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Tableau Tips #1 会計年度の設定

いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。
初回投稿は、「Tableauってなに?」ということについて語りました。詳しくは引用記事をご覧ください。

さて、2回目の今回は、Tableauで実際にVizを作成する際のTipsを紹介したいと思います。
今回紹介するTipsは、Tableauで会計年度を設定する方法とその際の注意点についてです。

Tableauの既定の開始月

サンプルスーパーストア(Tableauをインストールするとついてくる、サンプルデータソース。販売店の売上情報が格納されている。)に接続し、オーダー日等のデータを配置していただくとわかると思いますが、Tableauの初期設定では開始月が1月に設定されています。

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↑の通り、1月からスタートしている。

このままでももちろん良いのですが、一般的に日本の企業は、4月から会計年度がスタートしますよね?
なので、よくある要望として、「開始月を4月からに変更してくれ」といったお声をいただきます。

開始月の変更方法

それでは、早速開始月を変更してみましょう。方法は簡単です。

該当する日付項目を選択し、「既定のプロパティ」>「会計年度の開始」から、任意の月に変更できます。ここでは、4月に設定します。

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すると、ご覧の通り、開始月が4月からに変更されました。

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注意!年を跨ぐ会計年度の設定について

ここで注意しないといけないのが、年度の考え方です。初期設定での日付項目の年度単位は、会計年度の末月の年度が表示されます。そのため、年をまたいでデータを表示させると、正確な年度表示が反映されません。

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これを解消するためには、12か月前の日付を掲載する計算フィールドを新たに作成し、元の日付項目として使用することで、正常な値を表示することができます。

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計算式:DATEADD("month",-12,[日付項目])
※DATEADD関数・・・その日付項目に、日数(本計算では月数)を足してくれる関数です。今回は-12を足すことで、12か月前の日付を計算で出しています。
※「DATEADD(‘year’, -1, [日付項目])」を使用すると、うるう年の2月29日が3月1日に換算されるため、推奨しません。

これにより、日付項目を正常な値で出すことができます。
頭の片隅に入れておいていただけると幸甚です。

それでは、次回投稿をお楽しみに。










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