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【連載】ROAD TO マツ耐 【第1回】

皆さん、こんばんは。

前記事からまた随分と間が空いてすっかり3日坊主となっていたが、このまま放置するのも勿体無いので、マツ耐へ参戦するまでの道のりを、備忘録という意味も込めて今回から連載として分けて書いていきたいと思う。

今回は昨年10月に始まった原点、MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022 Rd.1のレースレポートを紹介する。

リアルレースへの架け橋となるシリーズ戦

まずはこのシリーズの概要について振り返ってみよう。
MAZDA SPIRIT RACING GT CUPは、マツダ株式会社が主催するイベント。チャレンジクラスと呼ばれる18歳以上の選手が対象となるクラスでは、全5戦のシリーズで競われ、その内の4戦分のポイントを有効として計算し、ランキングを決定する。ランキング上位3名は表彰され、また同上位20名にはリアルレースへ挑戦するチャンスが得られるという、夢のあるイベントである。
開催概要の更なる詳細は、以下のサイトを確認してみてほしい。

本記事で扱うRd.1では、2022年10月のアップデートで追加されたロードスターNR-Aで、筑波サーキットを15周走るというレギュレーションでレースが行われた。

ブレーキングでの姿勢作りが重要なロードスターNR-A

このロードスターNR-Aの感想を率直に言うと、ブレーキングでの姿勢作りが全体的な速さを決めるマシンであると私は思えた。
特に重要なのは、ブレーキングしてからコーナーのクリッピングポイントまでの間に行う、ブレーキを抜いていく動作である。この抜き加減とステアリングを切っていく動作をシンクロさせることにより、ベストな旋回性能を得ることが出来る。ジワっとブレーキを抜いてゆき、その間にステアリングをジワっと切ってゆく。言葉だけで伝えるのは難しいが、イメージ的にはそんな感じで姿勢づくりをすることにより、速く旋回してタイムを縮めることが可能であるように思えた。

予選失敗に泣いた20:00枠

さて、ここからレース本編の話をしていこう。
MAZDA SPIRIT RACING GT CUPでは、各ラウンドごとに3つの時間枠が設けられている。最初の枠が20:00から始まり、21:00枠、22:00枠とエントリー可能な枠が分かれている。他のスポーツモードのイベント同様、プレイヤーは全ての枠に自由に参加可能だ。
本Rd.1、私は気合を入れて20:00枠からエントリーしたが、少々問題が生じていた。18:00頃まで練習し、風呂に入ってから参加するか〜と呑気に考えていたら、私が愛飲している烏龍茶と水のセールがこのレース日までだったことに気づいた。急いで愛車のGRヤリスを安全運転で駆り、スーパーで各飲み物を買って風呂に入った後にゲームを起動し、エントリーボタンを押した時には、エントリー締切30秒前となっていた。そのため、直前の予選の練習はできず、結果予選7番手というイマイチな結果に終わってしまった。レースでは他選手のミスに乗じて4位で終えることができたものの、予選順位が良ければもっと良い結果だったことは明白だった。

20:00枠のチェッカーのシーン。前を走るカーナンバー1の石井選手を最後に追い詰めるも、抜くまでに至らず。

久しぶりのポールtoウィンを達成した21:00枠

物足りない結果だった20:00枠であったため、21:00枠にもエントリー。今回は予選練習もバッチリ行い、万全の体制で臨んだ。
グランツーリスモのスポーツモードは、ドライバー各々が保持しているドライバーズレーティング(DR)に応じて、参加するグループが分かれる。一般的に高いDRを保持しているドライバーほど参加するグループのレベルは高く、グループの参加者の平均DRが最も高いグループは「第1部屋」とよく呼ばれる。私が今回参加したグループは、そこから一段階平均DRが低い所謂「第2部屋」であった。それでも予選タイムの上位3〜4名くらいは第1部屋の6〜7番手あたりの選手と遜色ないわけで、レベルとしては高い。そんな21:00枠第2部屋のレースにて、スポーツモードでは久々となる予選PPを獲得することができた。

予選結果。2位の選手との差は0.1秒を切るほどの大接戦となった。

さて、運命の決勝。今回のレースではフライングを気にしなくて良く、かつアクセル全開でスタートできるレギュレーションだったこともあり、スタート〜1コーナーまでは難なくトップを守ることができた。

レーススタートのシーン。難なくホールショット。

そこからはレースペースにそこそこの自信があったため、徐々に引き離すことができれば理想的な展開であったが、残念ながらそう楽はさせてもらえなかった。中盤〜終盤にかけ、激しい攻防を2位の選手と繰り広げることに。トップスピードはそこまで伸びないため、スリップストリームからの追い抜きはそこまで警戒しなくても良かったが、後ろを気にするあまり立ち上がりで失速して危ういシーンを何度か経験することになった。

最終コーナー前でインを守るシーン。独走は許されなかった。

それでも何とか15周、トップを守り切ることに成功。私にとって、久しぶりのスポーツモードでのポール to ウィン達成となった。

21:00枠チェッカー。最後の2位との差は僅かに画像の程度しかなかった。
想像を超える結果に満足な私

総括

結果を見れば、もちろん優勝して素晴らしいレースだったと言える。しかし、20:00枠で決めきれなかったことと21:00枠でトップ走行中にペースが乱れたことが大きな課題となった。なかなか昔から改善できないところではあるが、立ち止まっていては留まることも難しい。だから少しずつでも治していこうとこの時は考えていた。
だがこのレースの優勝によって次戦以降、私は更なる猛者たちと戦わなければならなくなるのであった・・・。

といったところで今回はここまで。できれば7月末までに一旦完結させたいところではあるが・・・いや立ち止まってはいけない!完結させます。
ではまた次回。

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