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出生前診断に関する僕の意見

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こんにちは、くにたけりんです。
今回は少しシビアなお話です。テーマは「出生前診断に関する僕の意見」という、絶望的に誰からも求められていない記事です。

出生前診断には、羊水を採取して診断するものと、新しく血液の採取だけで出来る新型の診断があります。2020年3月時点で、約7万2千人が新型出生前診断を受けて陽性確定が約1200人、そのうちの9割が中絶しました。こういったことを踏まえた上で、僕の意見をここに記しています。特定の個人や団体を差別したような発言はしていませんし、差別する気もありませんので、そこだけご注意ください。

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本題です。
出生前診断に関して、特に新型の出生前診断がでたことによって受けやすくなったという変化について自分が思うこととして、こと日本においてはそういった選択肢を増やすことが今回の場合だと特に最悪なのではと思います。

羊水での診断は、それをすることで流産を引き起こしてしまう可能性があるという点である種の「重し」があり、そのことが診断へ踏み切る際の熟考へと繋がりました。しかしその重しがなくなることによって、受けるという選択肢がかなり踏み切りやすくなったという変化があります。
政治家はよく「選択肢を増やすことが大切」といいますが、本当にそうでしょうか。
「誰でも受けることができる」「その選択をしやすくなった」という一見メリットしかない変化が、診断を受けていたら事前に陽性が出るであろうとわかっていた子供を産んだ方への差別に繋がる恐れが、セロトニントランスポーターS型で、妬み嫉み感情が特に強い全体主義的な価値観がメジャーの日本においては、むしろ相性は最悪だと思います。

しかし、こういった手段が世に出てしまい、さらに日本で受けられるとなってしまった現状ではそうも言ってられません。引き返すことは無理だと思います。
その上で、従来の診断よりも高度なものが必要なのか?という点において、従来の羊水を採取する方法よりも精度が高い方法は必要であると考えます。なぜなら、羊水での診断で例えば陰性であるため産んだが、精度の高いやつだと陽性だと前もってわかったかもしれない可能性が生まれるからです(中絶をした後に陰性だとわかるケースは、中絶をした後に診断を受ける人がいると考えられない)。診断を受けて中絶するかしないか選択肢を渡される現代に置いて、後悔を潰すための診断の高度化の追求は、その足を止めてはならないと思います。

ここからはもっと個人的なお話になりますが、自分はこういった診断を積極的に受けたいとは思いません。人間は10人いれば10の個性があり、障がいや遺伝的病は欠点ではなくその人の持つ個性だと考えるためです。陽性だから産まないという選択は、親であっても他人の命であるため、本来は中絶するかしないかといった選択が出来ることすら疑問を抱いています。
しかし、配偶者が受けたいというのならその意思を尊重します。なぜなら、我が子であるのは間違いないが、一方で配偶者の子であることも踏まえなきゃいけないし、何より産むのは配偶者の方であるためです。自分の考えや価値観をしっかり伝えた上で、配偶者がしたいというのならそれを尊重します。

また、こういった診断は本来日本医学会からの認定を受けないとやってはいけません。しかし、確か全体の4割ぐらいが認定を受けずに診断をしているという事実があります。
あくまで新型の出生前診断は臨床研究であるため、陽性確定のためには従来の診断を受けないといけないとはいえ、新型の診断が中絶するかしないかの選択においてかなりの影響をもっているのも事実なため、日本医学会から認定を受けていないところがその診断をするのはその人個人で見ても社会全体で見ても悪影響だと考えるため、規制が必要だしなんらかの罰則も必要と考えます。
しかしそれ以上に必要なのは出生前診断を受けようと考えている人への啓蒙や教育、根拠のある情報の伝達の仕組み作りであります。規制をかけたとしても、診断を受ける本人が合理的な判断をできない限り意味をなさないと考えるためです。


ということで今回は、ざっくり自分が出生前診断について思うことを書いていきました。
みなさんはどうお考えですか?是非ご意見をください。



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