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『私の幸せな結婚』のアニメ演出が素晴らしいという話

rinです
いつも私のnoteにお越しくださりありがとうございます。

昨日、今話題の漫画『私の幸せな結婚』のあらすじについてお話ししました。

不遇な人生をおくってきた斎森美世が、名家の当主、久堂清霞にみそめられるという王道のシンデレラストーリーです。

作中では、清霞の完璧超人ぶりに目がいくものの、美世の献身的な姿勢が清霞の優しさを引き出しており、お互いが支え合っている関係がなんとも羨ましく思います。

また、この作品はアニメ化しており現在絶賛放送中です。

原作、漫画、アニメとどれも違った魅力があり、メディアミックス作品としてさまざまな見どころがあります。

全てのコンテンツに触れてみたのですが、私の好みは断然アニメでした。

元の王道ストーリーを、声優さんの演技、アニメならではの演出が支えさらに素晴らしい作品へと昇華しています。

ある意味では、文章よりもキャラクターの心情が伝わってくるシーンもありグッとくるものがありました。

今回は『私の幸せな結婚』のアニメの良さについて紹介していきたいと思います。

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多くを語らないのがアニメのよさ

『私の幸せな結婚』は王道のシンデレラストーリーながら、本家本元のシンデレラよりも美世はずっと繊細な性格です。

シンデレラのような、こっそりパーティに紛れ込むような図太い神経は持ち合わせておらず、自分の内側にストレスをためがちな性格をしています。

そのため、原作や漫画では美世の心の声が描写されることが多くなります。

アニメでは、美世の心の声を大胆にカットしているシーンが多数あります。

その分、繊細な表情の違いや声色、さらには部屋の光や空の色でその時の美世の気持ちを表現しています。

また、美世の心情を視聴者が想像する部分も多く、原作や漫画の美世よりも儚い印象が強くなっています。

また、清霞の表情も柔らかく書かれるシーンも多く、冷血非道との前評判はどこいった?というくらい魅力的に描かれています。


声優さんの演技

実家にいる頃と、清霞のもとにきてからの美世はちょっとずつ言動が明るくなっていきます。

アニメでは、美世を演じる上田麗奈さんの演技にもぜひ注目してみてください。

清霞の優しさに昔の傷が少しづつ癒されて、明るくなっていく美世の様子を見事に表現しています。

上田麗奈さんの柔らかくも芯のある声色が、静かながらちょっと頑固な美世を上手に表現していて、王道のストーリーは良くも悪くもガバガバなところがありますが、声優さん達の演技で作品に説得力を持たせています。


世界観を表現するカラー

『私の幸せな結婚』は原作や漫画の表紙のの色使いが素晴らしく、淡く繊細な色合いが物語の印象を決定させているといっても過言ではありません。

私が『私の幸せな結婚』のアニメ化を聞いて、最も気になったのはアニメでの色彩表現でした。

原作の美しいイメージをアニメの、濃いめの色使いで表現できるのか疑問でしたが、その不安は杞憂に終わりました。

もしまだ、アニメを視聴していないという人はオープニングだけでもみてみてください。

いかに多くの人がエネルギーをかけて繊細に作り上げたかがわかるものになっています。


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