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めちゃくちゃ大変な時期も通り過ぎれば、小さなアザの様なものだった

わたしは、これを書いている現在49歳だ。
つまり40代最後の日々を過ごしている状態になる。
流石に、50歳を目前にしているこんな年齢のわたしだと、過去人生にはいろいろな事件が起き、それを通り過ぎて来た。

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1、母の死

わたしにとって過去最大の出来事というのは、母の死かもしれない。
その瞬間までは、母が居なくなってしまうなんて事は思いつきもしなかった。
わたしの目、もしくはわたし達兄弟の目には、母は生命の源の様な人に見えるぐらいもっと生きる力があったと思う。

1-1、父の病

父には病と呼べるようなものがあった。
それは、アルコール依存症だ。
アルコール依存症とは、アルコールが原因で実生活に問題が起きているのに、アルコール摂取を自分の意思ではやめられなくなる状態。
父もそういう状態だったからこそ、母にも負担があったんだろうなと、今となってわかる様になった。
母の晩年の頃には、特に父が起こす事件が多くて酷かったのを思い出す。

1-2、嫁という立場

うちは、一族の本家という立ち位置に位置していて、かなりの親戚づきあいをしていた。
父が子供の頃までは、お手伝いさんが住み込みでいる様な家庭だったらしい。
なので、厳しい見えないルールが家庭内にあったと思う。
つまり、母の嫁という立場は限りなく弱いのだ。
家庭も含め親戚づきあいにおいてもかなりの負担があったことが想像に難くない。

1-3、子供として思う

そういう母の姿見ながら、私は育った。
決して母は暗い様子をしていたのではなかった。
だから、自分が思春期を越えるまでは、意識上に父の病の事や母の嫁という立場の苦しさに気づけないぐらいだった。
そんな母の頑張りのおかげでわたしには、未だに生きる気力というか、生き残る力が残っていたのだと思う。
もうすぐ母の年齢を超してしまうが、母への感謝は消えない。


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