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上京のはなし

大学合格を機に東京という大都会に引っ越すと思っていた。

上京前の私は「東京」には高い建物がずらっと並んでいて、人も多くて、高飛車な人ばかりで、、、、怖い!!!という印象だった。
ところが、東京といえど中心から少し離れてしまえば対して高い建物はないし、みんな頑張っておしゃれしているようなわけでなかった。一安心だった。

それでもさすがに東京。
電車の本数は多いし、駅にはほとんど商業施設が併設しているし、車がなくてもどこにでも行ける。

さらに東京は他県が近い。
少し電車に乗れば埼玉、神奈川、千葉、、いろんなところに出れる。
上京したてのころはそれが結構たのしかった記憶がある。なんでか知らないけど。


東京あるあるの1つとして出身地を聞くというのが挙げられると思う。
東京ほど様々な出身地の人が集まるところは地方にはない。
はじめましての次くらいにはジモトークが始まることは東京の文化だと思っている。

そこで面白いのは、
神奈川ではなく横浜
愛知ではなく名古屋
栃木ではなく宇都宮
という人がかなりいることだ。
少しでも都会に見られようという見栄なのか、田舎者じゃないぞというプライドなのか、どうしてもこの発言をしている場面に出くわすと少し笑ってしまう。

私は新潟出身で名のある都市もないし、ましてや新潟市の出身なので雪も対して降らない。見栄もプライドも最初からないのだ。
それでも新潟はいいところだし、帰るたびに広大な田んぼの美しさに見とれてしまう。
別に馬鹿にされようが、田舎といわれようが私がその魅力を知っていればそれでいい。だから私はジモトークに対して嫌悪感はない。むしろすごく楽しい。

みんなの地元の話を聞きたい。

上京のはなし

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