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令和5年9月 第16回定例会 一般質問②外国にルーツがある子どもや日本語が不自由な子どもたちのために設立された県立芦屋国際中等教育学校について

こんにちは。尼崎市議会議員 池田りなです。令和5年9月 第18回定例会 において、外国にルーツがある子どもや日本語が不自由な子どもたちのために設立された県立芦屋国際中等教育学校について取り上げました。先月、私も同行を視察しましたが、32か国の生徒が在籍し、日本語教育も手厚い学校です。

令和5年6月、本市では県から多文化共生サポーターと市からの多文化共生支援員がつく日本語が不自由な児童は43人・生徒は31人います。現状では、日本語の支援が必要な子どもたちへの支援は十分ではありません。

先日、日本語が不自由で中学校のとき、不登校になったという本市在住のネパールの方と話をしました。同校について伝えると、「当時知っていたら通いたかった」とおっしゃっていました。現在本市では、外国籍の子どもが転入したときには、地域の公立学校しか案内していません。同校を案内することで、外国にルーツがある子どもの学ぶ場の選択肢が増えると考えます。

芦屋国際中等教育学校についてですが、2023年9月の市別生徒数は、尼崎市27名・西宮市120名です。この数字をみても、尼崎市で必要な子どもたちにまだ学校が知られていないと思いますので、周知徹底をお願いします。

お伺いします。
<質問>教育委員会
今後引っ越してこられる対象の世帯に、県立芦屋国際中等教育学校の案内ができるよう市民課に教育委員会から依頼していただけますでしょうか。

〈増田教育次長答弁〉
市民課では、市内に転入される世帯で外国人のお子様がいらっしゃる場合は、年齢によっては、尼崎市立小・中学校に就学していただくために、指定の学校名が記された就学先のお知らせの文書を渡しております。

この市民課の業務は就学先を通知することですから、教育委員会は、芦屋国際中等教育学校の案内を行うよう市民課に依頼することは考えておりません。

教育委員会では、毎年、背屋国際中等教育学校からの依頼を受け、各小学校を通じて、学校説明会の案内と募集要項を、興味を持たれている6年生の児童と保護者にお渡ししております。

なお、市民課での転入手続で、指定の中学校以外の中学校への就学についてご相談の希望があったときは、教育委員会が対応いたします。



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