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ソニーのよく頑張ったカメラとよく出来たカメラ

今でこそソニーはミラーレス一眼の勝者であるが少し前までデジ一市場ではキャノンニコンの双璧の前に後塵を拝していた。キャノン、ニコンの両巨塔に挑むソニーはさながらドンキホーテのようであった。得意な撮像素子の分野ではリード出来たものの、レフ板を用いた一眼カメラの技術では両社に溝を開けられていたことは否めない、そんなソニーが頑張ったのがトランスルーセントという半透過レフ板を用いたデジ一α99であるキャノンやニコンが出遅れたフルサイズ撮像素子を搭載し苦手なミラーアクションの技術的後れをレフ板の半透過化でカバーするというアイデアで向き合った、恐らく開発陣がめちゃめちゃ頑張ったカメラなのである、一方、撮像素子の技術が進歩した結果ミラーレスでも十分なクオリティが出せるようになりミラーレス化が一気に進むとソニーは市場の追従者から牽引者に変わった。フルサイズ素子のαシリーズは常に売れ筋であるが、私が日常的使っているα6400はASPCというフルサイズよりも小さな撮像素子を搭載したミラーレス一眼である。そのメリットはレンズまで含めたシステムとしてのカメラの小型軽量化である。ソニー開発陣はミラーレス化によるシステム全体の小型化というメリットに早くから気がついていたのだろう、写りが同じなら絶対小型軽量の方が良い、と私は思うα6400はコスパ的にもまぁ実によく出来たカメラだと思う。このよく頑張ったカメラとよく出来たカメラ市場での勝敗はついているが、その写りと経緯に思いを馳せるにいずれも使う楽しさに差は感じられない。

頑張ったカメラの写りは素晴らしい
よく出来たカメラの手ぶれ
トランスルーセントテクノロジーというあだ花?フルサイズの撮像素子は見えない
よく出来たカメラの良い写り
よく出来たカメラはコンパクト小型軽量
Aspーcのザミラーレス

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