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【思考】"主義" は「完璧」よか「最善」

完璧主義になりがちな私の自戒を込めて

完璧なんて、正直ないってことは頭でわかっているのに。

「もっとできるはず・・・」
「ここが足りていないような気がする・・・」
「もう少しどうにかできそうだと思うんだけど・・・」
と、モタモタしがちで作業が一向に進まないことが日常茶飯事。

時間だけがどんどん過ぎてしまって、
自己嫌悪のループにハマる・・・。

んでもって、めんどくさくなる。


いったん忘れようとして
現実逃避に走ってしまって戻って来れない・・・。


あなたも、こんな感じで
動けなくなってしまった経験はありませんか?


どんどん焦るし、苦しいですよね。

まわりがキラキラ輝いて見えてきちゃって、
落ちこぼれ感や悲壮感に明け暮れるけど
救いが見えない・・・。


そんな完璧主義が原因で、
苦しい思いをしているあなたに、
今回の記事が届きますように。


完璧主義のココロを満たしつつ、
止まらずに進むことができる方法
について
まとめました。


すぐに実践できるアイデアなので、
「ガチガチに凝り固まってしまった完璧主義」から
柔軟性を取り戻しましょう!






なぜ完璧主義になっちゃった?

まず、完璧主義が生まれる背景と原因を探ってみましょう。

私自身も含めてですが、これまでに出会った
完璧主義のつもりはないけど、そうなっちゃうんだよね・・・という
「隠れ完璧主義」な自覚がある人の傾向を含めて、
ざっくりまとめてみました。

1.高い自己基準
自分に厳しく、高い基準を設定し、他人にも同じ基準を求めてしまう。

2.恐れと不安
失敗や批判を恐れ、何事も完璧にこなさなければならないと感じてしまう。

3.過去の成功体験
完璧を追求して成功した経験があると、その習慣が根付きやすく、完璧主義に拍車がかかりやすい。

4.社会的期待やプレッシャー
周囲からの期待やプレッシャーに応えようとすることで、完璧を求めるようになってしまう。

5.自己評価の低さ
自分に自信がないため、まわりの人に認められるために完璧でいなければならないと考えるようになってしまう。

6.競争意識
他の人と自分を比較し、自分が優れていることを証明するために完璧を追い求めるようになってしまう。

7.理想の追求
理想的な自分像を追い求めすぎると、現実とのギャップに不満を抱き、完璧を目指すようになってしまう。

ザっと並べてみましたが、さまざまな要因がありますね。

しかし、内容をよく見てみると、
だいたいが後天的、かつ、環境が起因していることに
お気づきいただけましたか?


私自身も、仕事でミスを厳しく責められる環境に長くいました。
そのことが完ぺき主義傾向を強めた原因のひとつだと感じています。


編集業だったので、当然と言えば当然なのですが、
「見逃しがあれば、それは確認したとは言えない」
と言われ続けていました。

「ミスは許されない」「完璧でなければならない」
という思考が染みつくのは必然だったと思います。


ミスをしない、見逃しを拾える仕組みを作ることが大切。
もしくは、現状の環境でミスをしないために
作業手順・業務負荷を見直すことが必要。


のはずなのですが、
負荷はそのまま。手順もそのまま。
マンパワーで乗り切る方針だったので
・・・なかなかに厳しかったですね。。


回想はさておき、

周りからの期待や、自己評価の低さから、
「もっと頑張らなければ」「完璧でなければ認められない」という
プレッシャーを自分自身にかけてしまうこともありますよね。

これは、自信のなさが根底にある場合が多いです。

そして、無意識のうちに人に頼ることも苦手になってしまうんです。
ここが本当にツライところですよね。。。


でも大丈夫。

あなたが感じたそのツラかったその経験と、
完璧を目指してきたこれまでのチカラがきちんと活かせます。



考え方をほんのりズラす

ガチガチの完璧主義から柔軟性を取り戻すために大切なこと。
それは、考え方を少しだけシフトさせることです。

「完璧」に向けていたチカラを、
少しずらした方向へ向かせる調整をする。


つまり、完璧を目指すのではなく、
「最善を尽くす」ことを目標に設定するの
です。


「え?同じことじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
ぜひ、先を読み進めてみてください。

実は同じようでいて、違うんです。

具体的な例を添えながら解説していきます。



完璧 vs. 最善

まずお伝えしたいことがあります。

完璧を目指さないことって、手抜きではないんですよ。


完璧にこだわらざるを得ない環境にいると
「完璧を目指さない?手抜きしてるのか?だからミスるんだろ!」
と言う流れになりがちです。
それゆえに受け入れることに抵抗があるかもしれません。


だからこそ
もう一度お伝えします。

完璧を目指さないことは手抜きではありません。

完璧を目指すことは、かかる時間が膨大になりやすいです。
そして、ひとつを完成させると燃え尽きる可能性も高い。
完璧を作り上げたんですから。


でも、最善を尽くすことに視線を変えるとどうですか?

完璧に物事を遂げようと思っていた過程で、
あながすでに当たり前のように取り組んでいた姿勢ではありませんか?

今のあなたができる限りのチカラを最大限使って取り組み、前進すること。その姿勢に注力するんです。

うまくいかないこと、失敗してしまうことも含め、
すべてが前に進むためのアプローチ。
結果、成長を感じやすいし、改善もしやすくなります。


完璧は、いわば「結果」です。

そして、自分の思う完璧は、
人にとっての完璧ではないケースがほとんどです。
残念ながら・・・。

だからこそ、
どうせこだわる"主義"を持つなら「最善」を選びませんか?

ベストを尽くしたけど至らなかった場合には
「何が足りなかったんだろう?」
「よし、次には改善して、またやってみよう!」と
前向きに流れを作りやすいのが「最善」です。


最善を尽くしたことで、自信も積み重なりますし、
1歩1歩、進捗を確実に得られます。
ほんのり視線をズラすだけで。



最善主義にシフトするための3ステップ

完璧主義者にとって、
「最善を尽くすだけでは不十分だろ」と感じてしまうことも
あることは理解しています。

私もそうでした。
「最善を尽くすなんて仕事してりゃ当然だし!」って。

だけど、あえてお勧めしたいです。
精神的なストレスも減りましたからね。


ということで、
最善主義にシフトするための3つのステップを紹介します。

step.1 「時間内にできることに集中する」
step.2 「ひとつのタスクを分解する」
step.3 「達成感を確認する」

ひとつずつ解説していきますね。


step.1 「時間内にできることに集中する」

コンテンツは仕上がり6割でいいから出しなさいって言われても、
なかなか出せないことってありますよね。

「もうちょっと、改善できるところがないか?」
「もっとわかりやすい表現にできないか?」
「これで大丈夫なのか?」
と不安になるし、心配してしまいます。

そこで、時間のリミットを設けてしまいましょう。

「この時間内にできた分まででいい」というリミット。
この限定された範囲の中でベストを尽くすことに集中するのです。

過度な完璧を求めるあまり時間を浪費するよりも、
まずは出してみる。

作業が進まないことが改善されます。


step.2 「ひとつのタスクを分解する」

大きなタスクを完璧に仕上げるためには、
詳細な分解がカギになります。

たとえば、ブログを書くときにも
1記事一気に書き上げることにつまずくことがあるのなら
段落ごとに仕上げていく方法も。

具体的に分解することで着手しやすく、
進捗を感じやすくなります。

分解された小さなタスクに対して「ベストを尽くす」だけで、
全体の完成度が上がりますからね。

大きな課題に圧倒されずに済むので、安心して取り組めます。


step.3 「1日の終わりに振り返る」

タスクを進めるうえで、適宜達成度を確認し、調整をしていきます。

自分の進捗を客観的に見ることで、
必要な改善点や次のステップを見つけやすくなりますよ。

毎日の振り返りや目標設定を行い、
成長を実感することでストレスも軽減し、
自信を積み重寝ることができるんです。


おまけ:リマインダーを作る

モチベーションの維持にもつながるので、やってみてほしいことは
自分自身を鼓舞するためのリマインダーの設定です。

付箋やメモ、デスクトップ、手帳など、すぐに見返せるところに
そっと書き込みを忍ばせておくだけで効果が期待できます。

集中が必要なとき、常に最善を尽くす意識に
ぐっと目を向けることができますからね。

完璧主義を手放すためのことばをいくつか紹介しますね。

●「いま、この瞬間のベストを尽くす」
●「進む過程を大切に」
●「自己評価よりも成果を重視」
●「小さな1歩が次への1歩」

上記のものだけじゃなく、
あなたのお気に入りのことばだってOKですよ。

完璧を追い求めるプレッシャーから解放されて、
集中の中にもリラックスして取り組むことができるようになります。


まとめ:完璧じゃなくて最善を!

完璧主義は、ときに自分を縛りつける原因となりますが、
最善を尽くすことに意識の重心を置くことで
柔軟性と成長を得やすくなります。

あなた自心にストレスをかけすぎず、
無理をせずに1歩1歩前進する姿勢を一緒に持ち続けましょう!

ご自分にとっての「最善」を追求しながら次へ進むことで、
より充実した日々になるはずです。




今回の記事も、
最後までお読みいただきありがとうございました。

お役に立てれば幸いです。


では、また!


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