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現役ナースが伝える 熱性けいれんが起きたときの対処法


子供は急に高熱が出た時に、けいれんまたはひきつけを
起こすことがあります。
いつもとは違う状態になった時はどのように対応したら
いいのでしょうか?

対処法
まずは、あわてない。

○やったほうがいいこと
・衣服を緩める(オムツも)
・横向けに寝かせる。できれば右下(吐いたもので窒息する恐れもあるため)
・体温を測り、時計をみて何分続いているのか観察する。

○やってはいけないこと
・舌を噛まないように口にタオルを入れたりするのは呼吸の妨げに
   なる。
・手も口の中に入れたらダメ(危険です、噛まれるとめちゃくちゃ痛いで す。)

◎観察点
・けいれんは身体の左右対称か
・唇や顔は青ざめていないか
・眼球が上を向いていないか
・眼球が一定の方向を向いたままの偏視(偏った目)か
・吐いていないか
怖かったら動画を撮ってもいいと思います。動揺して観察もなにもできない
と思うので・・・


2〜3分でけいれんが収まり、意識が回復し、しばらく様子をみて
けいれんの再発がない場合は緊急の診療へ行かなくて大丈夫です。


◎けいれんが収まらない時
○5分以上けいれんが収まらない場合
・けいれん重積の可能性
・髄膜炎の可能性
➡︎救急車を呼ぶ

○一旦止まっても、また繰り返す
○意識がもうろうとしている
○顔色や唇の色が紫色の状態
○生後6ヶ月未満
➡︎救急車を呼ぶ

持ち物
・子供の着替えの服
・いつもはいているオムツ
・保険証
・医療証(あれば)
・かかりつけなら診察券
・携帯
・財布

急な発熱の時は、目を離さない。体や意識の異変がないかを
よくチェックしてみましょう。
たとえけいれんがおきたとしても慌てずに行動することが
大事です。


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