furufuru

良きプロダクトを開発したい

furufuru

良きプロダクトを開発したい

マガジン

最近の記事

検索・発見体験とは

この記事は「検索・発見プロダクト 全部俺 Advent Calendar 2023」の2日目の記事です。 前回の記事ではこのアドカレのモチベなどを語りました。平たくいうと、様々な役割の経験から改めて検索・発見に関するプロダクトのあれこれを振り返ったり考えてみたいということでした。 2日目はそもそも検索・発見体験とは何かを考えてみたいと思います。 検索・発見体験1日目の記事で検索やら推薦やらという言葉を使いましたが、これらは実は「技術」を指す言葉として使っていました。私が

    • 英語学習をもっと手軽にするAIによる英文添削アプリを作りました

      こんにちは。furufuru (@rilmayer_jp) です。 「らいとめいと」というAIによる英文添削学習ノートアプリを作りました。 実際の挙動はリンク先で試していただければと思いますが、簡単に機能や利用方法を紹介します。 利用方法添削したい英文を入力して、添削ボタンを押すだけです。 しばらく待つと添削結果が返ってきます。 添削結果は、添削した全体の英文、全体へのコメント、そして詳細です。上記の例では、文法ミスに気をつけてねという全体のコメントに続き、prefe

      • いちPMの振り返りから考えるソフトウェアエンジニアからプロダクトマネージャーの目指し方 PM転向編

        こんにちはfurufuru(@rilmayer_jp)です。 このシリーズ記事では現在ソフトウェアエンジニアをやっている、もしくはソフトウェアエンジニアをしていた方が、もしプロダクトマネージャーを目指したいとなった時にどのようなスキルやマインドを身につけると良いかというのをお話しします。 最近、ソフトウェアエンジニアの方から「プロダクトマネージャーに興味がある」、「プロダクトマネージャーを目指したい」といった相談を受けることが増えてきました。そこで、そうした方に向けて私の体

        • 価値を生み出すソフトウェアエンジニアの秘密 ~改善を積み上げて維持できるか~

          こんにちは。EC系サービスの会社でプロダクトマネージャーをしている @rilmayer_jp です。 最近、ビジネス価値を生み出しているソフトウェアエンジニアについて考えています。 今回はそうしたエンジニアの特徴を整理してみようと思います。 注意点:主にWebサービス等を作るエンジニアの話です 今回はSNS、EC、検索サービスなどのアプリケーションを作って提供しているソフトウェアエンジニアについての話がメインです。 ソフトウェアの生み出すビジネス価値と時間軸ソフトウェア

        検索・発見体験とは

        • 英語学習をもっと手軽にするAIによる英文添削アプリを作りました

        • いちPMの振り返りから考えるソフトウェアエンジニアからプロダクトマネージャーの目指し方 PM転向編

        • 価値を生み出すソフトウェアエンジニアの秘密 ~改善を積み上げて維持できるか~

        マガジン

        • 気になりごと
          2本

        記事

          長期的キャリアのための知識・スキル習得と「興味スイッチ」の活用

          この記事の内容こんにちは。 今日は長期的キャリアを良い感じにしていくことと、それに向けて自分の興味スイッチをどう活用するか、つまり自身のキャリア構築に向けて戦略的に必要な知識やスキルをどのように身につけていくかについての考えをまとめてみたいと思います。 興味スイッチ:興味のある情報は勝手に入ってくる自分が現在興味を持っていることについて、いつの間にか情報が入ってきている現象があります。自分はこれを「興味スイッチが入る」と表現するのですが、人によっては「アンテナが立った」だと

          長期的キャリアのための知識・スキル習得と「興味スイッチ」の活用

          組織論とアジャイル開発

          こんにちは。IT企業でスクラムマスターをしているrilmayerです。 この記事はアジャイル開発アドベントカレンダーの24日目の記事です。 ここ最近、株式会社Liboraというスタートアップで、チーム開発を推進するcapdogというプロダクト開発をお手伝いしています。 このプロダクトではチーム開発に関わる様々な知識を活用しており、今回はそうしたチーム開発に関する内容の組織論とアジャイル開発をテーマに記事を書こうと思います。 この記事ではチーム(=組織)についてあれこれ考

          組織論とアジャイル開発

          プロダクトオーナーと開発チームのギャップを埋める(Scrum Masters Night!の参加記録メモ)

          はじめにこんにちは。 IT企業でスクラムマスターをしている@rilmayerです。 今回、Scrum Masters Night!に初参加したので、そこでの学びなどをシェアしたいと思い記事を書きました。 (当日はfurufuruと名乗っていたものです。) Scrum Masters Night! Scrum Masters Night!はいくつかの法人から集まった有志の方によって運営されているイベントで、オープンスペーステクノロジー(OST)と言う会議運営手法を用いている

          プロダクトオーナーと開発チームのギャップを埋める(Scrum Masters Night!の参加記録メモ)

          英会話コロナウィルス関係の頻出表現

          先日、英会話でコロナ関係の表現を教わったので自分の勉強のためにメモがてら例文と共に紹介します。実際に自分は会社の同僚などと話題に上がることも多く、非常に実用的だと思いました。 この記事はコロナウィルスそのものではなく、良く出てくる表現についての説明なので例文等の正しさについては判断等お気をつけください。 コロナウィルスは武漢から広まったと言われているIt is said that Coronavirus was spread from Wuhan. Wuhan … 武漢

          英会話コロナウィルス関係の頻出表現

          自分にとって大切なスタンスの意識と見直し

          自分は日々を過ごす中で大切にしたい価値観を言語化して見直すようにしています。(スキルについても同様ですが、それはまたの機会に・・・) そうした価値観について、世の中では「マインドセット」や「バリュー」、「スタンス」などと言う言葉で語られたりします。 似通った言葉が多くありますが、この記事ではスタンスと言う言葉を用いて、その意味について「何らかの達成したい事項・目標がある際にそれに対する向き合い方・行動の取り方の指針」というニュアンスで利用します。 以前、以下の記事でスタン

          自分にとって大切なスタンスの意識と見直し

          私と検索と推薦と

          このノートはアドベントカレンダー「Search&Discovery 全部俺」25日目の記事となります。 (ガチ)ポエムです。 「私と検索と推薦と」私が両手を広げても、 大量のアイテムをちっとも扱えないが、 扱える検索は私のやうに、 曖昧なクエリは使えない。 私が頭を使っても、 協調フィルタリングはできないけど、 あの推薦は私のやうに、 アナログデータを(そのまま)使えないよ。 検索と、推薦と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。 レファレンス

          私と検索と推薦と

          Search&Discoveryとは結局何か

          こんにちは。 IT企業でデータ活用プロダクトの開発に従事しているrilmayerです。 この記事はアドベントカレンダー「Search&Discovery 全部俺」24日目の記事となります。 アドベントカレンダーで見てきた内容を踏まえて、Search&Discoveryについて自分なりの考えをまとめて見ようと思います。 このノートでは、Search&Dsicoveryという概念について「だいたいこういうものね!」という輪郭を与えて、色んな人に叩いてもらったり議論してもらったり

          Search&Discoveryとは結局何か

          検索システムの改善 その2 課題特定から解決編

          こんにちはrilmayerです。 この記事はアドベントカレンダー「Search&Discovery 全部俺」22日目の記事となります。(遅刻 今日は前回に引き続きSearch&Discoveryシステムの改善を実際の業務でどのように進めていくかということについてお話します。 前回は現状理解編として以下の内容を確認しました。 1. アプリケーションの検索導線を洗い出す 2. 可能な限りのオンライン評価指標作成/計算 3. 求めた指標をあらゆるディメンションで切り刻む 4.

          検索システムの改善 その2 課題特定から解決編

          検索システムの改善 その1 現状把握編

          こんにちはrilmayerです。 この記事はアドベントカレンダー「Search&Discovery 全部俺」21日目の記事となります。(遅刻 今日はSearch&Discoveryシステムの改善を実際の業務でどのように進めていくかということについてお話します。 今回は自分が検索サービス改善に用いている「改善の型」のような物を紹介します。ただしここでは一般的な検索サービスを想定して、最低限のログデータが取れているものとします。さらに、オフラインの評価による改善はスコープ外とし

          検索システムの改善 その1 現状把握編

          KPIだけのプロダクト品質評価はやめよう

          こんにちは。@rilmayerです。 最近は仕事の中で「施策評価のための指標の整備や運用」、「データに関わるシステム設計の相談」、「データのビジネス活用提案」などの仕事に関わっていました。 さて、そんな中、誤ったKPIマネジメントによってプロダクトがうまく評価できていないことがあるのではないかということが気になっており、それについてまとめてみようと思いこの記事を書きました。 この記事では主にWebサービスやソフトウェア、スマホアプリといったプロダクト(この記事ではまとめて

          KPIだけのプロダクト品質評価はやめよう

          Search&Discoveryシステムの評価入門

          こんにちはrilmayerです。 この記事はアドベントカレンダー「Search&Discovery 全部俺」8日目の記事となります。 今日はSearch&Discoveryシステムの評価について、その全体像を説明してみようと思います。まずはじめに、ここで言う「評価とは何か」と言う話をした後に、システム全体の評価方法についてその全体像を示します。 そして最後に、実際の評価を進めるに当たって理想的な手順の例を説明しようと思います。 ”良い”Search&Discoveryシス

          Search&Discoveryシステムの評価入門

          Search&Discoveryなデータセット

          こんにちは、IT企業でデータ活用プロダクトの開発に従事しているrilmayerです。この記事はアドベントカレンダー「Search&Discovery 全部俺」7日目の記事となります。 さて今回はSearch&Discoveryなデータセットについての記事です。 ここで言うデータセットは文字通り何らかのデータをセットにしたもののことで、目的は主に「何らかの手法を試す際に検証を行う」こと、「データを活用して既存のSearch&Discoveryシステムを改善する」ことの2つに分

          Search&Discoveryなデータセット