた気もする。

 
中古ゲーム屋に持ち込んで二束三文になるかと覚悟はしていたが、ある程度の値はついた。箱も健在、説明書もあり。評価が高くなったのだろう、
メルカリに出せばもっとなんとかなったかもしれないが、出品してから売れるまでの過程を考えたら面倒になる。

さよなら、青春。

逆転裁判、実はまだ3をスマホアプリで進めて途中でやめているのでそれ以降のことを知らないのだった。

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