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#RinDaの台本0421 総括


どうも、RinDaです。

今回は、私がTwitterで投稿している
#RinDaの台本0421 の総括を
していこうと思います。

今回のテーマは「ト書き」です。

キャラの動きを説明した文を
台本内に挿入しているので
それに付随した音をセリフに
入れ込めるかどうか

課題になります。

前回の台本の総括で説明した
「ニュアンスをつける」という
技術の一つの使い道でもあります。

いつもはキャラを説明をする
一要素にすぎませんが、
台本に指示がある限りは
やらざるを得ません。

動きを的確に表現する
ということ

学んでほしいと思います。

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設定のおさらい

「17歳高校生」
と書いてありますが
ただの高校生ではありません。

異世界の皇位相続権の
持っている存在。

つまるところのお姫様であります。

しかも、人間界に親和的で、
相続争いの裏工作のため
人間界に潜り込んでいるという

行動力も思想もある人物です。

なので、箱入り娘と言うよりは
キャリアウーマンという
キャラ付けに近いと思います。

そういったキャラはまず、
無礼を働かず礼儀正しく
動きがきびきびとして
折り目正しいので

そういった外交官のような姿勢
というのにも考慮したい。

女性ならヒロインであるが、
男性だとナビゲーターの
印象を強く押し出すと
成立しやすい
と思います。

出来るのであれば中性的に、
でなければフェミニンさが出るよう
大人の色気的なものを使って
ミステリアスにできると
良いのかなって思います。

シーン展開としては、
決戦前の語り合いになるので
ラストのセリフで
引き込むなり、盛り上げるなり
しなければなりません。

その点もお忘れなきよう。

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全体的な感想

ツイートやツイキャスでも
少しこぼしましたが、

セリフの内容に引っ張られ、
設定への配慮が薄くなっている方

結構いらっしゃいます。

もちろん、
セリフの中から感情をくみ取り
表現をすることも重要ではあります

ですが、それを理由に前提を
取っ払ってしまってはいけません。

ト書きの表現や、設定の追求も
含めて今回の課題であることを
今一度意識しましょう。

特に「異世界の皇族」という設定を
守る為には、セリフの入りや
語尾の置き方を慎重かつ
丁寧に置かなければならない。

格式高く、地位の高い人間は
基本的に発言力が高い。

そんな人間が失言をする事は
大なり小なり問題を生んでしまう。

その意識があるからこそ、
セリフ中の弱音も
活きてくる
というものです。

その人物が持つ当たり前に緊張感。
その勉強と訓練を
感じさせないしゃべりは
このキャラクターを演じるに
ふさわしくない
といって
良いのかもしれません。

まず、オーディションには
通りませんよね。

私は小難しく書きましたが、
単純に地位の高い人間に聞こえるか
そうじゃないか
と言うだけです。

前回の課題で言うところの
白や青の要素を出せているか?

また男性なら紫、
女性ならピンク、
の要素を盛り込めているか?

と言う感じになります。

もし、皇族を意識して
演じていた方で、
そういうコメントが
もらえていない方は、

発声や滑舌の稽古不足
原因になってくると思います。

映画「英国王のスピーチ」を
見ると、王族がそういった
人前での発言にいかに神経質か、
またそのために努力

垣間見えるかもしれませんね。

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動きとマイク

さて、今回の課題のコメントを
返している中で大きく話題に上がった
と思うのが、「マイクとの距離」です。

知っていらっしゃる方も
いるとは思いますし、
知らず知らずのうちにやっている方も
いらっしゃるとは思いますが、

声優のお芝居は原則、
マイク前から離れてはいけません。

なので、今回の課題の中で
「振り返る」と言う指示がありましたが
ここで実際に振り向いて、
マイクとの距離を変えてはいけない

ということになります。

マイクとの距離を操作していい場面は
大きく分けて二つです。

ひとつは
ささやく演技をするとき。
もう一つは
叫ぶ演技をするときです。

前者はマイクに近づく
後者はマイクから離れる
という行動をします。

これらは、マイクに入る音量を
意識した配慮です。

音が小さくなると
ノイズの除去が難しくなり
音質を保てなくなりますし、

音が大きくなると
マイクの中で声が跳ね返ってしまい
ノイズが入ってしまいます。
(これを音が割れると言ったりします)

なので、声優は相手との距離感を
実際にマイクと距離を取って表すのではなく
声の演技で以って聞き手に伝えます。

距離の表現

基本的に遠くにいる時は
声を飛ばす距離が長くなるので
声を発する圧力のようなものが
上がります。

逆に近くにいる場合は、
その圧力が下がります。

また、遠くにいる方が
セリフがぶつ切りになり
近くにいる方が、
フラットな喋りになります。

この辺りは実際にやってみた方が
わかりやすいと思います。

ではその派生で、
後ろ向きにしゃべるって
どういうことなのか?

寝ころびながらしゃべるって
どういう感じなのか?

というのを研究していけるといいですね。

想像力を駆使する

役作りにしろ、
動きをつけるにしろ
大切になってくるのは
やはり想像力

台本を見て、そのキャラクターの
姿かたち、動き方、話し方が
目に見えるように
実際に聞こえるように
想像できればそれをなぞるだけです。

台本を見ただけでは
想像できないのであれば
実際に演じてみましょう。

そのうえで、
「マイク前での演技」を前提とし
余分なものを削り、
足りないものを補っていく
必要があります。

それを繰り返していくうちに
台本を見ただけで、
ある程度は想像できるように
なっているものです。

想像力も訓練しなければ
上達しないので、
日常の中で鍛える工夫を
していきましょう。

RinDa

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