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VIPに感謝!今一度、飛行機の値段を考える

こんにちは、国武凜(くにたけりん)です!
スナックCandy大阪のママをしたり、ピアスブランドLUXER MOON(ルクサームーン)のオーナーをしたりしております!

今回は「VIPに感謝!今一度、飛行機の値段を考える」というテーマでお話ししていきます、よろしくお願いします!

▼ラジオやってるよ▼

関西⇨シンガポール行きの飛行機の値段

僕はキングコング西野亮廣さんが大好きなのですが、彼はよく飛行機を例に、お金を出してくださるいわゆる「VIP」をちゃんと自分たちの商品・サービスにご招待する席を用意しておかないと、みんなに優しくないよということをお話しされます。

この動画を見ていない方は、この記事を読むよりも絶対に下の動画をご覧ください↓

サムネにもあるとおり、なぜ飛行機に「ファーストクラス」が必要なのか?を超わかりやすく説明していただいています。絶対ご覧ください!!

この動画の飛行機のお話は約2年前のお話しなので、今一度自分で調べてみました。今日はそちらの共有です。

今回例に挙げる飛行機は「ボーイング787」という機種で、関西空港からシンガポール・チャンギ空港までの片道で計算してみます。
(ちなみに関西空港を選んだのは僕が京都住みだから、シンガポール・チャンギ空港を選んだのは空港の格付け調査を行う英スカイトラックスが発表する「世界ベスト空港」で7年連続1位に選ばれているから!!!)

さて、この飛行機は全部で246席あるのですが、内訳は以下の通り↓
・エコノミー…192席、25万円
・プレミアム・エコノミー…14席、25万3000円
・ビジネス…40席、55万円

では、それぞれどれぐらいの売り上げをあげているのでしょうか↓
・エコノミー…4800万円
・プレミアム・エコノミー…354万円
・ビジネス…2200万円
合計、約7354万円です。

つまり、関西空港からシンガポールまで飛行機を片道飛ばすのに「約7354万円」必要というわけです。

では、ここで金額による差別を取っ払って、一律エコノミー席にしたらどうなるでしょう?
まず、全てをエコノミーせきにすると、もう40席増やすことができます。
(ビジネスは両隣を開けるから!)
なので、総席数は286席になります。

席数が増えたので、いっけん1人当たりの負担額は減りそうですよね???
それが、のんのん。逆なんです。

全てをエコノミー席(25万円)にして、席数を増やせるまで増やした時の総売り上げは
25万円×286席=7150万円
となります。

より多くの金額を払ってくださるお客様に対してはより高品質なサービスをご提供します、と差別をしていた時の総売り上げは「約7354万円」なので、約200万円ショートしているんです!!

となると、286席でもう200万円追加で負担しなきゃなりませんが、その時の一席あたりの負担額はだいたい7000円です。

そう、我々が普段妬み忌み嫌っていたプレエコノミー、ビジネスクラスの人たちは、我々が本来払うべきお金の幾分かを負担していただいていたわけです。彼らのおかげで、本来25万7000円払わなきゃいけないところ、25万円ですんでいるんです。

今回調べた飛行機は「ファーストクラス」がなかったのですが、ある場合はもっと負担してもらってるでしょう。

これが「VIP戦略」です。
お金に余裕のある人により多くの金額を払ってもらい、お金に余裕のない人に安く届ける。
金額を、お客様を、差別することが、
差別することでどうなるのかを勉強することが、
みんなにとって優しいというわけです。

VIP戦略をより身近に

今回、飛行機を例にVIP戦略を説明させていただきましたが、これを自分たちの生活に転用しないことには意味がありません。
そうなった時に、飛行機会社で働き価格戦略を担当する人は少ないですが、もっと身近なところでも実はVIP戦略が働いている場所があります(戦略が働くっていう表現あってる?)
それが、「居酒屋」とか、僕が働く「スナック」です。

僕はよく居酒屋やスナックに行くのですが、そこでたびたび目にする光景があります。それが、「先輩が後輩に奢る」です。
これなんかまさにVIP戦略で、お金に余裕があるひとがお金を払い、お金に余裕がない人は払っていただく。払っていただくかわりに、時間をいただいているわけですから何か面白いネタを提供しよう、何か持って返ってもらおう、絶対タダでは返さないとなるわけです。
また、お金に余裕があるひとは一方で時間に余裕がなかったり、ご家族や明日の生活など守らなきゃいけないものがあります。すると、無謀な挑戦や大きな旗を振るということができなくなってきます。しかし、そういった野望・挑戦心みたいなものは、誰にでもある。この「何か新しいことがやりたい!」という根源的な欲求を、お金に余裕がないやつにやらせて、それを側から見て楽しむことで晴らす。このサイクルはあると思ってます。

とにもかくにも、本質的には「学びを転用しようとする癖をつけよう」ということです。
そこが苦手な人が、僕も含めて多い印象です(だからコンサルとかが存在するんでしょう)。

日々学びですね。
頑張っていきましょう!

こどもたちに「生きるちから」を!

最後にお知らせです!
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こどもたちに「生きるちから」を育むための学びをお届けする学習塾のために、どうかご支援よろしくお願い致します!!


ご支援ありがとうございます!!これからも皆様をワクワクさせられるような記事を書いていきます!!