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出会いという名の財産


今日はお友達の話。

リツアンという会社に勤める平野という男。

彼と出会ったのは4.5年前だったと思う。
地元の友人を通じて知り合ったのだが
地元が同じ静岡で聞けばなんと同じ大学の同級生だと言う。

出会った頃の彼のイメージは「イケイケ」笑

彼がどんな仕事してるかも知らなかったし、
お酒や御飯をご馳走してくれる気のいい奴という感じで仲が良いというよりはどっちかというとある程度の距離を保って接していた。笑

僕と彼との距離をグッと縮めるきっかけになったのはなんの巡り合わせかあの一件でした。

その時の僕はピン芸人になり、バイトを2.3個掛け持ちして借金を沢山してまでジムや資格の学校に通い

とにかく「僕は前向きだ腐ってない」と言い聞かせるのに必死だった。それ以外の時間は睡眠時間を削り今までお世話になった人やそれまで会えてなかった人に会う時間に当てていた。

そんな時彼から、Facebookのメッセンジャーで一通のメッセージが送られて来ました。

「話を聞かせてほしい」

この頃、僕の元には僕の身を気遣い心配するメールやLINEが沢山の友人知人から寄せられていた。

今回もその一通だろうくらいにしか思っていなかったが、その一通一通に励まされ、僕の折れかけた心を繋ぎ止めてもらっていたのもまた事実だった。

とにかく人と会うという事を自分の中で決めていた僕は2つ返事でこれを承諾して指定された日時その場所に向かった。

彼の指定した場所は今でも忘れない祐天寺にあるお洒落割烹居酒屋だった。

イケイケは違うなぁと思いつつ笑
席につき食事もそこそこに彼はこう切り出した。

「俺らのタメ(同級生)でネガティブな事でこんなにニュースになった奴なんていないだろ?そんな経験したくても出来ない。これはすごい事だ。だから話を聞かせてほしい」

変な奴だと思った。
「災難だったなぁ」「絶対諦めんなよ」

哀れんだり、心配して気遣ってくれる人は沢山いたが、その経験をポジティブに捉え僕の経験から何かを得ようとした奴は初めてだった。

その時、彼がシステムエンジニアの派遣会社で、役員を務めシステムという形のないものを商品としているため評価を受けにくいシステムエンジニアという方達のスキルを正当に評価し、給料にこだわりWin-Win-Winの構図の実現を努めながらやりがいや面白い事を追求している事などを知った。

彼の事を六本木に生息するイケイケ青年実業家の類いだと思っていた僕は少し驚かされた事を覚えている。笑

それから僕等は徐々に仲を深め、
彼のイケイケもすっかり落ち着いた笑

自粛前は週に2.3回会ってお酒を嗜みながら
色々な話をした。

彼の会社は学生向けにラーニングスペースを提供していることもあり、飲んでいると東大生や大学院生、芸大生をはじめ、彼の仕事に関わる様々な分野の人達と同席する事が少なくない。

彼との話も興味深いものが多いのだが、彼等もまた凄くクリエイティブでイノベーションな話題が多く、お笑い芸人の僕からしたら毎回凄く新鮮で実は生かせるものも多く感じる。

「ファンクラブを作りたい」「ワークショップに興味がある」と伝えるとその道のスペシャリストを集めてお酒を飲む席を作ってくれる。そこでは僕の知らない世界の知らない論争が繰り広げられる。僕自身の話をすると彼等もまた僕のように興味深そうに話を聞いている。

「箕輪さんと会ってみては」と提案してくれたのも、彼だったし、

彼と彼の会社が障害者雇用について前向きに楽しくそして真摯に取り組んでいると聞き感銘を受けてなにか面白い事をしようと企んだのも飲みの席でした。

ここ数年本当に忙しかったが少ない時間で沢山の人と会い、そのお一人お一人が僕の人生を豊かにしてくれたと思っています。

平野もまたその1人。

沢山の大切な出会いのいくつかを
またここで少しずつ書いていけたらなんて思っている今日この頃の僕です。

お後がヒュイゴー

EXIT りんたろー


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