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地域の⼩売業には、 Amazonにも負けない 底⼒がある!(1)『元地域スーパーのエンジニアがシステム屋をやっている訳』

地域のスーパーにて エンジニアとして働いた13年

今から約30年前、私は福島県いわき市にある スーパーで働いていました。肩書きは、情報シス テム部のシステムエンジニア。そう、⼤企業がこ ぞってITシステムを開発しはじめたまさに黎明期 から、私は地域に根ざしたスーパーの中で、さま ざまな基幹システムを作り続けてきたのです。 13年。それが、私がそのスーパーでお世話に なった期間です。⼀介のエンジニアでしかなかっ た私ですが、システム構築はもちろんのこと、組 織づくりの権限まで与えてもらっていました。ち なみにPOS打ちのチェッカーや、加⾷の棚卸など も経験しています。⻑年にわたって貴重な経験を させていただいた恩を、ずっと忘れたことはあり ませんでした。


システム会社を創業 ⼤⼿企業の仕事から原点回帰

独⽴・起業して約10年ほどの間は、システム 会社としてさまざまな企業様からの仕事を受けて きました。しかし頭の⽚隅にずっとあったのは、 「地域の⼩売業」のこと。 そもそも⾃分で会社を創業したのは、⾃分がお 世話になったような地域の企業を⽀えたかったか らではなかったか。⼩売業の⽅たちに、恩を返し ていきたかったのではないか。 そう考えた私は、原点回帰をすることにしまし た。それまで仕事を受けていた⼤⼿企業からの受 託仕事を受けることをやめ、地域の⼩売業に特化 した基幹システムパッケージを開発することにし たのです。そうして⽣まれたのが現在、私たちが 提供しているシステム「Retail Winner Comp.」です。

理不尽なシステムを回避し、 直⾯する課題を解決したい

スーパーの中でエンジニアをしていた当時から、 私は基幹システムのパッケージについてある種の 理不尽さを感じていました。⾮常に⾼額なのに、 使い勝⼿は悪い。みなさまの中にも、不信感を持 たれている⽅が多いのではないかと思います。 アールが提供するシステムは、なんとかそれを払 拭したかった。 その背景には、地域の⼩売業が直⾯している⼤ きな課題があります。これまではシステムに頼ら ずとも、従来のやり⽅で問題なく営業できていた かもしれません。 しかしこれから先、⼈⼝減少と少⼦⾼齢化の波 が⽇本を直撃することになります。もうすでに、 働き⼿の不⾜に悩まされている企業が続々と出て きているのが現状です。 だからこそ今、最適な基幹システムによって、 みなさまの仕事を少しでも楽にできたら。そう思います。

(続く)