サラリーマンということは、何者にもなれなかった証明である。

大学生終盤になると、みな就職活動というものを行う。その活動において、なにも疑問に感じず平然とした顔で行う。

就職活動を行う中で、一番の悩みは「一体自分は何をやりたいか?」という問いであろう。好きなこと自体(ゲームをすること・スポーツをすること)はあるが、果たしてその事を仕事にして楽しいであろうか? あくまでも受け身として、出来上がった商業物を捉える方が楽しいのではないかと感じる。

話は変わるが、就活に悩み自殺してしまう学生は少なくないと聞く。不採用通知が届くたびに「自分が社会から必要とされてない」と感じ、焦りと悲しみから自ら死を選んでしまう。

そんな悩んでいる方に、1つ言いたい

「サラリーマンを選んでる時点で、皆何者でもない」

子供ころ、大人たちから将来の夢をよく聞かれた。プロスポーツ選手・芸能人・パティシエ・医者など今考えたら恥ずかしい夢である。現実を知る前に、こぼれ出た真の憧れの職業。それを聞いて大人達は、微笑ましい顔しながら、「なれたらいいね。」とほざく。

実際、子供の頃に言った夢を叶えた人は何人いるだろうか。どこかで夢を諦めたり、現実を知って勝手に諦めてしまう人が大半

サラリーマンを選ぶ人に子供の頃の夢を叶えている人はいない。

どんないい年収、ネームバリュー、立地の会社から採用をされたとしても、何者でもない人・夢を叶えられなかった人である。それで幸せなんだろうか? 

社内では、偉い立場かもしれない・影響力があるかもしれない。しかし、「お前は何者でもない」・「代わりはいくらでもいる。だってお前は何者でもないから」

「給料が高いから!そんなお金稼いで何に使う?」

「自分が成長できる会社!成長ってお前昆虫だったけ?」

「いい会社に入って、可愛い嫁さん・かっこいい旦那もらう!どんな可愛い嫁・かっこいい旦那もらたって、30年後シワだらけよ?」

「会社名でマウント!それでしか自慢できないって、お前の名前会社名にしちゃえよ!」

どんなにいい会社に入社としても、1ヶ月後には二次会の場末バーで上司や会社の愚痴を言うに決まっている。現状で満足しないのが人間だし、そうして進化を続けてきたから。

人生は暇つぶしであり、その道具の一つで仕事というものがある。

就活生の全員が顔なし人間でもがいている。




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