スランプ以前
撮っても撮ってもうまく撮れない。納得できない。撮れば撮るほどそう思う。
うまく撮れない理由のひとつに「漠然と撮る」というのがあるような気がする。
前にプロカメラマンが「球技を撮るときはボールを入れて写すのが基本」と言われているのを聞いた。それ以来常にボールを意識して撮るようにしていた。
しかし最近そのセオリーを遵守しすぎて、自分の写真になんだかマンネリを感じてしまうようになった。こうなると楽しくなくなる。
そういうわけで先日のハンドボールは、思いきって今までとは変えて、あえてボールを追わないことを意識して撮ってみた。
一つ目線を切り替えることで、一気に見えてくるものが変わった。今までより試合や選手がよく見えるようになった感じがした。
ファインダーをのぞくということは視野が狭くなる。それはそうだがもう一つ、視野を狭くしていたのは自分自身の意識だったということが発見できてよかったと思う。
しかしそうやって意識が変わっても、相変わらずうまく撮れない。やはり基礎基本の知識が圧倒的に足りないからだろうか。テキストは持っているのだから少しづつでも勉強すればいいのに、そんな時間あったら溜まりまくった撮影データを整理してしまう。
そういう撮影以前の意識や行動も変えていかないとだめなんだろうか。そこを変えたとしても、上達する気がしないのだが。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?