生きる世界、生きたい世界

#演大連
#あたらしい憲法のはなし3

注意⚠️ ネタバレちょっとあり。

千穐楽が終わり、次の日の朝、重い体を起こしてコーヒーを飲みながら書いています。
全然纏まってないです。ただ、なにか残しておきたくて書いています。
ちなみに八百屋舞台が体にかける負荷が大きくて、腰、足首がお亡くなりになっております…。

先ずは感謝
『あたらしい憲法のはなし3』無事終演しました。

観劇してくださったお客様含め、関わってくださった方々全員に心から感謝です。こんなご時世ですが、4ステージ全て満員御礼。素直に嬉しかったです。
配信もあります。映像だとまた違って見えると思います。私もみます。みんなも見よう。

配信チケットはこちら⤵︎ ︎
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=600335
(配信期間 10/1 10:00~10/31 23:59)


舞台に立ってみて
普通に演劇をするってなんだ。
マスクをしているとしていないの違いはなんだ。
目の前に広がる光景が嬉しかったとともに怖い、観客が敵に見えた。この戯曲だからか?
冷ややかな視線に見えた。特に最初の国会シーン。劇場の枠をテレビとして、観客はテレビの前に座って画面を見ているように思えた。見られているけど、こちらには影響が無い。
観客を世界に引き寄せるのはもちろんだが、今回の芝居では一緒に世界を創っていくというよりか

「こっちを振り向け、振り向け」

と感情をぶつけている感覚に私は陥った。

憲法について
私はもっともっと分からなくなった。知るってことは諸刃の剣。知らなかったらきっと悩まなかったが、私は『知る』という選択肢を今回は選んだ。難しいものだと思っていたが、そうでも無かった。チャットしたら色々な意見が飛び交った。

憲法を知って私が素直に思ったのは

『そんなこと言われる筋合いは無い』

でした。
批判的に聞こえるけど、全てを批判したい訳では無いことをわかって欲しいな。

私の背負っていた条文について
第百二条 【憲法尊重擁護義務】
全て国民は この憲法を尊重しなければならない

これは自由民主党による日本国憲法改正草案で新たに追加された条文です。
「〜しなければならない」という強い文言が使われています。
条文について座組でチャットした時に、それぞれの条文が硬いもの、軟らかいもの、という話が出た。これは軟らかい、柔らかすぎるものであると私は思った。ただ、やわらかいが芯がとても硬い。重いものである。
尊重の度合いって人によって違うじゃん?尊重より守らなければならない。の方が強い力があるのでは?そんなことを考えた。

役について
私の演じたKという役。
派手な見た目、マントを羽織った成り上がりの金持ち。尊厳を大切にしていました。
正直私と正反対だ。
彼女は『ルール』『努力』という言葉を繰り返し発していた。私はルールも努力も守るしするが、彼女ほどの力をもって今まで生きてきたかと言われるとそうでは無い。泥だらけになりながらも這い上がって、また引きずり下ろされて、それでも前に進もうとするのは自分が努力したという絶対的な自信があるから。誰にも負けないと分かっているから。
自信という点でも私とは違う。
よく「もっと自信を持って」と言われるが、自信を持つという行為?が私には分からない。
その言葉が怖い
だからこそ純粋に彼女を尊敬したい。
百二条を背負ったマント、純粋に彼女は尊重されたかったんだと思う。


対話、チャットについて

今回チャットするということをとても大事にしてきた。何か不満、不安があったら書き込めるフォームがあって、それが届いた時は全員でチャット、意見交換をしてきた。それはとてもラフな回で、素直な意見、気持ちが飛び交った。
世界一平和な稽古場であったことは間違いない。ただ、今思い返してみると不安に思ったことがあった。

マスク。

チャットしよう、気軽に話そう。
それを邪魔したのは口を覆うマスクである。
目だけでは正確な感情が読み取れない。(正確ってなんだって話だが)「良いと思う!」そう口に出していたとしても口角は下がっているかもしれない、唇を噛み締めているかもしれない。隠せてしまうというのは我慢を強いられているようにも感じた。
マスク、嫌ですね。嫌いです。
慣れてきている自分も嫌いです。殴りたい。

これからのこと
各所に宣伝する際、『卒業したらもう舞台に立たないかも』と私は言っていました。本心3割って感じです。7割、9割はずっと舞台に立ってたいって気持ち。
自分が、「もういいや。満足。」
って言えるまでは舞台に立ってたい。
って千穐楽を終えて思ってしまった。
やっぱり楽しくて。
自分はまだまだだし、世間に出ていいレベルの人間ではないと思うけれど、それでも舞台に立つことが好きだし、生き甲斐を感じる。

生きてる限りは舞台で生きたい。

とまあ、なんともまとまらない文章。
支離滅裂でございます。
自分の意見を発語するとどうしても涙が出てしまうので、私はこうやって長々と書き記していくんだと思う。

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