冬のたのしみを思い、たのしむ
ひんやりと空気が冷たく感じられるころになると、めちゃめちゃ寒い日の感覚が思いだされて、それにつられて、あれもしたいな、これもしたいなと、ぽこん、ぽこんと浮かんでくる。
江國香織さんの「ぼくの小鳥ちゃん」を読むこと。
(主人公のぼくと同じように、暖められた部屋の中で、温かい飲み物を片手に、寒そうな外の景色をときおり眺めながら。)
少し大きめの、ふわふわのや、ざっくり編まれたセーターを着て、手の甲まで覆われ暖められている幸せを感じること。
雪の日にストーブを焚いて、炎を眺めること。
そこに暖かさがある幸せを感じること。
色とりどりのビオラを眺めること。
球根から芽が出るのを待つこと。
濃いアッサムティーにミルクをたっぷりいれて飲むこと。
(わたしはミルクファースト派。)
ブランケットを肩に羽織って、家でくつろぐこと。
羽毛布団を出して、シーツも冬用のものにすっかり替えて、ふわふわにかさ増しした寝具を眺めること。
大きなショールを羽織ってお迎えに行くこと。
グラタンとフランスパンを食べること。
スパイスがたっぷり入ったホットワインをいただくこと。
バラの香りのバスミルクを入れたお風呂で、ゆっくりと物語を読むこと。
クリスマス飾りを出して、明かりを灯すこと。
ふかふかの布団にくるまって眠ること。
そんなことを思い浮かべているうちに、内側に生まれたほっこりとした温もりが広がっていって、指先までぽかぽかしてくる。本格的な寒さの訪れが、たのしみになってくる。
あなたの冬の楽しみはどんなことですか?
よかったら、ひとつ教えてくださいね♡