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読解③:読解力を使った役作り

どうも、RinDaです。

今回の「読解力」シリーズの三つ目です。
とりあえず、これで完結です。

読解力の目的が
「演技の材料を探すため」

与えられた台本に
「必ず正解が存在している」

ならば、その材料から
答えを見つけ出すのが
声優の仕事です。

今回はその方法論について
解説していこうと思います。

この方法論は、
いろんな本や
いろんな方の教えを
私が体系化したものです。

この方法論で台本を読んだり
キャラを理解したりするのが
楽になればと思います。

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まずは仮説をたてる

材料集めをしなければなりませんが
完成形がないと余計なものに
惑わされてしまいかねません。

余計なものが無駄とは限りませんが
まずは軸を通してみましょう。

そのために「仮説」を立てましょう。

その台本がどういう話なのか

そのキャラクターがどんな人物なのか

パッと思いついたもので
なにか掴んでください。

まあ、第一印象です。

できればモデル
思い当たるといいでしょう。

友達の○○に似ているキャラ
あのドラマに出ていたキャラ
他のアニメに登場するキャラ

何でもいいです。

とりあえずの叩き台です。

設定や台本中の語句をもとに
より具体的に
思い描けるといいでしょう

仮説の検証

では、材料を集めていきましょう。

設定や語句からは
容姿や立場を想像できます。

設定に書いてあるなら
それに忠実にしましょう

また言葉遣いから推察もできます。
そこから想像しうる容姿・服装。
それと立ち振る舞いがわかるのであれば
役に組み込んでいきましょう。

容姿や立場が分かれば
声を作る手がかりになるので
仮説と比較しておきましょう。

何かに気づいたら
仮説と比較して
しっくりくる方をAプラン。
その次をBプランとして
捨てずに持っておきましょう。

シチュエーションの確認

もう一つ考えるのは
シチュエーションです。

そこがどこで誰がいるのか。
いつ、どのような状況なのか

よく言う「5W1H」ですよね。

いつ、どこで、誰と、
何を、なぜ、どのように。

ですが、ここでは
「なぜ」「どのように」
置いておいてください。

なぜなら

この作業はその二つを
確定するものだからです。

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