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ブランドのあれこれ

こんにちは、大学生しておりますくにたけと申します。

今回は、日本人が最も苦手とする領域である「ブランド」のあれこれについて色々語っていきたいなあと思います、がっちり勉強してるのである程度信用してもらって大丈夫でーす!!
#がっちり



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◯ブランドは全体経営戦略

ブランドに関する知識、まず一つ目は「ブランドは全体経営戦略である」。

誤解されがちなのは、ブランドがコミュニケーション施策における一つの戦略であるという認識。
例えば、デザインとかロゴとか。
これらを整える、デザイン的にいい感じにして情緒的付加価値をうむのがブランディングだと考えている経営者の方が多いらしいです。

確かにロゴを整えるとかデザインに一貫性を持たせるのはブランディングの一つではありますが、それはブランドという大きな概念のほんの一部にしか過ぎません。

もっともっとブランドというものを考えなきゃいけなくて、ブランドというのは経営の全体戦略であるという認識を持たなきゃいけません。

アメリカなんかはそこら辺えぐくやってて、会社や事業というのを始める「SETUP期(準備期間)」からブランドをどうしようか考えまくってます。

それぐらいに、今の時代ブランドというものは大切な経営戦略の一つになっているということです。

まずはここを押さえましょう。


○ブランドとは何か

何事にもそうですが、何かを始める際には「なぜしているのか」のWHYを考えなきゃいけません、じゃないと打つ施策それぞれに一貫性が生まれずイメージのまとまりがなくなるからです。イメージの明快さがなければ顧客には選ばれないことは、肌感覚でわかることでしょう。

なのでブランドについて考える時も、『そもそもブランドとは何か』を考えなきゃいけません。

ブランドとはなんでしょう。
ブランドの定義は人それぞれっちゃ人それぞれなので、本当は自分の中で定義を作り上げられたらそれが万々歳ではあるのですが、例えばブランドとは

「living business asset」
「識別記号と知覚価値の総体」
「顧客の頭の中にある企業に対するイメージの総体」

とかいったりします。

ブランド価値というものを金額に換えて毎年ブランドランキングを発表していることで有名な「インターブランド社」は、ブランドを「living business assetだ!」と定義していて、具体的には

「ブランドとは、常に変化するビジネスアセットであり、うまくマネジメントすることでDifferentiation(差異性),Identification(識別性),Value(価値)を生み出すもの」

と述べています。そしてそれらの三つを生み出すためにブランド価値を最大化することを「ブランディング」と定義しています。

ちょっとわかりずらいですよね、抽象的というか。

ただ、文学作品でもそうですが、世界を揺らす表現や重要すぎる概念というのは解釈の幅が大きいことが往々にしてあります。ブランドもその類であることは間違い無いです。

ちなみに僕の中でのブランディングとは「適正価格を上げる作業」と定義していて、ブランドにおいては「イメージと感性のマトリクスの右上にあるもの」と定義しています。
つまり、イメージを明快にすることが最低条件で、そこから顧客に感性的訴求をすることができた時にはじめてブランドとしての価値が生まれ、そのことが適正価格上昇につながる、という考えのもとブランド戦略について考えます。

ここから読みとく本質は、ブランドに対して多角的視点を持つことであって、そのために「勉強する」が重要だというわかりきった結論となってしまいました(とほほ)。


○一貫性を生み出す3つの要素

ブランドにおいてものすごい重要な要素の一つに
consistency(一貫性)
があります。

一貫性が重要な理由についても先に述べましたが、やっぱ
イメージの明快さをつくるため
です。ここにつきます。

先にも「イメージの明快さが大事!」と述べましたが、ここはものすごい重要な要素なので繰り返し述べます。

ブランドやマーケティングにおけるコミュニケーション施策において、「イメージの明快さ」は兎にも角にも重要すぎるぐらいに重要です。

その理由は主に2つ
1イメージがチグハグだとそもそも感性へ訴求できない
2顧客の過処分思考を奪い過ぎてしまうため、覚えてもらえない

顧客の感性へ訴求するためには、兎にも角にも頭の中にイメージを持ってもらう必要があり、そのためには可処分思考を奪わず、なるべくイメージを明快にして、覚えてもらう必要があります。
一貫性・イメージの明快さはまさに訴求するための最低条件であり、マストでやらなければならないことです。

ブランドはよく「絞ることが大切」と言いますが、これもイメージの明快さに繋がってきます。

例を出しますと、みなさんご存知「東急」は東京急行電鉄を中核とする企業グループですが、交通以外にも109とか不動産とかレジャーとか、多岐にわたって東急ブランドを使い展開していました。ピーク時には500社を超えていたグループ会社でしたが、2016年9月末で218社にまで減ったんです。
一見業績が悪くなったから減らしたのかと思いきや、これは全く違くて、減らした理由は’ブランドポートフォリオ’という観点から東急というブランドを使用することを限定し、あえて減らす道をとったのです。その結果として、業績は大きく好転したそうです。
(参考著書:ブランディング7つの原則)

ブランドや企業が打つマーケティング施策において、consistency(一貫性)とイメージの明快さがどれだけ重要なことなのか、ご理解いただけたでしょうか。

○パーパス、ビジョンはシンプルなWHYを

さあ長くなってきたのでラストにしましょう。

今の時代、ビジョンとかパーパスとかはものすごい重要です。
なぜ今の時代に重要なのかはぜひこちらの著書を読んでみてください、最高に勉強になります↓

ビジョンとともに働くということ


で、ビジョンやパーパスを企業が掲げる際に重要なことは「WHY」であること。
TEDで有名なゴールデンサークル理論に基づくと、人を突き動かすのはいつだって言語ではなく信念や感情であると、そしてその時に働く脳の大脳辺縁系という部分を刺激するためには「WHY」や「信念」を語ることが重要だと理解できます。
その例としてAppleがなぜあれだけ革新的なのか、なぜライト兄弟が動力飛行機をつくれたのか語られています↓

サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか


しかし多くの企業が「どうやって、何をするのか」という「HOW」と「WHAT」しかないパーパスやビジョンを掲げがちです。しかも、長ったらしくて読めたもんじゃない。

もっと本質的に、なぜその企業やブランドが存在していて、どんな信念のもと動いているのか、ここをシンプルで明快にする必要があります。

また、こういったビジョンとかはよくバカにされがちですが、今の時代にビジョンが重要なことぐらいは少し勉強したらわかります、大事なのは掲げたそれらをやる覚悟が上の人間にあるのかどうか。

お金という外部に意味を求めて働く人と、ビジョン等自分が信じている内部に意味を求めて働く人がいた場合、積極的に汗水たらして働いてくれるのはどちらでしょうか。

いうまでもありません。

クラウディングアウトみたいな観点からも、またシンガポールの厳しすぎる法体系や幼稚園での遅刻に対する罰金によって起こった事象を見ても明らかです。


WHYを常に持ち続けることの重要性を最後に、今回は「ブランドのあれこれ」について語っていきました。
全ビジネスパーソンが考えるべきことだと思ってます、何かの参考になれば幸いです。ではまた!



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