見出し画像

インドネシア滞在記 vol.1<自然のリズムと共に生きる>

この5,6月、インドネシアに約1か月滞在していました。場所は、インドネシアのジャワ島にあるPare。たった1ヶ月なのにとてもとても濃い日々でした。毎日のように自分から何か湧き出るような想いが出てきて、その度に日記を書いていました。現地では、その時を集中したくてSNSへの投稿はしませんでした。今回は、その時に綴った日記を思い返しながら、投稿していきます。

自然のリズムと共に生きる

インドネシア内でも気候はエリアによって異なると思うけど、滞在していたPare(Kediri)は、朝晩は涼しく、日中はガンガン暑かった。日中は暑すぎるので外出はせず、授業もなく、暑さのおさまる午前中と夕方に授業があるスタイルだった。

暑さの前では何も抵抗ができない。自然とガンガン汗が出て、化粧もめちゃくちゃ…!私が生活していた寮は、エアコンがなくて扇風機のみ*。だから、部屋が暑くなったらひたすら扇風機に当たるか、シャワーを浴びて汗を流すか、昼寝して暑さを紛らわすかのどれかだった。

(*ちなみに寮はエアコン付きの部屋か、なしの部屋かが選べたけど、あえてエアコンのない部屋を選んだ。日本で過ごせる生活と同じ生活をしたくなかった。可能な限り、現地の人と話したり関わったりする生活を希望した)

ボイラーがないと、お湯は出ない。ここの寮は、ボイラーがなく、シンプルに水道管が通っているだけ。シャワーを浴びたければバケツに水を溜めて、手桶で水をすくって浴びる。最初は、水を浴びるたびに覚悟のいる毎日だったけど、次第にこの生活も心地良くなってくる。

寮のお風呂とトイレ。ユニットバスの原点を感じる笑


ガンガン暑い日中、汗を流したくてシャワーを浴びると、水道管が温まってお湯(30℃くらい)がでる。でも、夜友人と夕食を済ませてからシャワーを浴びると、すっかり水温は下がり、ほぼ水を浴びることになる。

本来であれば、日中暑いタイミングで冷たい水が欲しい、夜涼しいタイミングでお湯が欲しい。でも、ボイラーがないとそれができない。日本での生活は、知らず知らずのうちに毎日24時間ボイラーが働いてくれていることに気づかされる…!

ここで生活をしたことで、自然に合わせて生活していることを実感できた。雨が降れば一日中水しか浴びられない。日中とても暑かった日は、夜になっても水温が高いままの時もある。そこで「今日、本当に暑かったもんな」って納得する。でも、これが本来の姿だよな、って思った。

建物は完全に全て覆われている、というより吹き抜け?のような感じ。だから、寮の廊下にいても、外の音や空気が入ってきて、家の外と中のはっきりした境界線がない。

***

洗濯は、外のランドリーに持って行くこともできたけど、この寮では手洗いをする環境が整っていたので、私は可能な限り手洗いに挑戦した。(シーツなどの大きいものとか、洗濯サボって溜まってしまったときはランドリーに持って行った)

バケツに洗濯したいものと水と洗剤を入れて、つけ置き、手洗い、脱水。一見かなりめんどくさいように聞こえるけど、暑い環境で生活していると、水に触れること自体がとても心地よいことで、日常に必要な時間であることを感じながら毎日洗濯をした。

洗濯をするときは、短パンにビーサンを履いて、腕も足も水浸しになりながら洗う。その水に触れる時間こそが価値がある。

かなり適当な脱水でも、暑い環境ではすぐに乾いてしまう。洗濯機があることで、完璧な脱水をしてくれるけど、それは季節と状況のよってはあのレベルの脱水じゃなくても良いことを初めて知る。。!

日本に帰っても、暑いシーズンはこうやって過ごそう、って思った瞬間だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?