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ゆとりでさとり、ど真ん中。

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雑談集。仕事の話、考えたこと、感じたこと。
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2022年2月の記事一覧

直木賞受賞した10分後には、次の小説を書いていた #今村翔吾さん

直木賞受賞の記者会見を終えたその足で、今村翔吾さんが「KIDS DOOR オンラインラーニング」というトークイベントにゲストとして登壇してくださった。 視聴していた感想は結論、やっぱり「すぐ動く・続けるって大事」ってこと。 . 「翔吾くんだって夢叶えてないじゃん」 母が「こういうのあるみたいよ」と言って紹介してくれたのが、今回のイベントだった。トークテーマは「言葉の力」。 姉から、京都の「今村組」というよさこいチーム代表者の息子さんだと聞いていた。本人も数百名在籍するダ

前略 作品、受け取りました #小平奈緒選手

今回の北京オリンピックで、改めて「結果の受け止め方」について、考えさせてもらった気がする。 小平奈緒選手と私 2018年の平昌オリンピックでテレビに映る小平選手を初めて見たとき、私は思わず息を飲んだ。 あまりに顔が私に似すぎているのだ。 何なら7人兄弟の誰よりも、もちろん母よりも、父よりも、ダントツで小平選手と私の顔は似ていた。 気になった最初のきっかけはそれだけだったけど、その人間性や、彼女の綺麗なスケーティングを見れば見るほど、私は彼女のことが好きになっていった。

ファンレター処女な私。

今まで機会がなかった訳じゃない。しかるべきタイミングで、しかるべき相手に、しかるべき内容で——。 そんなことを考えていたら、あっという間に三十路手前なのである。時の流れは世知辛い。 林檎と事変 私は姉の影響で、物心ついたときにはもう椎名林檎さんの音楽が好きだった。 小さいころは彼女が何者かも、歌詞の意味も、その緻密に練られた音の意図もわからないまま、ひたすら姉と一緒に家で歌っていた。 大きくなるにつれ、その音楽と自分の醜い事実を重ねたり、粛々と作品を生み出し続ける職人