さて,「ある騎士の記憶」を書き始めて,とりあえず,4まで進めております。 オチは見えてますし,今のところキャラが勝手にしゃべってくれるので,展開上のしんどさはないのですが,戦闘描写が難しい。 躍動感というか,ハラハラする感じがどうにもでない感じですかね。 奇襲戦闘なので,その辺りは少し軽減されてるとは思いますが,今後の課題というところです。 とりあえず,結末と基本ルートは決まってますので,時間を見つけてチマチマ書いていきます。 きっちり完成させますので,読んでいただけれ
(1) 「さて,それじゃ,この特異点とやらを解決に行きましょうか?我が主よ。」 「解決はいいけど,基礎になってる聖杯がどこにあるかわかってるの?この特異点じゃ,聖杯の場所についてカルデアの解析を受け付けないから,こっちとしてはお手上げ状態なんだけど。」 「え,そうなの?参ったな。オレは,魔術とかそういうのからきしだから,誰かその辺に詳しいヤツが来るの待ってたんだが。さて,どうしたものか。」 ひとしきりの歓談を終えて,目的を果たさんと動き出そうと思うのだが,肝心のゴールの場
3 貸しと借りと (1) 気が付くと,ここにいた。 どうやら,「聖杯」とやらに呼ばれ,この地に降りたらしい。 実際,ただの都市にしては,魔力濃度が高すぎる。 おまけに昼はいいが夜になれば,怨霊系の魔性がうろつている。 街の人間に被害が出ないよう,目に付くヤツは守ってやった。 魔力消費を抑えるべく,霊体化は避けた。 なるべく目立たないように,当世風の服を着て,武器だけは霊体化して。 それでも,正直あと2,3日で魔力が尽きる。 そんな時,このマスターと出会った。 遠見
はじめまして。 この度,新年ということもあり,新しいことを始めようと思い,二次創作小説を書いてみました。 やってるゲームからインスピレーションを得て,ちょっと進めてみました。 まだ完結には程遠い状況ですし,リアルの仕事が恐らく年明けからアホほど忙しくなると思いますので,亀進行にはなると思いますが,完結に向けて加筆していきたいと思います。 自己紹介を,なんてnoteさんからはおすすめされましたが,大したことも書けないので,簡単な事項と,今後について少しだけ。 HNはrin
FGOの二次創作小説です。 サトクリフ・オリジナルをベースにした,円卓の騎士の話を書いていきたいと思います。よろしければ,ご覧ください。 このページを目次代わりに使用しております。 何分初めての作品ですし,初めてのプラットフォームを使っているので,粗や無駄,設定の誤り等,諸々あるかと思いますが,ご容赦頂ければ幸いです。 1 序-今と昔と https://note.com/rinet_round/n/n429de4cb5de7 2 「美しい手」の行く末 https
これは,ある日の話。 今とそう遠くない時代,とある特異点で,聖杯に呼ばれ,年若いマスターと出会った,ある男の記憶。 1 今と昔 街並みを観ていた。 当世風の衣装を着て,現界してから覚えたタバコをくわえて,ただぼんやりと。 オレが生きた時代には考えられない風景が,ここにはある。 天に届きそうなくらい高い建造物。 けたたましい音を流しながら,目まぐるしく映像を流す巨大な板。 様々な種類の装束に身を包み,先を急ぐ人々。 それでも,平和なものだ。 蛮族の侵略もなく,飢餓
2 「美しい手」の行く末 息が白い。 時がいくら経とうとも,季節はいまだ廻っているらしい。 「エアコン」とやらのおかげで,薪で暖を取る必要はないらしいが。 それでも,北に行けば,いまだ凍死することもあるという。 厳しい季節なのは,時間がたった現代でも変わらないらしい。 この季節には,城での出来事を思い出す。 冬のある日,我らの城で,太陽の騎士を言い負かした,あの話を (1) 冬。 われらの島は,痩せた土地だ。 いかに栄えた我らが城でも,冬には食糧のやりくりで問題が