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「変化」が嫌いだった私が過去を迎えに行った話

先日noteにしたためた「初期設定を手放す」ということをしてからというものの、自分の中で怒涛の伏線回収と気づきが起こっています。

なにより謎のナチュラルハイ万能感がすごくて毎日とても快適に過ごしており、焼いたクロワッサンをトースターから取り出す時に「あちっ」となったことすら愛おしくてたまらないという、とにかくいい意味でどうしたんだ私めっちゃ幸せなんですけどうふふっ状態です。

今回は過去ずっと抱えていた現象について、やっと迎えに行けた感情と謎解きが出来たのでその備忘録です。今回も長いです。(先に宣言)

「変わったね」「成長したね」って言われるの大嫌い問題

唐突ですが、「変わったね」とか「成長したね」と人様(お友達や家族、上司や先輩など)から言われるのって嬉しいですか?嬉しくないですか?
私はめっっっっっちゃ苦手なんですよ(◉ω◉)

そもそも私、物心ついた頃から母に「早く大人になりなさいよ!」とか「変な子…!他所の子はこんなんじゃないのに」と罵られていたので「私は変な子だから普通になることを期待されている」「でも母(姉)の言う<普通>に変化するのはなんだか彼女たちにとって都合の良い変化に迎合するようで癪に障る」みたいな、なんとも歪んだ観念を持っていたのです。これもまた「生まれた時から欠陥品」ラベルを癒着させていた所以でしょう。

なので相手が先生や上司などの目上の人だろうと友達だろうと、「なんか変わったね」とか「成長したね」と言われると、「え、今までの私だって(欠陥品なりに)十分頑張って生きて、その時々の私で精一杯<ベストな状態>だったんですけど!」と、これまでの私を全否定されたような気持ちになっていたのです。
わかりやすく(?)例えると「こちとら結果的にライチュウに進化しただけでピカチュウ時代だって精一杯生きとったんや、ピカチュウ時代そんなに悪かったって言いたいんか!10万ボルトかましたろか!みたいな感じです。
※ライチュウはこんなキレ方しませんすみません

別に相手は良かれと思って悪意はなかったのかもしれませんが、子供の頃から好みじゃない変化を望まれていた(という非言語をびしばし受け取っていた)私にとって「変わったね、成長したね=今までの私がダメだったから改善されたね」という意味でしか受け取れなかったのです。

(↑の記事を見て「ああああこれだよこれーーーーー!」となったのですが、
本当はりんごなのに「気に食わない!みかんになれ!」と母から強要されてるような感覚でした。)


目まぐるしく変化する状況も耐え難かった

その上、子供の頃から状況の変化が激しく、ついていくのにやっとでした。
近所の幼馴染達から仲間外れや悪口などのいじめを受け、学校でも終わりの会で晒し上げの常連になり、友だちと思った子たちから集団で罵倒されたり悪口を言われたり。家庭環境では両親の仲も悪化、姉は心身を病んで入院というイベント目白押し。
いじめは年々エスカレートし、中学の頃には名前も知らない別のクラスの子から通りすがりに「○ね!」と罵倒されたり、バイキンごっこもされたし、学校の窓の木枠に彫刻刀で「□□○ね」と彫られたり(多分今でも残ってると思われるw)、学校でも家でもモノを盗まれたり、先輩に呼び出しされては見た目に文句つけられたり、先生にも「目をつけられるお前に問題がある」的な対応されたりと、いやーーーーほんとすごかった\(^o^)/

まだまだ書ききれないくらい山程ありますが、本題ではないので割愛。
ラッキーだったのは身体的・性的な暴力には遭遇しなかったことだなぁと、昨今の報道を見ていて思います。

(字に起こすと「あれ、やっぱり目をつけられる私にも非があったのかもしれない」とざわっとする自分がまだいるのですが、よしんば非があったとしていじめ行使の理由にはならないと思い直すようにしています、ひい)

いじめそのものは中学時代がピークでしたが、高校生時代もこじらせまくった思考と感覚で人とのコミュニケーションや距離の取り方が分からず、「変わったね」「成長したね」と言われることへの抵抗感が増す一方でした。
家でも外でも長年臨戦態勢で精一杯生きてるのに「成長したね」って、やっぱりこれまでの自分をバカにされてるとしか(当時の私には)思えなかったのです。


「変わらない絶対的な関係」がほしかった10代後半〜

そんな私にも高校入学してからすぐに春がやってきます。
人生で初めて彼氏ができたのです。
そして2日で「本当は他に好きな人いるから」とフラれます。笑
それからというものの、付き合ってはもって2ヶ月、どれだけ頑張っても8ヶ月程度、出会いもキッカケも沢山あって彼氏ができるまでは順調なのに直ぐにフラれるという現象に8年近く悩まされることになります。
(この恋愛上手く行かない問題から、高2の冬に潜在意識というものを偶然知って探求に入ることになるのでした。)

フラれる理由はだいたいいつも
・他に好きな人ができた
・なんか違うと思って
・もういいかなーって思った
・音信不通/突然嫌われる
だったのですが、そもそも2ヶ月って巷で言う「3ヶ月でマンネリ説」よりずいぶん早いし、しかも毎回フラれる2週間前に疑わしいことも何も起こっていないのに謎の不安感(というより恐怖感)で心臓がバクバクして眠れなくなるという身体症状に悩まされるという事象が起きていました(今思えば子供の頃から常時臨戦態勢だったので、細胞が先に悪いヴィジョンをキャッチしに行ってたと思われる)。

この短期間でお別れが来るという現象を繰り返せば繰り返すほど、私はますます「世界で1人だけでもいいから愛されたい」「私のことをずっと好きでいてくれる人がほしい」と思うようになり、余計に「変化する」ということに抵抗を覚え、代わりに「変わらない絶対的な関係」というものが欲しいと願うようになったのです。


「変化が嫌い」どころではなかった

それからずいぶんいろんな事を経て、今ここの私がいて。
少し遠くの記憶になりつつある幼少期〜20代中盤までの「なんかすぐフラれる問題」については「そりゃあ「欠陥品ラベル」つけて自己否定してたから、そうなるわよねぇ」くらいにしか思っていませんでした。実際そうだったと思います。他にも要因はあったと思いますが、根本のスタートはこのラベルだったのかなと。

そんなある先日、時々拝聴しているまさるさんのキャスにて、こんな言葉が耳に入ってきました。※一字一句同じではなくあくまで記憶してる情報です

情報を動かし続ける人じゃないと長続きしないよね。
例えば付き合って5年の相手がいたとして、「彼氏彼女」っていう定義は変わってなくても、沢山の経験をしているはず。喧嘩したり仲直りしたり、ほかにも色んな経験をして、関係はもっと良くなっていく。
マンネリは情報が動いていないということ。だからつまらなくなる。
情報(見えないところ)に変化があったから、目に見えるところにも変化がある。要は変化を受け入れ続ける姿勢が大事だよね。

by 先日のまさるさん

うん、私、変化めっちゃ嫌いだったわ\(^o^)/
なんなら付き合ったその先の変化どころか「変わらない絶対的な関係」というのを求めてたから、そりゃあ続かないよね(◉ω◉)
と、周囲から見れば丸わかりでも、当の本人がすっかり忘れかけていた過去の悩みがあっさり謎解きされて、目からウロコが落ちるような感覚でした。

しばらくその事について過去の記憶や感覚を巡らせていたのですが、「変化が嫌いだった」という身に覚えの在る感覚に意識を合わせた時に、「嫌いどころかめちゃくちゃ怖かった」という想いが溢れて来ました。

あの、本当になんとなくでしか表現できないのですが、「嫌い」って実は二次感情的なものなのかなぁと個人的に思っていて。
必ず「嫌い」の更に下に、より明確な「理由」とか「感覚」が潜んでいる気がするのです。「嫌い」は「怒り」と構造的に似ているかもしれません。

今回の私の場合で行くと、「変化が嫌いだった」と当時から思っていたし、現在の私もそう記憶していました。
けれど、当時の私の本当に感じていたことは「変化が嫌い」なんじゃなくて「変化することが怖くて怖くて仕方なかった」のです。

※先日配信された脳トレカレッジのタイムラグについての解説で、「人は恒常性維持機能(ホメオスタシス)があるため、変化が立て続けに起こると生命の危機を感じる」というものがありました。生命の危機…!

子供の頃から「早く大人になりなさいよ!(なんでりんごなのよ!ミカンになれよ!)」と罵倒され、毎年毎月何かしら負のイベントが起こり、学年が上がってもいじめには遭遇するし、いじめの内容もエスカレートしていくし、望んでいないことが次から次へと学校でも家庭でもどんどこ爆弾投下が止むこと無く続き、その上心の拠り所にしたかった彼氏にはすぐにフラれる始末。
私にとっては変化=自分を脅かすものだったのです。

ここに気づいてようやく、「変化が怖い、お願いだから止まって欲しい、これ以上何かが起こる(現実が変化する)のは耐えられない」という子供〜思春期にかけての本心に気がついて、それについて泣くことができたのです。



変化を受け入れるということ

全ては粒であり波であり、絶え間なく変化しています。
それに対して悪いと取るのも良いと取るのも自分次第なのですが、
単なる「起こった出来事」の扱い方だけではなく「これからどうしたいか」も自分で自在に決めていくことができます。

子供の頃〜20代半ばの私の身に起きた「変化」は、負のスパイラルでした。
でもそれだけ目まぐるしく状況変化をさせるだけのエネルギーが私にはあって、そしてあれからずいぶんと進化した私なら、きっともっと上手くエネルギーを「良い変化」にするような扱い方ができるでしょう。

これからどんな変化を創り、どんな変化を許し、どんな変化を受け入れていくのか。
ひたすら展開する現象に耐えるしかなかった私も、そうやって自分の人生を一から創っていけるように変化/進化したことを、受け入れたいと思います。



私の頭の中のアウトプットにここまで付き合ってくれた方、ありがとうございました。
どうか素敵な変化があなたにも起こりますように。
なんかわからんけど、ぜったいだいじょうぶなはず٩( 'ω' )و


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