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関数とヘルプコマンド【Python入門②】

help()関数 - 関数が行うことの説明

組み込みのヘルプシステムを呼び出すための関数です。

help(print)

上記のコードを実行すると、print関数のドキュメンテーションが表示され、詳細な説明や使い方を読むことができます。

関数の定義

関数の定義はdefで始めます。

# 例
def least_difference(a, b, c):
    diff1 = abs(a - b)
    diff2 = abs(b - c)
    diff3 = abs(a - c)
    return min(diff1, diff2, diff3)

docstring - ドキュメントを書く

三重引用符"""xxx"""で囲んだ文字列は、ファイルや関数のドキュメントになります。help()で呼び出すと、docstringが表示されます。

def least_difference(a, b, c):
    """Return the smallest difference between any two numbers
    among a, b and c.
    
    >>> least_difference(1, 5, -5)
    4
    """
    diff1 = abs(a - b)
    diff2 = abs(b - c)
    diff3 = abs(a - c)
    return min(diff1, diff2, diff3)
print(
    least_difference(1, 10, 100)
)

returnを消してprintすると、Noneと表示されます。Noneは、nullの概念に似ています。

デフォルトの引数

例えば、print関数のsepパラメータは、出力する項目の間の文字を指定できます。デフォルトでは、半角スペースになっています。

print("Hello", "World", sep="-") 
# 出力:Hello-World

関数内関数 - ネストされた関数

ある関数の内部に定義された別の関数のことを指します。関数内関数は、それを含む親関数からのみアクセス可能です。

def outer_function():
    def inner_function():
        print("Hello from the inner function!")
    inner_function()  # 関数内関数
    print("Hello from the outer function!")
    
outer_function()
# アウトプット:
# Hello from the inner function!
# Hello from the outer function!

高階関数 - 関数を引数としてとる関数

他の関数を引数として取ったり、戻り値として関数を返したりする関数のことを指します。

def apply_function(func, x):
    return func(x)  # 高階関数

def square(x): 
    return x**2

print(apply_function(square, 5))  # アウトプット: 25

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