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天皇賞春2020を過去傾向・注目馬・展開から予想

お疲れ様です、Rinです。
先週のマイラーズカップはインディチャンプが2019マイル王の強さをしっかりと見せつけて勝利しましたね。
本番の安田記念が更に楽しみになりました。

ってことで今回は5/3(日)に開催されます天皇賞春の予想を書かせて頂きます。
よろしくお願いします。
【4/29 中人気馬考察 追記】
【4/30 枠順を見て 追記】
【5/2 穴馬考察 追記】
【5/3 展開・印・買い目 追記】

1|はじめに

天皇賞春の予想に入る前に、先週のマイラーズカップの結果について書かせて頂きます。

僕の予想▼

結果▼

1着:インディチャンプ◯
2着:ベステンダンク◇
3着:ヴァンドギャルド◎
----------
5着:ヴァルディゼール▲
6着:レッドヴェイロン消
7着:ランスオブプラーナ★
8着:ブラックムーン☆
除外:フィアーノロマーノ△

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(※フィアーノロマーノが出走取消となったので500円が返還)
本命◎のヴァンドギャルドが前走に続いて出遅れたので「あ、終わった。」と思いきや、岩田望騎手の冷静な騎乗によりラスト直線大外一気でギリギリ3着に突っ込んでくれました。
ほんと良かった…
インディチャンプは実力を発揮し余裕の勝利。
ベステンダンクは人気薄ながらしぶとく脚を伸ばして2着と好走。
払戻はショボかったものの、なんとか3連複を的中できたので非常に嬉しいです。
人気の一角レッドヴェイロンを消せたのも大きな進歩でしたし、良い一日になりました。
ただ、フィアーノロマーノが除外になり状態が心配ですね…
大事に至らなければ良いのですが。

参考記事▼
マイラーズカップ2020を過去傾向・注目馬・展開から予想

2020競馬予想成績
的中:9/17(53%)
購入:27000円
払戻:26340円
回収率:97%

ズルズルと回収率が下がるのをなんとか踏みとどまって耐えてる感じですね…
集中力を切らすと一気にヤられてしまいますので、ここが踏ん張りどころです。
なのに次のレースは超難関の長距離G1です。
さて、どうなる事やら…

2|天皇賞春-レース概要

2020年5月3日(日)
4歳以上・京都/芝3200m

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京都外回りコースを2周も回るという、見るだけでも嫌になるレースです。

1周目は比較的ゆっくり回り、2周目からペースアップし、下り坂を駆け下りて一気にゴールに雪崩れ込むパターンが多い。

実力のある逃げ馬は別として、スタートからゴールまで逃げ切るのは非常に困難である。
かと言って、直線だけで差し切るのも難しい。

4コーナーのスパイラルカーブで番手を上げるには遠心力による距離ロスが激しいので、2周目の上りぐらいから徐々にポジションを上げ、下り坂をロングスパートで押し切るのが勝ちパターンとなることが多い。

ということから、ゆったりした1周目を折り合える落ち着きと、2周目の上りでポジションを上げれる基礎スピードが必要となる。
また、道中の距離ロスは少ない方が良いので内側を走りやすい内枠が有利となる。

なんだこの難解なレースは…
これは1周目は折り合いに専念、2周目のポジション取りからの勝負と考える方がわかりやすそうですが、どうなんでしょう。
正直初めて予想するんで全くわかりませんw

3|天皇賞春-過去傾向

過去のレース傾向▼(競馬ラボより)

【枠順】

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コーナーが数多くありますので、内側のポジションを取りやすい内枠が有利な傾向にあります。
中でも1枠が圧倒的ですね。
6枠も好走が多いですがコレは上位人気馬が多かった為で、特別に有利な訳ではなさそうです。

【人気】

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1人気の成績が思ったより悪く、2,3人気の成績が良いのが特徴かと。
ただ、直近は3年連続で1人気馬が連対していて、うち2頭が1年前も連対していた馬です(シュヴァルグランとキタサンブラック)
おそらく今年の1人気はフィエールマンで、昨年の優勝馬です。
近年の傾向からすると好走パターンに当て嵌まりますが、どうなんでしょうね。
また、中人気・下位人気馬がたびたび突っ込んでくるレースですので注意が必要です。

【年齢】

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4〜6歳馬の成績が優秀で、7歳馬もちょくちょく馬券に絡んでます。
8歳馬で馬券に絡んだ1頭はリピーター馬でした。

【脚質・上がり】

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人気を問わずステイゴールド産駒とハーツクライ産駒の好走が非常に目立ってますので、ここは要注意です。
今回は3200mという特殊なレースですので、脚質はあまり関係ないと言ってもよさそうです。
それよりも4角でどのポジションにいるかが重要だと考えます。

4角位置別
[6-6-5-0]1〜4番手
[3-3-2-0]5〜8番手
[1-1-3-0]9〜12番手
[0-0-0-0]13番手以下

4角1〜4番手の成績が圧倒的に優秀で、後に行くに連れて成績が下がっていきます。
4角9番手以下の馬にはちょっと厳しいレースになりそうですね。
ただ、単純に逃げ馬有利で差し馬不利という訳では無く、あくまで4角の位置での数字です。
レース概要でも書いたように、1周目は各々のポジションで折り合いをつけ、2周目の上りで前にいける馬が好走してますので注意が必要です。

上がり3F順位別
[3-1-3-0]1位
[1-5-0-0]2位
[1-2-1-0]3位
[5-2-6-0]4位以下

馬券内の半分以上が上がり3位以内ですので速い上がりが期待できる馬は要チェックですね。
また、4位以下の馬もラスト4Fや5Fで先頭集団に取り付いてそのまま押し切る走りで好走してますので『レース後半に脚を使える』という事が重要と考えます。

【前走】

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前走別
[1-0-0-0]AJCC(G2/中山2200)
[0-1-0-0]日経新春杯(G2/京都2400)
[2-2-2-0]日経賞(G2/中山2400)
[1-1-1-0]京都記念(G2/京都2200)
[3-2-5-0]阪神大賞典(G2/阪神3000)
[3-3-0-0]大阪杯(G1/阪神2000)
[0-1-0-0]ダイヤモンドS(G3/阪神3400)
[0-0-1-0]ジャパンC(G1/東京2400)
[0-0-1-0]大阪ハC(OP(阪神2400)

同じ長距離レースの阪神大賞典から来る馬が好走する傾向にあるようです。
他は日経賞・大阪杯・京都記念などのG2レースからの好走が目立ちます。

前走クラス別
[3-3-1-0]G1
[7-6-8-0]G2
[0-1-0-0]G3
[0-0-1-0]OP

前走G1,G2組がほとんどですので前走の格が重要なレースになりそうです。

前走着順別
[5-5-3-0]1着
[3-1-2-0]2着
[0-2-1-0]3着
[0-0-2-0]4着
[1-0-0-0]5着
[0-1-1-0]6〜9着
[1-1-1-0]10着〜

前走連対馬が勢いのまま好走する傾向にあるようです。
前走3〜5着馬は前走でも人気を集めていた馬がほとんどです。
前走6着以下から巻き返した馬は前走G1か阪神大賞典に出走していた馬でした。

前走人気別
[5-3-3-0]1人気
[1-2-1-0]2人気
[2-1-1-0]3人気
[0-1-1-0]4人気
[1-1-1-0]5人気
[1-2-1-0]6人気
[0-0-0-0]7〜9人気
[0-0-2-0]10人気〜

前走1〜3人気が優秀で、中でも前走1人気が抜けてますね。
前走4〜6人気もそこそこ優秀で前走着順に関わらず来る時は来てますので扱いが難しいですね…

前走距離別
[3-3-0-0]2000m
[2-1-1-0]2200m
[0-1-2-0]2400m
[2-2-2-0]2500m
[3-2-5-0]3000m
[0-1-0-0]3400m

これは前走距離というよりかは、大阪杯・京都記念・日経賞・阪神大賞典と考えて良さそうですねw

前走開催場所別
[3-2-2-0]中山
[1-2-1-0]京都
[6-6-6-0]阪神
[0-0-1-0]東京

前走阪神組が優秀で中山・京都と続きます。

※全体数(母数)を数えてないので、あくまで過去10年での数字として参考程度に見てください。

【まとめる】
[枠順]
内枠有利
中でも1枠が優秀
[人気]
1人気がイマイチで、2,3人気が優秀
ただ、近3年は連続で1人気が連対している(リピーター)
中〜下位人気もたびたび突っ込んでくる
[年齢]
4〜6歳馬が優秀で7歳馬もたまに来る
[4角位置]
4角8番手以内が優秀で、中でも1〜4番手が優秀
が、逃げ・先行馬が有利という訳ではなく「4角で前目のポジションに取り付ける馬」がこうそうしているので注意が必要
[上がり3F]
過去馬券内の約半分が3位以内
4位以下も残り3Fより手前でポジションを上げる必要がある
[前走]
阪神大賞典組が目立つ
他は大阪杯・日経賞・京都記念
[前走着順]
前走1,2着馬が優秀
3〜5着は前走人気上位
6着以下から巻き返したのはG1,阪神大賞典組
[前走人気]
前走1〜3人気が優秀で、中でも1人気が優秀
[前走距離]
距離というか、大阪杯・京都記念・日経賞・阪神大賞典が来てる
[前走開催場所]
阪神が最多、続いて中山・京都

4|天皇賞春-出走馬&注目馬

出走予定馬▼(競馬ラボより)

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今回はこれまでと種類の違う長距離G1という事で、どういう馬が好走するのか正直良くわかってません…

で、過去のラップタイムを確認したところ

1000m-1.01.0〜1.02.0
2000m-2.02.0〜2.04.0
ラスト4F
速い時:46秒台〜47秒前半
遅い時:47秒後半〜48秒台

的な感じになってる事が多かったので、1周目はだいたいスローで、後半の伸び方はその時走ってる馬のレベルによると考えます。
(キタサンブラックがレコードで優勝した2017年はちょっと別格ですw)

で、今回逃げそうな馬といえばキセキかダンビュライトあたり?
(タイセイトレイルとスティッフェリオも?)
キセキが逃げたらそこそこペースが流れそうですが、出遅れがあるような…
他の馬もハイペース逃げを打つと自滅しそうなのでややスローペース気味になると予想しましょうかね…

ということで、前置きが長くなりましたが…

『過去にスローペースでしっかり折り合いをつけて、後半に良い脚(できれば長く持続するロングスパート)で好走しているか』

に注目して見ていきたいと思います。
(これが間違えてたら予想は全部パーです)

8枠14番フィエールマン牡5(ルメール)
戦績[4-2-1-2]のディープインパクト産駒
京都[2-0-0-0]
主な戦績
2019札幌記念(G2/札幌2000)-3着
2019天皇賞春(G1/京都3200)-1着
2019AJCC(G2/中山2200)-2着
2018菊花賞(G1/京都3000)-1着

中団から鋭く伸びる末脚が武器の差し馬で、昨年の天皇賞春優勝馬の現役No.1ステイヤーですね。
おそらく1番人気です。

前走:有馬記念(G1/中山2500)[良]
1000m-58.5秒を10番手で追走、4コーナーで4番手に上げて外を回しながら直線勝負で伸び切れず4着

4着:フィエールマン
5着:キセキ
10着:エタリオウ
13着:スティッフェリオ

2走前:凱旋門賞-省略

3走前:札幌記念(G2/札幌2000)[良]
1000m-59.9秒を9番手で追走、4コーナーで外を回って直線追い込むが届かず3着

前走の有馬記念はハイペースのラスト消耗戦で、後方から来た馬が着順上位に並ぶ中、4角前目の馬で1頭だけ4着と残してますので強い競馬だったと考えます。
序盤から終始外側を走ってこの粘りはなかなかのモノかと。
3走前の札幌記念もロスの大きい外を回して3着ですし、内容としてはそこまで悪くなさそう。
というか、色々考えなくても昨年のこのレースで今回ライバルとなるエタリオウ&ユーキャンスマイルを抑えて見事優勝してますし適性は間違いなくありますね…
長距離の京都G1で[2-0-0-0]ですし、鞍上は主戦のルメール騎手に戻り、万全の態勢で連覇を狙います。

不安というか、少し気になる点と言えば…
昨年は年明け1戦目にAJCCを使って2戦目でこのレースに優勝してます。
が、今回は年明け1戦目が本番という事で仕上がり面が少し気になりますね…
が、レース間隔が開いてのレースを問題なく走るタイプですし、ノーザンファーム天栄との情報もありますし余計な心配かもしれませんw
ってな感じで、連覇に向けて死角無しと言っていい1頭ではないでしょうか。
(不安点を探せないのが不安とも言えるが…)
【枠順を見て】
大外枠ですね…
ポジションによっては終始外を走るのでコレはちょっと痛いかと
【評価】A→A−(枠順込み)→A(追い切り良)

5枠7番ユーキャンスマイル牡5(浜中)
戦績[6-3-1-5]のキングカメハメハ産駒
京都[2-2-1-2]
主な戦績
2020阪神大賞典(G2/阪神3000)-1着
2019新潟記念(G3/新潟2000)-1着
2019ダイヤモンドS(G3/東京3400)-1着
2018菊花賞(G1/京都3000)-3着

中団やや後方からの末脚が武器の差し馬ですね。

前走:阪神大賞典(G2/阪神3000)[良]
1000m-1.02.6秒を9番手で追走、4コーナーで4番手に上げ真ん中目を回して直線差し切って1着

1着:ユーキャンスマイル
2着:トーセンカンビーナ
3着:メイショウテンゲン
5着:メロディレーン
6着:タイセイトレイル
7着:キセキ

2走前:ジャパンC(G1/東京2400)[重]
1000m-1.00.3秒を12番手で追走、4コーナーで中目を回して直線外から伸びるが届かず5着

5着:ユーキャンスマイル
7着:エタリオウ
14着:ダンビュライト
15着:タイセイトレイル

前走の阪神大賞典はゆったりとしたペースを中団内側でしっかりと折り合い、3〜4コーナーから加速して差し切り勝ちと天皇賞春への予行演習のような勝ち方で、本番に向けて良い走りが出来てると考えます。
2走前のジャパンCはハイペースの消耗戦のような展開で、最後頑張って追い込むものの前も強かったので届きませんでしたね…
3走前の天皇賞秋は前半ハイペースで後半もあまり緩まずそのまま先行馬が残る展開で、唯一後方から4着と健闘していますし良い脚を見せてます。
今回のレースも阪神大賞典のような走りが出来れば馬券内の可能性は充分にあると考えます。

ただ、昨年の天皇賞春で、フィエールマンやエタリオウが残り1000mからスパートを始めたのに対し、この馬は少し遅れての動きになってたのが気になりますね。
鞍上の判断なのか馬の反応なのかはわからないのですが、行くべきポイントで行けないと最後は届かなさそう。
また、主戦の岩田康騎手が負傷の為に浜中騎手に乗り替わる点も心配ではあります。
(浜中騎手が〜じゃなく乗り替わり1戦目で長距離の道中折り合いがつくのか心配)
ってな感じで、阪神大賞典を勝って勢いのまま好走しそうだが、乗り替わりとスパートのタイミングに不安が残る1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
過去傾向では死に枠の5枠です。
調べたところ人気薄馬が多かったのであまり関係なさそうなのですが…
【評価】B−→C+(枠順込み)

5枠8番キセキ牡6(武豊)
戦績[4-4-5-8]のルーラーシップ産駒
京都[1-0-0-0]
主な戦績
2019宝塚記念(G1/阪神2200)-2着
2019大阪杯(G1/阪神2000)-2着
2018ジャパンC(G1/東京2200)-2着
2017菊花賞(G1/京都3000)-1着

高い基礎スピードを活かして先頭を走り、そのままゴールまで突っ込む逃げ馬ですね。

前走:阪神大賞典(G2/阪神3000)[良]
スタートに失敗→中盤で一気に番手を上げる
1000m-1.02.6秒を2番手で追走、4コーナーで中目を回して直線伸び切れず7着

1着:ユーキャンスマイル
2着:トーセンカンビーナ
3着:メイショウテンゲン
5着:メロディレーン
6着:タイセイトレイル
7着:キセキ

2走前:有馬記念(G1/中山2500)[良]
スタートに失敗
1000m-58.5秒を12番手で追走、4コーナーで外を回して直線そこそこ伸びるが5着

4着:フィエールマン
5着:キセキ
10着:エタリオウ
13着:スティッフェリオ

前走の阪神大賞典は大きく出遅れて後方から。
序盤に一気に先団まで上がってラスト直線でガス欠に…
先が長いレースなのでじっくり走ればチャンスはあったと思うのですが。
2走前の有馬記念も出遅れ。
この時は豪腕ムーアの好騎乗か偶然か、内に入れて前に他馬を置き中団でじっくり進めます。
で、ラスト直線で外へ出して末脚勝負に懸けますが、化物リスグラシューやサートゥルナーリアの脚には流石に敵わず5着。
負けはしましたが、4着のフィエールマンとはクビ差の同タイムですし、今回逆転できる可能性はない訳ではないと考えます。
宝塚記念、大阪杯、ジャパンCで2着になった実力馬ですし、3歳時には菊花賞も制していますので前走の大敗で見限るのはまだ早いんじゃないかなと。

ただ、ココ最近は連続で出遅れてますしスタートが不安な点は間違いないです。
今回のレースは長期戦なので、出遅れたとしてもじっくり行けば基礎スピードと能力の高さで勝負どころで仕掛ければ充分好走できそうなのですが…
前走阪神大賞典で見せたようなムキになって前へ行く走りをしてしまうと最後までもたないでしょうね。
また、スタートに成功した場合はそこそこのペースで逃げてそのまま粘り込む走りになると考えられます。
鞍上はキタサンブラックで逃げてこのレース連覇の経験がある天才武豊…
これは期待するなと言う方が無理なんじゃないかとw
ってな感じで、出遅れ時の道中の折り合いに不安はあるが、能力の高さは間違いないし普通に好走してもおかしくない1頭だと考えます。
【枠順を見て】
ユーキャンスマイルと同じく死の5枠。
人気馬が大外だったり死に枠だったり波乱の予感が…
【評価】B→B−(枠順込み)

4枠5番ミッキースワロー牡6(横山典)
戦績[5-3-2-9]のトーセンホマレボシ産駒
京都[0-0-0-2]
主な戦績
2020日経賞(G2/中山2500)-1着
2019福島記念(G3/福島2000)-2着
2019オールカマー(G2/中山2200)-3着
2019七夕賞(G3/福島2000)-1着

後方からの鋭い末脚が武器の差し馬ですね。

前走:日経賞(G2/中山2500)[良]
1000m-1.01.9秒を10番手で追走、4コーナーで5番手に上げ外を回して直線差し切って1着

1着:ミッキースワロー
2着:モズベッロ
3着:スティッフェリオ
6着:エタリオウ

2走前:AJCC(G2/中山2200)[稍重]
1000m-1.02.4秒を5番手で追走、4コーナーで大外を回り直線伸びるが4着

4着:ミッキースワロー
8着:スティッフェリオ

前走日経賞は4コーナーでロスの大きい外を回して直線良い脚で伸びてますので強い競馬だったと考えます。
2走前のAJCCは故障馬の影響をモロに受けてかなりしんどいコースを走らされてますのでアレはしょうがないかと。
どちらのレースもスローペースをしっかり折り合ってラスト直線で良い脚が使えてますので、今回のレースも最後の直線で脚を伸ばしてくる事が想像できます。
2018ジャパンCでも、高速馬場で前が止まらない展開(アーモンドアイがレコード勝ち)のなか、1頭だけ後方から上がり最速で5着まできてますのでかなりの脚かと。

ここ最近のレース(2000m前後)ではしっかり折り合えてるように見えますが、6着となった2017菊花賞では1周目のスタンド前で首を大きく上げて「うおー」しているように見えるのが気になります。
あと、後方で脚を溜めて直線末脚で勝負する馬ですので、仕掛けが遅れるとどうしても最後届かない展開になったり、後方大外ぶん回しでロスが大きくなる事が予想されます。
京都戦績[0-0-0-2]というのも中々の不安材料ですし…
という感じで、最後キッチリ伸びてくる末脚に期待しつつも、届かない可能性も大きいのでは…という不安もある1頭ですかね。
【枠順を見て】
ギリギリ内目枠ですので可もなく不可もなくかと。
【評価】C−

7枠11番メイショウテンゲン牡4(幸)
戦績[2-3-2-6]のディープインパクト産駒
京都[0-2-0-2]
主な戦績
2020阪神大賞典(G2/阪神3000)-3着
2020ダイヤモンドS(G3阪神3400)-2着

中団から堅実に脚を伸ばすタイプの差し馬ですね。

前走:阪神大賞典(G2/阪神3000)[良]
1000m:1.02.6秒を7番手で追走、4コーナーで外へ出してしぶとく伸びて3着

1着:ユーキャンスマイル
2着:トーセンカンビーナ
3着:メイショウテンゲン
5着:メロディレーン
6着:タイセイトレイル
7着:キセキ

2走前:ダイヤモンドS(G3/阪神3400)[良]
スタート若干出遅れる
1000m-1.02.6秒を14番手で追走、4コーナーで外へ出して直線一気に追い込んで2着

1着:ミライヘノツバサ
2着:メイショウテンゲン
3着:オセアグレイト
5着:タイセイトレイル

前走の阪神大賞典、2走前のダイヤモンドSともに中団〜後方で落ち着いて追走し、最後の直線で堅実に脚を伸ばして好走していますね。
特にダイヤモンドSで見せた直線大外一気の末脚はインパクトがあり、ゴール前で1着馬が寄ってこなければズバッと差し切って勝ってたのでは?と思うほどです。
ここ2戦を見る限りでは、道中しっかり折り合って最後にしぶとく伸びる脚を使えてますので今回のレースでも好走するチャンスはあると考えます。

ただ、スタートが非常に下手くそな馬でして…
前走は普通に出ましたが、その他のレースはほとんど出遅れています。
キセキの考察にも書きましたが、長距離レースですので出遅れ自体はそこまで致命傷では無いと考えます(普通に出る方が良い)
しかし2019菊花賞では「出遅れ→かかって先行集団へ→4コーナーでガス欠」というパターンに陥ってますし、やはり不安は大きいです。
また、これまで紹介してきた各馬からは実力的に一段劣るのかなというイメージですし、松山騎手が負傷の為、幸騎手が初騎乗で折り合えるのかも心配です(幸騎手が〜という訳ではない)
という感じで、ここ最近長距離重賞での好走が続いていて期待が高まってるけど、そこそこ不安も大きい馬という感じでしょうか。
【枠順を見て】
一見不利に見える外枠なのですが、そこそこ走ってるのでなんとも言えませんね…
【評価】C−

評価ランク(1週前→枠順込み→追い切り良)
フィエールマン:A→A−(枠)→A(追)
キセキ:B→B−(枠)
ユーキャンスマイル:B−→C+(枠)
ミッキースワロー:C−
メイショウテンゲン:C−
※他馬との調整で変更する場合があります

5|天皇賞春-中人気馬考察

このレースは過去傾向を見ると中人気馬(6〜9人気)がたびたび馬券内に突っ込んできてます。
正直どこが来るのか検討もつかない状況ですが、1頭ずつ見ていきたいと思います。

1枠1番モズベッロ牡4(池添)
戦績[4-3-0-5]のディープブリランテ産駒
京都[3-1-0-1]
主な戦績
2020日経賞(G2/中山2500)-2着
2020日経新春杯(G2/京都2400)-1着

中団又は前目のポジションからの鋭い末脚が武器の差し馬ですね。

前走:日経賞(G2/中山2500)[良]
1000m-1.01.9秒を10番手で追走、4コーナーで外へ出して直線伸びて2着

1着:ミッキースワロー
2着:モズベッロ
3着:スティッフェリオ
6着:エタリオウ

2走前:日経新春杯(G2/京都2400)[良]
1000m-1.01.6秒を5番手で追走、4コーナーで外へ出して直線突き抜けて1着

1着:モズベッロ
4着:タイセイトレイル
9着:メロディレーン

前走の日経賞は先に紹介したミッキースワローと同様に、スローの道中を後方でじっくりと溜めて、勝負どころでスパートをかけ直線外から伸びて2着と惜しい内容となってます。
勝ち馬ミッキースワローより外を回した分のロスが響いたっぽいのと、ちょっと中山の急坂での減速が大きいように見えますので、この1,2着に力の差はあまり無いように思います。
2走前の日経新春杯はスローを中団前目で追走し、直線突き抜けて勝利してますので、京都[3-1-0-1]が示すように今回のレースで後方一手のミッキースワローを逆転する可能性はありそう。
日経賞は後方、日経新春杯は前目で道中を進めて最後に良い脚で伸びてますのでポジションを問われず走れそうなのは好ポイントかと。

ただ、突き抜けて非常に強い走りに見えた日経新春杯ですが、斤量52.0のアドバンテージが非常に大きかったと考えられますし、昨年の天皇賞春で馬券内となったグローリーヴェイズ&パフォーマプロミスの持ちタイムと比べるとあまりたいした事が無いんですよね…

2020日経新春杯
モズベッロ牡4(52.0kg)タイム:2.26.9秒

2019日経新春杯
グローリー牡4(55.0kg)タイム:2.26.2秒
2018日経新春杯
パフォーマ牡6(54.0kg)タイム:2.26.3秒

当時の馬場状態やペースの違いがあるので単純には比較できませんが、モズベッロの方が2.0〜3.0kg軽い斤量で遅いタイムというのはちょっと気になりますね。
単純に昨年の天皇賞春の力関係を
フィエール>グローリー>パフォーマとすると
フィエール>>モズベッロぐらいの力関係になるような…
となると、モズベッロと日経賞で良い勝負だったミッキースワローの評価も…
ってな感じで、京都で強い走りを見せていて今回レースと相性の良い日経賞連対馬ではあるが、力関係を考えるとちょっと疑問が残る1頭というイメージですかね。
【枠順を見て】
過去成績が最も優秀な枠なので良いと思います。
【評価】C→C+(枠順込み)

3枠3番トーセンカンビーナ牡4(藤岡康)
戦績[4-4-1-4]のディープインパクト産駒
京都[2-0-0-0]
主な戦績
2020阪神大賞典(G2/阪神3000)-2着

中団〜後方からの末脚が武器の差し馬ですね。

前走:阪神大賞典(G2/阪神3000)[良]
スタートに失敗
1000m-1.02.6秒を10番手で追走、4コーナーで中目を回して直線しぶとく脚を伸ばして2着

1着:ユーキャンスマイル
2着:トーセンカンビーナ
3着:メイショウテンゲン
5着:メロディレーン
6着:タイセイトレイル
7着:キセキ

2走前:松籟S(1600万/京都2400)[良]
スタートに失敗、すぐリカバリー
1000m-1.02.6秒を7番手で追走、4コーナーで中目を回して直線伸びて差し切って1着

悲しくなるぐらいスタートが壊滅的に下手くそな馬ですねw
前走の阪神大賞典は出遅れて最後方の内側でじっくりと溜め、残り1000m付近から上げて行って直線伸びて2着ですので、今回のレースでもこのロングスパートは良い武器になりそう。
直線での進路確保に手間取りながら、空いた内側をほぼ完璧に走ったユーキャンスマイルと0.3秒差の2着なら強い競馬だったのでは。
2走前の松籟Sも出遅れから直線で差し切って勝利してますので『出遅れ→差し』がこの馬のスタイルと考えて良さそうですw
あと、上がり3Fが優秀でゴール前ではなんやかんや良いところまで差してくる末脚が魅力的だと思います。

ただ、これまでのレースのラップタイムを見るとラスト1Fが12秒台ぐらいまで緩んでいて、そこに突っ込んで来ての好走が多くなってますので、超スローで最後緩まない展開になったりすると届かない可能性が高いです。
(これはこの馬に限った事でもないけど)
今回のレースのラップタイムを確認すると、ロングスパート&3200mのラスト200mという事もあり、若干は最後緩むことになりそうです。
が、道中がスローペースの場合は緩んでも11秒台後半ぐらいなのでそこを突っ込んでこれるかどうかってところですかね…
京都戦績[2-0-0-0]ですし、3コーナー過ぎからの下り坂を利用して上手く加速できれば結構良い勝負ができるんじゃないかと考えますが果たして…
【枠順を見て】
出遅れそうなのであまり枠は関係ないような…
とは言え外よりは全然良いかと。
【評価】C+→B−(追い切り良)

2枠2番エタリオウ牡5(川田)
戦績[1-7-0-8]のステイゴールド産駒
京都[1-2-0-2]
主な戦績
2019日経賞(G2/中山2500)-2着
2018菊花賞(G1/京都3000)-2着
2018神戸新聞杯(G2/阪神2400)-2着
2018青葉賞(G3/東京2400)-2着

中団〜後方からの末脚が武器の差し馬、でいいのかな…ここ数戦は前目での競馬も多いですが。

前走:日経賞(G2/中山2500)[良]
1000m-1.01.9秒を5番手で追走、4コーナーで外を回して直線勝負するが伸びず6着

1着:ミッキースワロー
2着:モズベッロ
3着:スティッフェリオ
6着:エタリオウ

2走前:有馬記念(G1/中山2500)[良]
1000m-58.5秒を5番手で追走、4コーナーで内を回して直線伸びず10着

4着:フィエールマン
5着:キセキ
10着:エタリオウ
13着:スティッフェリオ

前走の日経賞はスローを前目で進めて4コーナーで仕掛けますが直線で脚を伸ばせず惨敗。
2走前の有馬記念はハイペースを前目で進めてラスト直線はガス欠。
近戦は前目ポジションからの競馬が続いてますが、イマイチ結果を残せてませんね…
2019天皇賞春で4着、日経賞・菊花賞・神戸新聞杯でオール2着と好走していますので長距離レース適性は充分ありそうなのですが。
好調だった頃のレースを確認すると
1.スローペースを後方で溜める
2.中盤ラップが緩んで前との差を詰める
3.残り800mあたりからスパートして押し切る
みたいな感じで好走してますので、似たような展開になりそうな今回のレースも活躍の可能性はあると考えます。
というか、昨年4着なのでチャンスは充分にありそうですし、天皇賞春と相性の良いステイゴールド産駒というのも気になる点です。

ただ、昨年4着とは言え優勝馬フィエールマンとは1.0秒も差がありましたし、この差を逆転するのはかなり難しそう。
ここのところ前から競馬したりで迷走もしてますし、鞍上も川田騎手に乗り替わり…
トップジョッキーではありますが、初騎乗で長丁場を折り合えるのかという不安はあります。
ってな感じで、長距離適性はありそうだし、レース展開もそこそこ向きそうではあるが、強く買えるかと言えば少し厳しい1頭というイメージでしょうか。
【枠順を見て】
道中内側を走れそうな枠なので良いと思います。
【評価】C−→C(枠順込み)

3枠4番ダンビュライト_セ6(松若)
戦績[4-2-4-11]のルーラーシップ産駒
京都[1-1-1-1]
主な戦績
2019京都大賞典(G2/京都2400)-2着
2019京都記念(G2/京都2200)-1着
2018オールカマー(G2/中山2200)-3着
2018AJCC(G2/中山2200-1着

前目のポジションから抜け出して粘るタイプの先行馬ですかね。

前走:ジャパンC(G1/東京2400)[重]
1000m-1.00.3秒を2番手で追走、4コーナーで中目を回して直線勝負も全く伸びず14着

5着:ユーキャンスマイル
7着:エタリオウ
14着:ダンビュライト
15着:タイセイトレイル

2走前:京都大賞典(G2/京都2400)[良]
1000m-59.7秒を先頭で逃げ、4コーナーで内を回して直線粘るが差されて2着

2着:ダンビュライト
3着:シルヴァンシャー
5着:エタリオウ

前走ジャパンCはレース前に全く落ち着きがなく勝負になりませんでした…
コレで陣営は去勢に踏み切ったとか。
(映像を初めて見ましたが暴走してて超怖いw)
2走前はそこそこ速い流れを逃げて今回ライバルとなる2頭を抑えて2着と好走してますし、ちゃんと走れば重賞級の力は余裕である馬です。
また、ただの偶然かもしれませんが過去の天皇賞春で馬券内になった馬は京都大賞典でも好走している点も気になります。

シュヴァルグラン
2018天皇賞春:2着-2017京都大賞典:3着
2017天皇賞春:2着
2016天皇賞春:3着
キタサンブラック
2017天皇賞春:1着-2016京都大賞典:1着
2016天皇賞春:1着
サトノダイヤモンド
2017天皇賞春:3着-2018京都大賞典:1着
カレンミロティック
2016天皇賞春:2着-2015京都大賞典:3着
2015天皇賞春:3着
トーセンラー
2013天皇賞春:2着-2013,4京都大賞典:3着
ビートブラック
2012天皇賞春:1着-2011京都大賞典:2着

天皇賞春と京都大賞典に関連性があるのかは微妙ですが…
一応タイムも比べてみます。

2019京都大賞典
ダンビュライト牡5(57.0)-2.23.7秒

2018
サトノダイヤモンド牡5(57.0)-2.25.4秒
2017
シュヴァルグラン牡5(57.0)-2.23.1秒
2016
キタサンブラック牡4(58.0)-2.25.5秒
2015
カレンミロティック_セ7(56.0)-2.23.9秒
2014
トーセンラー牡6(58.0)-2.24.5秒
2013
トーセンラー牡5(57.0)-2.23.2秒
2011
ビートブラック牡4(57.0)-2.24.3秒

う〜ん…キタサンブラックやサトノダイヤモンドより2秒近く速い。
これは比べてもアテにならないっぽいですね…
ま、まぁ同じ京都の長距離レースという事で頭の片隅にでも置いときましょうw

話が大きく逸れましたが…
去勢により気性の荒さがクリアできれば、京都戦績[1-1-1-1]と得意コースですし、そこそこ速い流れで前目のポジションから下り坂を利用してロングスパートでの前残りが期待できると考えます。
先週のマイラーズカップ前にインディチャンプとの併せ馬で先着したエピソードは有名ですし、今回のレースは人気薄逃げ馬が稀にに大きな穴をあけます。

ただ、流石に去勢後の1戦目で強く買うのは危険だと考えますし、そもそも3200mの長丁場を押し切れる実力があるのかどうかは不明なところかと。
という感じで、去勢により気性の荒さが解消されれば、人気薄逃げ馬の前残りを狙うのも面白い1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
内の良い枠だと思います。
思い切って行って欲しいですね。
【評価】C−→C(枠順込み)

評価ランク(1週前→枠順込み→追い切り良)
トーセンカンビーナ:C+→B−(追)
モズベッロ:C→C+(枠)
エタリオウ:C−→C(枠)
ダンビュライト:C−→C(枠)
※他馬との調整で変更する場合があります

6|天皇賞春-穴馬考察

過去傾向を見ると稀に2桁人気馬が馬券内に突っ込んできてますので人気薄にも注意が必要です。
とは言え、これを見つけるのは非常に難しく、無駄に穴馬を買っても購入金額が増えるだけです。
どうにかしてワンチャンありそうな馬を見つけたいところなのですが…

4枠6番スティッフェリオ牡6(北村友)
戦績[8-3-3-13]のステイゴールド産駒
京都[0-1-1-1]
主な戦績
2020日経賞(G2/中山2500)-3着
2019オールカマー(G2/中山2200)-1着
2019小倉大賞典(G3/小倉1800)-1着

前目のポジションから抜け出すタイプの先行馬でしたが、前走は中団で進めてましたね。

前走:日経賞(G2/中山2500)[良]
1000m-1.01.9秒を7番手で追走、4コーナーで外を回して先頭に出るが差されて3着

1着:ミッキースワロー
2着:モズベッロ
3着:スティッフェリオ
6着:エタリオウ

2走前:AJCC(G2/中山2200)[稍重]
1000m-1.02.4秒を先頭で逃げ、4コーナーで外へ出して直線伸びれず8着

4着:ミッキースワロー
8着:スティッフェリオ

前走の日経賞は道中外側を走りながら最後も外を回した割には結構伸びてましたし、4コーナーで前目にいた馬の中では頑張って粘った方だと考えます。
2走前のAJCCは荒れた内を嫌ってか、あえて4コーナーで外へ出した分のロスが大きかったように見えますね。
直線の伸びもイマイチでしたし、年明け1戦目で調子も上がってなかったのかと。
元々前で競馬ができる馬ですので基礎スピードが高く、日経賞の4コーナーで見せた機動力はなかなかのモノだったような。
今回のレースも前走のように控える競馬をするとの情報がありますので、序盤は折り合いに専念し終盤に良いポジションから仕掛ける事ができれば、ワンチャンあるような…ないような…

これまでのキャリアは中距離がほとんどなのでそもそも長距離適性があるのかが不明ですし、それほどレベルの高くなさそうな日経賞で3着というのもイマイチな点かと。
天皇賞春で稀に穴をあけるステイゴールド産駒なので、妙な期待感のある馬ですが、逃げるでもなく中団からのガチンコ勝負となると、初の長距離G1は流石に厳しいのではないでしょうか。
【枠順を見て】
内側を走れそうな良い枠だと思います。
【評価】D→D+

7枠12番シルヴァンシャー牡5(Mデムーロ)
戦績[4-0-2-3]のディープインパクト産駒
京都[1-0-2-1]
主な戦績
2019京都大賞典(G2/京都2400)-3着

中団からしぶとく脚を伸ばすタイプの差し馬ですね。

前走:京都大賞典(G2/京都2400)[良]
1000m-59.7秒を10番手で追走、4コーナーで外へ出して直線伸びるが届かず3着

2着:ダンビュライト
3着:シルヴァンシャー
5着:エタリオウ

2走前:御堂筋S(1600万/阪神2400)[良]
1000m-1.00.3秒を6番手で追走、4コーナーで外へ出してしぶとく伸びて1着

スタートで微妙に遅れる馬ですね。
前走の京都大賞典は11人気のドレッドノータスが勝つぐらいの前有利な展開を外から差しての3着ですので結構評価できるレースだったのでは…
2走前も外を回してじわじわ伸びて差し切り。
(これはレベル低いし参考外かも)
3走前の境港特別では強豪馬メールドグラースに1馬身以上の差をつけて勝ってますので人気以上に強い馬だと思ってます。
もっと過去に遡れば、つばき賞(500万/京都1800)ではユーキャンスマイルと0.1秒差の走りを見せてます(今回のレースと距離が全然違うのでアテにならんけどw)
京都大賞典を見る限り、道中は中団で溜めて残り800mからのロングスパートでそのままゴールへ突っ込む走りができる馬ですので、今回のレースもノーチャンスではないと考えます。

ただ、これまで勝ってきたのは下位クラスのレースばかりですので、いきなりG1で好走するのは正直厳しいような…
また、今回のレースは約半年ぶりとなりますしちょっと不安点が多い気がしますね…
という感じで、人気以上に強い気はするけど、自信を持って買うには不安点が多い馬だと考えてます。
【枠順を見て】
内枠が欲しいところでしたが、後方からの馬が多いので案外良いところに収まりそうな。
【評価】C−

7|天皇賞春-展開&印&買い目

【展開-スタート】
トーセンカンビーナ出遅れ
ダンビュライト前へ
キセキが続く
中団前目にモズベッロ・スティッフェリオ
中団後方にエタリオウ・ミッキースワロー・シルヴァンシャー
後方からトーセンカンビーナ・ユーキャンスマイル・フィエールマン
ペースはスローと予想

【3〜4コーナー】
後方の有力馬、おそらくフィエールマンが差を詰めてくる
ダンビュ逃げる
スティッフェ・キセキ並びかける
フィエールすぐ後にいる
モズ・トーセン・ミッキー内
エタリ・ユーキャン・シルヴァン外へ出す

【直線】
キセキ逃げる
ダンビュ・スティッフェ叩き合い
フィエール気付けば先頭に並んでる
モズ・ミッキー伸びる
エタリちょっと厳しそう
後方からトーセン・ユーキャン・シルヴァン突っ込んでくる

固まってゴール!!

コレで決まりです。

【印】

各馬の印を書く前に、土曜日の京都競馬場の馬場傾向を確認しておきます。

画像9

画像10

脚質別
[0-0-1-0]逃げ
[1-2-3-0]先行
[4-2-2-0]差し
[1-2-0-0]追込

むちゃくちゃ差しが決まる馬場になってますね…
上がりも33秒〜34秒前半が出てますし、高速馬場と考えて良さそうです。

枠順別
1枠[0-2-1-0]
2枠[0-0-0-0]
3枠[0-0-0-0]
4枠[1-0-1-0]
5枠[1-1-0-0]
6枠[1-1-2-0]
7枠[0-1-2-0]
8枠[3-1-0-0]

頭数や距離が違うのでハッキリとは言えませんが、外枠の方が好走しやすい傾向にあるようです。
今回は3200mですので基本的には内が有利だと思うのですが…

続いて天皇賞春と同じ外回りコースの直線画像を見てみます。
(同じような距離のレースがないのであまり参考にならないかも…)

京都5R(2400m/スロー)

画像11

京都9R(2200m/スロー)

画像12

基本的には内側を走ってる馬&前目の馬が掲示板内に多かったのですが、外側後方からえげつない脚で突っ込んでくる馬もいました。
・高速馬場での前残り
・高速馬場での外差し
どちらもありそうで非常に難しいです。
とりあえず速い上がりが期待できそうな馬は抑えておく必要がありそうですね。

◎◯▲△→本命サイド
1着になる可能性ありと判断
☆★◇◆→穴馬サイド
馬券内ならワンチャンありと判断
評価ランク
A
フィエールマン
B−
トーセンカンビーナ
キセキ
C+
モズベッロ
ユーキャンスマイル
C
エタリオウ
ダンビュライト
C−
ミッキースワロー
メイショウテンゲン
シルヴァンシャー
D+
スティッフェリオ

※今回は前日の青葉賞でほんの少しだけ臨時収入があったので、いつもより買い目を増やしての勝負をしたいと思ってます。
また、本命馬も個人的な感情が大いに含まれてますので、もしも僕の買い目を参考にしてくれる方がいましたら注意して下さい。

◎5枠8番キセキ(武豊)
前走出遅れ&暴走というとんでもない走りをしながらも1着と0.6秒差、3着と0.2秒差の強い競馬を見せたこの馬でいきます。
3冠馬アーモンドアイがレコードタイムで勝利したジャパンカップ、怪物リスグラシューが外側先行で突き抜けた宝塚記念で2着になった実力を舐めてはいけません。
スタート出ればそのまま好位で押し切り、出遅れれば武豊騎手の死んだフリからの3着を信じて本命◎とさせて頂きます。
大好きなこの馬と共に負けるなら諦めがつきます(嘘です、負けたら超悔しいw)

◯8枠14番フィエールマン(ルメール)
実績、実力ともにNo.1のこの馬をココに推させて頂きます。
正直なところ本命◎で間違いないと思うのですが『出来るだけ1番人気は本命にしたくない&人気を集めてぶっ飛んで欲しい』という個人的な事情がありますので対抗◯とさせて頂きます。
もし僕の買い目を参考にしてくれる方がいましたら、迷わずこの馬を本命にして下さい。

▲3枠3番トーセンカンビーナ(藤岡康)
阪神大賞典で最後方から2着まで上がってきた走りに期待して買います。
おそらく出遅れると思いますが、そこからじっくり溜めてのラスト直線に期待したいですね。

△1枠1番モズベッロ(池添)
日経賞連対馬&京都巧者ですので買います。
というか天皇賞春の1枠1番は過去傾向でかなり優秀ですので買っておかないと後悔しそうw

△4枠5番ミッキースワロー(横山)
日経賞の勝ち馬&速い上がりが期待できるので買います。
正直切りたいのですが、後悔しない為にも抑えておきます。
ちなみに青葉賞での臨時収入が無ければこの馬を消してました。

△5枠7番ユーキャンスマイル(浜中)
前走は展開が向いた&岩田騎手の神騎乗だとすると、ココは人気しすぎだと思うのでホントは買いたくないのですが…
阪神大賞典の勝ち馬を切る度胸が僕にはありませんでしたので、気持ちを切り替えてキッチリ買います。

☆7枠12番シルヴァンシャー(Mデムーロ)
今回の穴馬はこの馬でいきます。
評価ランクではエタリオウの方が上ですし、同ランクにはメイショウテンゲンも居るのですが…
・鞍上がミルコデムーロ
・近戦での上がりが優秀
・勢いに乗るディープ産駒に逆らうな
という事でこの馬を選びました。
ラスト直線で突っ込んでくる事を薄〜く期待しましょうw

★3枠4番ダンビュライト(松若)
人気薄逃げ馬という事で抑えておこうと考えたのですが、みんな考える事が同じなのかあまり人気薄ってこともないですねw
去勢後の生まれ変わった走りで前残りを期待して買います。

【買い目】

3連複軸1頭ながし
◎→◯▲△△△☆★(21通り各100円)

画像13

8|おわりに

ついに春のG1戦線が始まり、これから毎週のようにG1が開催されます。

その第1戦目となる今回のレースをキッチリ的中させ、良い流れで戦っていきたいところです。

今後も中人気・下位人気馬考察などなど、随時追記していきますので、お時間があればちょくちょく見て頂けると嬉しいです。

また、Twitterの方でも当日に買い目&結果をツイートしてますので、もし良かったらチェックしてみて下さい!

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以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。 少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです🙇‍♂️