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制限のあるお絵描きゲーム

お題は、「花のある家」です。制限時間である60分でキャンバスに水彩絵の具で描いて、ゲームの最後にプレイヤー同士で、上手だと思った人に投票して勝者を決めます。
…というゲームは、もはやゲームではなく「コンテスト」なわけなのだけれども、こうならないように、ボードゲームの1ジャンルとして、制限のあるお絵描き、あるいは造形を求められるゲームというのが、ある。制限というのは、特定の図柄しか使えないとか、線は一本しか引かせてもらえないとか、上手すぎるとだめだとか、極端に制限時間が短いだとか、まぁ様々なのだけれど、私が始めてこの類のゲームに触れたのは、「バルバロッサ」で、デザイナーは、みんな大好き「カタン」のトイバーさんだ。(最初に作ったのは「ジェットコースター」だった気がする…)

あれから数十年の月日が経っているわけだが、この「制限のあるお絵描き」を画像生成系AIと遊んでみたいと思ったわけだ。


丸と三角だけで?

使える記号や形を制限して、画像生成ってできるのかしら?という疑問がわいたので、とりあえず何も考えずに、「Represent a dragon using a combination of circles and triangles.」(丸と三角の組み合わせでドラゴン描いてみてよ)とお願いしてみた。

結論から言うと、なんでこうなっているのかはわからないけれど、特定の構図の中にドラゴン的な要素を盛り込んでみるゲーム、だと思われてしまったようだ。

妙に味がある
こういう世界観と言われたら、ふーんってなる
細切れに描かれる竜

うまくなりすぎないように?

これは、まぁある意味簡単というか、ホワイトノイズ状態の画像から、実際の画像を生成するまでに、だいたい20ステップとか30ステップとかをかけているのだが、ステップ数を10以下にしておけば、ぼやっとするものができる。

Step7でも十分形はわかるなぁ

ボードゲーム的に、これはなんでしょう?みたいなことをやるなら、もっとステップ数低めのを出さないとだめかもしれない。
(Seedというのは、ランダムシードのことですね。覚えていますかね?)

なんか、頑張って生成した人物を消しに来るパターンもあるので、そういうゲームも作れるポテンシャルはあるかもしれない。

ディーラーはどこに消えた?

その他の遊び

正直、ここ最近のStable diffusionを使った記事群は、私が新しく手に入れた玩具を使って、どうにか皆さんと面白おかしく遊べないものかについて、検討してきた闘いの結果だと思っているので、今更新しいお絵かきゲームを考えるというのもおこがましい話な気がしてきた。

実際、たくさんのワードが書かれたカードを使って、プレイヤー全員でStable diffusionに与えるプロンプトを生成し、特定の条件を満たす画像を生成する協力ゲーム、あるいは、その中に1人裏切り者がいて、その人を見つける人狼系のゲームを作ろうと思ったら、誰かのスマホとクラウドサービスか何かをうまく使えばの話になるが、1つ遊べるゲームとして提供できるなぁ、と何回か思っているわけで、じゃあそんなものを世に出したいかと言われると、なかなか首を縦に振りづらい。

まとめ

私は、元々、絵がそんなに好きではないし、上手くもないので、「中途半端に描く」というゲームの存在には助けられているが、世の中には、この中途半端さが嫌、或いは絵を描くという行為自体が嫌、という人もいると思う。そんな人に刺さるお絵かきゲームを作る、というのも、着眼点の1つとして悪くないような気がするなぁ、と真面目なことを呟いておいて、今日はこのあたりで。ほなね。

例のAI画像のコーナー

もはや、何が「例の」だよ、とは思うようになってきているわけだけれど、今日に関しては本当に何も関連するテーマがなく、困り果ててしまった。
じゃあ、「バルバロッサ」かぁ、と思ったわけなのだけれど、そもそもバルバロッサってなんだっけ?となってしまったので、いっそ「色とりどりの抽象的な彫刻が並んでいる」と指定してやろう、というのが今回の見出し画像だ。(が、結局彫刻などは並ばず、なんかインクの濁流に飲み込まれるような何かが生成された)

一度、AIだけでやるバルバロッサ、やってくれる人を募集するのも面白いかもなぁ。。。

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