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乳児が主たる養育者以外と過ごす時間に限度があるのか、その限度を超えると両者間のアタッチメントが無秩序になるリスクは増えるのか-4

こんなに長くなるとは思わず…英語の論文を読みたい!シリーズ、第4回目となりました。


↓1回目。
論文の概要について。


↓2回目。
研究の背景・1990年以前の先行研究・目的・愛着理論について。


↓3回目。
1990年以降の先行研究について。


そして、今回が4回目。
この研究のふたつのサンプルのうちのひとつ(オースティン)についてです。

とても長くなって、内容も専門的なものになっています。前回までの先行研究のまとめとは異なり、今回と次回は実際の調査をどのように行ったのかなどの具体的な手続きと結果について書かれている部分です。なので、心理学の研究に馴染みのない方にはわかりにくいかもしれません。英語の論文を日本語に訳したものを載せています。私の理解が進んだ際に、随時加筆していく予定です。

この研究に関する記事は、あと2回で完結する予定です。
今回がオースティン研究について、次回がNICHD/SECCYD研究について、最後に結論についてです。

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