はじめに

私はニートを10年以上やっている。

だから社会一般的なものからはかけ離れているところも多々ある。

現実として生きていて、虚像のように生きている。

この世があの世に見える。

でも生きていると、そうなにもかも悟ったように、諦観していることはなかなか難しい。

社会の底辺にいるが、そこから逃れようとも逃れることもできない人間にはどうにもまだ見えない血路が流しきるまでつづくようで。

世間は喧しいが、淡々と日常は続き、

騒がしさも静けさへと結露するだろう。


どこかの誰かに書くわけでもないが、ニートと言ってもそれはひとつの属性に過ぎず、誰かの思っているイメージはまさにイメージでしかないだろうと思う。

しかしながらニートと言った以上それ以上の属性もとくになく、その属性に興味がある人間に対して、なんらかの実像を結び、実際の理解を私程度に促したいと思う。

世の中にはニートという単語に偏ったイメージをお持ちの方もいるだろうから。


とはいえ、おそらく私はニートなどという属性を忘れて好き勝手に日記としてかくつもりなのだった。てへ。



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