栞和りな

ことわのりなちゃん 短歌置き場はここです。

栞和りな

ことわのりなちゃん 短歌置き場はここです。

最近の記事

2023/07/10

この頃は心身共に調子が悪くて、だいたいのことは先送りになってしまう。 でも毎年手紙を書くって決めたから投稿しておきます。(あとで書き直したりするかも……?) 遅れちゃってごめんね。 あの夜の、大体の色合いとかコントラストはまだ詳細に憶えてる。どんな気持ちでそこに居たのかも分かる。 髪も顔もクシャクシャにして泣いている自分。……部屋の家具の配置があやふやだ。気分で模様替えをしてたからか整合性が取れてない。思い出ってこんな感じで曖昧になっていくのか。 すごく嫌だな。 大

    • 2022/10/24 短歌

      ゆるして、と書き込むように切りつけて世界で一等うつくしい腕 ああ彼の書いた詩がいま脊髄に 『最後の花火に今年もなったな』 ぎこちなく伸び代のあるクロールはきみだけのもの それが悔しい 古くても壊れていても構いません きみのくるしみすべて買わせて 爆泣きの子どもにいつか逢う日まで財布の中にキラキラシール ←甘噛みになり損なったえらい傷(食べちゃいたいほど惚れ込んでいる) 阿鼻阿鼻で叫喚叫喚、さてなぜにこんなおもいをしてまでいきて こんな日は一刻も早く入浴を済ませて

      • 2022/10/06 短歌

        愛されてもちろん、という顔つきの無料の犬がもっと必要 新鮮なことばが降った帰り道 花を眺めるように右手を 思い出が鮮やかだから鈍色の言葉を吐いてバランスをとる ネコちゃんになりたいけれどヤクルト1000にもなりたくて、それは液体 バキバキになった眼鏡に謝って、私じゃなくて、この子に言って ダレダレのことを思って口ずさむ童謡のまああたたかいこと 『やっぱりさ サイゼでワイン浴びようよ あのバーミヤンお冷不味いし』 /// メモ帳見たらなんか溜まってたので放出しま

        • 2022/07/04

          毎年これくらいの時期になると、大切な人を失わないで済む方法について考える。 脳みそは常にあの夜のことを鮮明に再生出来るようになっていて、でも、そのうち経年劣化とかで駄目になるかもしれない。全然想像がつかないけれど。 わたしは死って鋭利で冷たいと思う。でも多分、死を選ぶことや選ばれること自体は摂理でしかない。 だから身近な人がどうにかなっても本当は、ああこれは水が上から下に流れているんだね、くらいに思ったほうが良いんだろう。 それを簡単にやれないところが人間の愚かさだしチ

          2022/06/09 短歌

          金色が耳に在ったらかわいいとしっているから今日もルミネで 翌る日もそのあくるひも「わたしたち家族なんだね」手を取り合って 聡明なお前のシャツの襟ぐりを洗っているわたし 母であるわたし わんころに♡なったつもりで♡言いますが♡いつもお散歩♡楽しいワンよ♡ 「ハムちゃんになっても愛してくれまちゅか?」『イェーッちゅ♡げんまる♡ちゅ〜ラブ♡なのだ!』 かがやきを顔に並べる間中「女の子って本当に楽しい!」 『もしすべて巡りあわせやタイミングだったら君を愛さず死ねない』

          2022/06/09 短歌