YouTube

YouTubeでパシフィコ横浜の映像が解禁されたので少しYouTubeの話を。

僕達のYouTube参戦は2018年12月の事でした。

「りんたろーさんYouTubeやりませんか」

兼近からの提案でした。

「youtube??必要かな？」

今でこそ沢山の著名な方々もYouTubeに参戦してはいますが、誰もあえて口にはしなかったもののその頃の芸人のYouTubeのイメージは

・テレビでの活躍を諦めた芸人の選ぶ選択
・どこかサムいもの
・芸で食えない芸人が食っていくための選択

というような空気が言わずもがな、なんとなく漂っていました。それぐらい芸人はいい意味でも悪い意味でも尖っていたというか、芸人はこうあるべきという固定概念が根強く蔓延っていました。

「俺らってそうゆうの関係ないじゃないですか。今始めておく事に意味があると思うんです。」

兼近の同居人の湘南パイプキャッツ望月にパソコンを買い与え、0から編集技術を習得させたいという。僕達が人気になれば、登録者も増える。そうすれば望月もバイトを辞められるし人気も出ると思う。

兼近の楽観的展望に呆れつつもお互いのやりたい事はなんでもトライするのがモットーのEXITとしては断る理由が見つからなかった。

この同居人の愛ある提案に望月も必死で食らいついた。パソコンをまともに触った事のない人間が今のような編集技術を身につけるのは並大抵な努力ではなし得なかっただろう。休みの度に編集に詳しい人のところに出向いては手取り足取り教えて貰っていたと聞いたことがある。

最初の登録者数は2000人程度

iPhone1台の慣れない撮影に最初は縦撮り笑
謎のおびただしい面積の黒余白笑
毎週金土の週2投稿もやっとの状態だった。

YouTubeきっかけでお近付きになったYouTuberさんは数知れず。そんな方々にコツなどを教えてもらいながら、テレビ等の露出も手伝い徐々にではあるがチャンネル登録者数を、増やしていった。

それぐらいの時期からか、それまで街を歩くと「ゴッドタン観ました」というおじさんが主だった僕等を若い女子高生や男子校生がみつけるやいなや「 EXITですよねYouTube観てます」という具合にファン層が広がっていくのを肌で感じ始めた。

それと時を同じくしてカジサックさんをはじめとする売れてる芸人さんのYouTube参戦によって芸人のYouTubeに対するイメージはだいぶ変わってきたように思う。

YouTubeは「手を出したらダサい」ものから
「やっておいた方がいいもの」に変わっていった。

これを受けて、カジサックさんのYouTube参戦に首を傾げていた者も次々に参入していった事を覚えている。二手も三手も遅い。どちらで結果を出すのにもあまりにも遅すぎる参戦だった。

そういった意味でもカジサックさんは芸人のYouTube界での功労者と言えるだろう。
置かれてる立場やプライド全部捨ててYouTubeの世界に飛び込んで旗を振ってくれたそのクリエイティブさには脱帽する。

外出や三密を禁じられてる今、皆さんにエンターテイメントを届けられるのはオンライン上で実現出来るものが主になってしまいました。今までも常々感じていたが、こうなった今、兼近が僕に提案してきた時にYouTubeを始めておいて本当に良かったなと痛感させられています。

登録者数が55万人なった今でも僕達は3人でYouTubeを続けている。おうちにいる事が多くなった昨今、出来るだけ毎日投稿出来ないかという提案にも望月は嫌がる顔一つせず必死に編集作業をしてくれています。

これからも状況の変化に過敏にアンテナを立てながら EXITらしく皆さんの元に小さな笑いでもお届けできたらと思う今日この頃の僕でした

お後がひゅいごー

EXIT Charannel

EXITりんたろー