ボードゲームをしばらく遊び続けていると、いわゆる「古典ゲーム」にも面白さを見いだせる時が、ある。最近ボードゲームを始めた人にとっては、既に、宝石の煌きだって「10年も前の古典ゲーム」と感じているかもしれないし、乗車券なんて「20年も前の古典ゲーム」と感じているかもしれない。
そんな中、今日話題にするのは、初版が1903年とクレジットされているゲームだ。名前を「Pit」という。
ルールと目的
各プレイヤーには、ランダムに9枚のカードが配られ、そこには、バージョンによって違うが、果物だったり、植物だったり、鉱物だったり、先物取引で使われそうな物品が描かれている。ゲーム中には、同じ絵柄のカードがそれぞれ9枚ずつ存在していて、目的は、手札を他人と交換しながら、自分の手札9枚全てを同じカードにすることだ。
このゲームには、手番とか、そういう生ぬるいものは存在しないので、交換したいカードがある場合には、その枚数を、「2枚!」とか「3枚!」と声に出す。そして、同様に、同じ枚数の交換を名乗り出ているプレイヤーを見つけ、そのプレイヤーと、宣言した枚数のカードを交換する。(この時、交換するカードは、全て同じカードでないといけない。例えば、2枚!と言った時に、オレンジ2枚や、麦2枚のカードを渡すことはできるが、オレンジ1枚と麦1枚の計2枚を渡すことはできない。)
…で、テーブルの中央にベルがあるので、一番はやく9枚揃ったプレイヤーがそのベルを叩き鳴らし、1ラウンドが終了する。揃えたカードの種類によって、30点から100点までの得点が入り、カードをシャッフルして次のラウンドに入る。規定ラウンドやるか、規定得点まで点数をのばしたプレイヤーがいたら、ゲームが終了する。
例のAI画像のコーナー
さて、ピットをプレイしている様子をChatGPTくんにひねり出してもらおう。
strategy discussionsのところにはあまり賛同できないなぁ。どちらかというと、命の限り「2枚!」と叫ぶゲームだと思っているので。。。
こんなおとなしいピットがあるか!
プロンプトを改良してもらう。
プレイヤーは立っている方がいいと思ったし、数字を叫んでいる方がそれらしいだろう。数字を叫んでいるところ、なんて、これまでStable Diffusionは生成したことがなかっただろうな。
※ここで生成した画像を見出し画像にしました。
ちょっと物足りないか、と思い、さらに改良。
机の中央にベル、カードの中でも特徴的な「ブル」と「ベア」をおりこもうとしたのだけれど、数字を叫んでいる躍動感はなくなってしまった。
あとは、机の上にカードは置くな、とかを徹底したらもっとよくなるかな。次回は「ハグルのプレイ風景」か何かを出力させてみて、ピットかハグルかクイズってのも面白いかもしれないな。(どちらも動きながらカード交換をする様子になると思うので見分けがつかないかなぁ、と)
まとめ
今回は、ゲーム自体を改良する、というよりは、ゲームのプレイ風景を出力させてみて、プロンプトの方を改良する、という方向性で遊んでみた。
子育てが一段落したら、また、ボードゲーム会をやると思うので、その時は一緒にピットで遊びましょう。既に120年も前のゲームなので、それが130年も前のゲームになったところで大差ないでしょうから。。。
というわけで、未来のゲーム会に思いを馳せたところで、今日はこのへんで。ほなね!