見出し画像

芥子色の世界


個人情報収集用紙

小学校を卒業するくらいの頃だろうか。クラスメイトに1枚ずつ、なんだかよくわからない雑多なデザインの、プロフィールとか、多角的な質問とか、謎の似顔絵欄とか、そういうものを備えた紙を配って、書いてもらった物を回収してクラスメイトであったことの思い出を作る、というような風習があった。(今でもあるのかな。昨今は個人情報にうるさいから、なくなるか形を変えてしまったのかな)

その中に、「好きな色は?」という質問が必ずといっていいほど、あったように記憶している。…で、私は、「黄色!」と答えていた。理由は、星の色だからだ。別に星が好きだったわけでも、嫌いだったわけでも、なかったように思うのだけれど、星の色であるところの黄色が、好きだった。

芥子色の傘。

中学に上がって、傘がいるな、と思ったのだけれど、黄色い傘というのは、だいたい、小学校1年生の子のランドセルにかけるカバーのような、「ザ・交通安全」という色合いをしていて、買う気になれなかった。

で、なんとかこれならいいか、と妥協したのが、くすんだ芥子色の、なんだかよくわからない英単語がたくさん書かれた、傘だった。この傘をめちゃくちゃ気に入っていたかどうかは覚えていないけれど、これを境に、好きな色は芥子色になった。中学卒業のタイミングでは別に個人情報収集用紙は配られていなかったので、「好きな色は芥子色」と答えることはなかったのだけれども。

そういえば、大学に入って、情報系の最初の授業で、Webサイトを作ろう、みたいなのがあったのだけれど、とりあえず全て芥子色にしたなぁ、というのを思い出した。(加えて、どうでもいいけど、ボードゲームClueではマスタード大佐を使いたいと主張していた)

辛子と芥子

というわけで、今でも芥子色が好きなので、芥子色の絵を生成しておきます。

生成パターン1

こちらは、対象画像サイズ1280x760で、R:208 G:175 B:76一面に塗りつぶした物を用意して、そこからimg2imgで、生成したいイメージを重ねていくような作り方。

生成パターン2

こちらは、単に、1.2倍の強さで、「dark mustard color」という指定を入れているだけ。

芥子って、ケシとも読んで、種類によっては阿片の材料に使われるとかで、香辛料の和辛子の方は辛い、という字を使っているそうな。私はどちらかというと、芥子という漢字の方が、好き。

まとめ

昨日は時間に追われてしまって、予定していた「ふわっと画像生成の火曜日」が不完全燃焼のまま終わってしまったので、今日は追加で画像生成の日。とはいえボドゲ成分がないのは寂しいな、Clueの話にするかー、と思ってPCの前に座ったんだけど、限りなく小さい一部だけ切り取って拡大したらこんな記事になってしまった。

まぁ、たまにはこういう日もあっていいよね。というわけで、今日はこのへんで。ほなね。

例のAI画像のコーナー

そういえば、明日は、スプラトゥーン3の追加コンテンツ、「Side order」が来る日なわけで、そういう意味でもこのモノクローム調の画像の日にしてよかったかもしれない。

アニメっぽいモデルでも
実写っぽいモデルでも

特定の色を指定しようとすると、周りにもその色がうつってしまうことを、「色移り」というらしい。…洗濯か!と言いたいところだが、全体的に芥子色にしたいので、色移りしようが何しようが全く問題がない。

見出し画像に使ったのは、文中の生成方法1と生成方法2を同時に指定したものだ。傘を登場させようと思ったら、思いの外難しかったので、諦めた。


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